週刊「印刷雑誌」

10巻 9号 2019年3月11日
Japan Printer weekly vol.10, no.9

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷を楽しむ

帆風,Tシャツ&バッグ&年賀状のデザインコンテスト

帆風は3月5日,Tシャツとトートバッグ,年賀状のデザインコンテストを開くと発表した。各コンテストのテーマはTシャツが「CHANGE」,トートバッグが「Let’s go out!~出かけたくなるデザイン~」,年賀状が「子(ねずみ)」。それぞれ入賞者にはクオカードなどが贈られる。応募締切りは5月30日,結果は7月中旬に帆風ホームページで発表される。

ヤマゼンコミュニケイションズ,背景写真を変えられる卓上カレンダー

ヤマゼンコミュニケイションズは3月1日,気分で背景写真を変えられる4月始まりのオリジナル卓上カレンダー「Sheer Calendar」を発売した。12カ月分のカレンダーが印字された透明フィルムを重ね合わせることで,自由に背景写真を変えられる仕組みになっている。

■プロの世界

ミマキエンジニアリングとOKI,大判プリンターで販売提携

ミマキエンジニアリングと沖データは3月5日,後者の大判インクジェットプリンターを4月1日から日本で販売を始めると発表した。提携対象商品は,高速や高濃度での出力を謳う「ColorPainter H3-104s」「ColorPainter M-64s」と,同機種に対応したインクなど消耗品および,沖がこれまでに販売した大判インクジェットプリンター用インクなど消耗品。

ローランド ディー.ジー.,大判インクジェットプリンター発表

ローランド ディー.ジー.は3月5日,大判インクジェットプリンター「TrueVISシリーズ」の新製品として,VG2-640(最大用紙幅1625mm)およびVG2-540(同1371mm)の2機種と新開発のインクを発売した。またこれらの製品が,加工から施工, 撤去まで一連の製品サイクルにおける製品機能を保証する,エイブリィ・デニソン社のICSパフォーマンス保証と,3M MCS保証プログラムに対応した。268万円(VG2-640),248万円(VG2-540),インク各色1万2000円。

ローランド ディー.ジー.,特殊インクを搭載したインクジェットプリンター

ローランド ディー.ジー.は3月5日,卓上型のUVインクジェットプリンター「VersaUV LEF2-200」を発売した。プラスチックや塩ビ,革,木材,布など,さまざまな材料に直接印刷できる。透明インクを使った光沢感のある表現や,立体的な特殊印刷も行える。298万円,インク各色9800円。

エックスライト,カラーバー測定装置発表

エックスライトは2月,カラーバー測定装置「eXact Auto Scan」の販売を始めた。業界標準の高精度分光濃度・測色計のeXactをスキャンヘッドとして,システム化されたオフセット印刷用カラーバー測定のための自動スキャニング測定システム。印刷機のインキツボ管理や印刷品質保証に必要な濃度,ドットゲイン,トラップ,色彩値などを効率よく測定・レポートする。

キヤノンマーケティングジャパン,デジタルカメラ開発支援パッケージを提供

キヤノンマーケティングジャパンは3月7日,キヤノン製デジタル一眼レフカメラ,ミラーレスカメラ,一部のコンパクトデジタルカメラを遠隔操作できるソフトウェア・デベロップメント・キット(SDK)と,アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)の提供を開始した。無償で提供されるがサポートはない。

SCREENホールディングス,健康経営優良法人2019認定

SCREENホールディングスは3月1日,経済産業省と日本健康会議が共同で実施する健康経営優良法人認定制度において,優良な健康経営を実践している企業として「健康経営優良法人〜ホワイト500〜」に2年連続で認定されたと発表した。「環境保全」「健康管理」「労働安全」に「事業継続」を加えた「SCREENグループ環境・安全・健康活動方針」を策定し,職場の安全・衛生や労働災害の防止に関する法令の順守,従業員の安全確保,疾病の予防に努めたことなどが評価された。

日本印刷技術協会,印刷営業20日間集中ゼミ開講

日本印刷技術協会は,5月13日〜6月7日まで第47期「印刷営業20日間集中ゼミ」を,東京・中野の同協会セミナールームで開講する。今回は内容を大幅リニューアルし,即戦力としてクライアントの要望に柔軟に対応できる印刷営業担当者の育成を図る。定員は8人。参加費は75万6000円(一般),58万3200円(会員)。

ミマキエンジニアリング,八王子に営業所開設

ミマキエンジニアリングは西東京営業所を開設し,3月5日より業務を始めた。〒192-0906東京都八王子市北野町593-6,電話042-649-3877。

共同印刷,サービス会社設立

共同印刷は2月1日に新会社「TOMOWEL Promotion(株)」を設立し,3月1日に事業を始めたと発表した。事業内容は会員プラットフォームビジネス,会員向けイベント・サービス・物販,会員プラットフォームに関わる各種受注事業への対応など。

メディアドゥホールディングス,新体制確立

メディアドゥホールディングスは3月1日,メディアドゥと出版デジタル機構が合併し,新会社の名称をメディアドゥに。また同日をもってメディアドゥホールディングス,100%子会社として出版デジタル機構を設立したと発表した。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

4月19日まで,第一生命ギャラリーでCONNECT VOCA!展

東京・有楽町の第一生命ギャラリーで4月19日まで,CONNECT VOCA!展が開かれている。同展はVOCA作家,上野の森美術館,大原美術館(岡山県)との“CONNECT”,協力により実現した。開催期間中,同ビル1Fロビーには,VOCA受賞作品17点が展示される。

https://www.dai-ichi-life.co.jp/dsr/society/contribution/pdf/gallery_001.pdf

5月22日まで,「ペーパーカードデザインコンペ」作品募集

福永紙工は,テーマにそった平面の紙を立体化するペーパーカードのデザインを提案する「ペーパーカードデザインコンペ2020」を行う。5月22日まで作品を受け付けている。テーマは「ことばをこえる」。結果発表は7月17日。

https://www.fukunaga-print.co.jp/compe/2020/

 

6月9日まで,福島県でヘイセイ・グラフィックス展

福島県須賀川市のCCGA現代グラフィックアートセンターは6月9日まで,同センターが所蔵するポスターの中から平成に入って制作された作品を展示する「ヘイセイ・グラフィックス展」を開いている。激動の30年間の中で,グラフィックデザインがどのようにその変化に寄り添い,また視覚コミュニケーションの力がどのように時代に影響を与えたのかを検証する。入館料300円(一般),200円(学生)。

http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=3&seq=00000736

3月14〜30日,上野の森美術館でVOCA展2019

「現代美術の展望─新しい平面の作家たち」をテーマに,東京・上野の森美術館で3月14〜30日,VOCA展2019が開かれる。同展は実行委員会が全国の美術館学芸員,ジャーナリスト,研究者などに40歳以下の若手作家の推薦を依頼。全国各地から未知の優れた才能を紹介する。入館料は600円(一般),500円(大学生)など。

http://www.ueno-mori.org/exhibitions/main/voca/2019/

3月15日~30日,「紙と,インクジェットと,三人のマニアたち。」展

東京・新川のペーパーボイス東京で3月15日~30日,紙とインクジェット印刷で新しいものづくりに挑戦する3人のアーティストが展覧会を開く。印刷時の端材を子どもたちが紙に親しめるおもちゃ「あまりっこ動物」に生まれ変わらせた小柳祐介。印刷機器と紙の間に無関係な物を置くことで,その予定調和を壊すことに挑戦した田中せり。紙の質感と立体的なインクの質感の組み合わせによって,紙と印刷マニアの心をくすぐる「新しい触覚体験」を生み出した八木彩。三者三様の作品が揃う。入場無料。

https://www.shoei-site.com/news/1286/

3月19日,印刷技術懇談会が校正に関する勉強会

印刷技術懇談会は3月19日,東京・虎ノ門のThe Gallery Tooで校正に関する勉強会を開く。PDF校正ソフトや新旧対照表を自動生成可能なソフト,ドキュメント差分検出ソフトなどが展示される。参加料は1000円。

http://info.morisawa.co.jp/g30y0Mp01302IC0gW000Gi0

3月20日,Tooがこれからのワークフローを実現するセミナー

Tooは3月20日,「これからのワークフローを実現するクリエイター向けツールと管理者向けITツール」と題したセミナーを,東京・虎ノ門の本社で開く。クリエイティブの制作・進行管理に強いプロジェクト進行管理ツール「AdFlow」と,情報セキュリティとIT資産管理,運用支援を実現する「MaLionCloud」を取り上げ,それぞれの特徴や効果を活用事例を交えて紹介する。定員50人(事前予約制),受講料無料。

https://www.too.com/event/y2019/workflow03/

3月22日,日本印刷技術協会がメディアとコンテンツのセミナー

日本印刷技術協会は3月22日,東京・杉並の同社セミナールームで「メディアとコンテンツの最新動向2019」と題したセミナーを開く。「2018日本の広告費」「デジタルコンテンツ白書2018」「第36回 通信販売企業実態調査報告書」などの資料をもとに,印刷・メディア産業を取り巻く諸状況を各方面から考察する。参加費は15,120円(一般),10,800円(会員)。

https://www.jagat.or.jp/archives/56856

3月26日,日本印刷産業連合会が「デジタル印刷の現状と展望」のセミナー

日本印刷産業連合会は3月26日,東京・新富の日本印刷会館で「デジタル印刷の現状と展望」に関するセミナーを開く。デジタル印刷に特化した展示会である「Hunkeler Innovationdays 2019」の視察報告と,印刷の価値についてのパネルディスカッションも行われる。定員120人,参加費3000円。

https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4259

3月26日,帆風がIllustratorのセミナー

帆風は3月26日,東京・千代田区のベルサール神保町で「Illustrator,直しに強いデータ作成術」をテーマにセミナーを行う。ザッツの森裕司氏が「直し」にかかる時間を短縮できるillustratorデータ作成のポイントを解説する。参加無料。要申込,定員150人。
https://www.vanfu.co.jp/vf/seminar/204th

4月13日~7月15日,印刷博物館でグラフィックの可能性を探るポスター展

凸版印刷は4月13日~7月15日,グラフィックの可能性を印刷で探るポスター展「グラフィックトライアル2019-Exciting-」を東京・水道の印刷博物館P&Pギャラリーで開く。「エキサイティング」をテーマに印刷グラフィック表現の可能性を探る。入場無料。

https://www.toppan.co.jp/biz/gainfo/graphictrial/2019/

7月9〜10日,シール・ラベル専門の総合展示会

シール・ラベル専門の総合展示会「ラベルフォーラムジャパン」が東京・水道橋の東京ドームシティで7月9〜10日に開かれる。機能性・意匠性・独自性があるラベル印刷のトレンドが学べる。主催はラベル新聞社。

http://www.labelforum.jp

6月14日,日本印刷学会が新聞印刷技術講座

日本印刷学会は6月14日,東京・新富の日本印刷会館で2000年からの技術の変遷と最新動向の理解を深める,「2019年新聞印刷技術講座」を開く。定員は80人。参加費は15,000円(一般),10,000円(会員・賛助会員・協賛会員)

http://www.jspst.org/event/190614.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年3月号【特集:フレキソの未来像】

欧米では多く行われているフレキソ印刷ですが,中国でも環境問題の観点から増えると見込まれています。技術,品質面からまだこれからという見方があると同時に,200 線のフレキソ版をレーザー彫刻する装置も試作されています。実はグラビア,フレキソともその分析,解析がまだきちんとなされていません。今の日本では分析や解析は学会や協会では難しいものがあると想像します。大手の印刷会社やメーカーの研究部門に頼るしかないでしょうか。大手企業の研究・開発の皆さま,いかがでしょうか。(中村幹:本誌編集長)

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