週刊「印刷雑誌」

10巻 6号 2019年2月18日
Japan Printer weekly vol.10, no.6

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷教育の充実

水上印刷,「働きがいのある会社」でベストカンパニー

水上印刷は2月8日,日本における「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニーに選ばれた。国際調査機関のGreat Place to Workが世界約60ヵ国で従業員意識調査を行った結果をもとに毎年ランキングを発表している。働きがいに対しての多彩な取り組みと,従業員からのアンケートの結果が評価され受賞となった。

日本プリンティングアカデミー,新入社員研修

日本プリンティングアカデミー(曺于鉉校長代理)は4月3〜26日までの18日間,デジタル印刷機・オフセット印刷機などの実機を備えた環境で学べる、新入社員研修を開く。企画デザイン,撮影,デジタル印刷,オフセット印刷,後工程までを体系的に学べる。最短3日間コースから,30万円。

■プロの世界

共同印刷,流通情報システムの総合展に出展

共同印刷は,3月5〜8日に東京ビッグサイトで開催される流通情報システムの総合展「リテールテックJAPAN 2019」に出展する。自動認識技術,店頭販促,決済ソリューションの3分野を支援するさまざまなソリューションを提案。複数一括読み取り機能を持つオリジナル二次元コードや,セルフオーダー・セルフ決済を可能にするアプリケーション,法人向けプリペードカードなど実演デモを交えて紹介する。

東洋インキ,エコマークアワード2018で優秀賞

東洋インキと東洋インキグループは2018年12月,日本環境協会が主催する「エコマークアワード2018」において優秀賞を受賞した。同社はオフセットインキや新聞インキ,グラビアインキ,フレキソインキなど33の製品群でエコマークを取得。ウェブサイト「TOYO INK 1050+」を通じて環境調和型製品を紹介するとともに,製品の持続可能性への貢献やSDGs(持続可能な開発目標)などについてわかりやすく情報発信してきたことが評価された。

キヤノン,国際的なデザイン賞を25年連続受賞

キヤノンとキヤノングループの製品デザイン9件は2月13日,大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF PRO-6000」やカット紙モノクロプロダクションプリンター「Océ VarioPrint 6000 TITAN シリーズ」などが,ドイツのiFインターナショナルフォーラムデザインが主催する「iFデザインアワード2019」を受賞したと発表した。グループとしての受賞は25年連続。

エプソン,大判プリンター2種がドイツのデザイン賞を受賞

セイコーエプソンは2月8日,大判プリンター「SC-T5150」と「SC-T5450」が,ドイツのデザイン賞「iFデザインアワード2019」を受賞したと発表した。両プリンターはオフィス,建築事務所,文教,小売店舗,官公庁などの図面出力や,小売店舗でのPOP出力に対応している。

EIZO,カラーマネージメントモニター

EIZOは3月19日,クリエイティブワーク向けカラーマネージメント可能なモニター「CS2410」を発売する。デジタル写真やイラスト制作を行う利用者向けで,sRGB色域相当の24.1型モデル。49,800円。

EIZO,セキュリティ市場向けに19型液晶モニター

EIZOは4月1日,セキュリティ市場向けに19型液晶モニター「DuraVision FDS1903-A」を発売する。コンポジット端子を搭載した19型1280×1024解像度の液晶モニターの後継機種で,セキュリティ用ハードディスクレコーダーやPCとのデジタル接続用にHDMI端子を1系統追加搭載した。

富士ゼロックス,A3モノクロプリンター3機種

富士ゼロックスは2月28日,クラス最小サイズでデスクサイドや窓口業務の生産性を支える「ドキュプリント 3200d」と「3500d」に加え,高速・高耐久で基幹業務向け「4400d」のA3モノクロプリンター3機種を発売する。販売価格は12万8000円(3200d),15万8000円(3500d),21万8000円(4400d)。

■キャンペーン

エプソン,カラリオ春のキャッシュバックキャンペーン実施

エプソンは5月7日まで,カラリオ春のキャッシュバックキャンペーンを行っている。期間内にカラリオ「EP-881AW/AB/AR/AN」とインクパックのセット,「EP-811AW/AB」とインクパックのセットを購入すると最大3000円分を Visaギフトカードでキャッシュバックする。

ブラザー,プリンターと複合機9製品を対象にキャッシュバック

ブラザーは4月30日まで,プリンターと複合機9製品を対象にしたキャッシュバックキャンペーン「ビジネスお得フェア」を行っている。期間内に「MFC-J6983CDW」などの対象商品を購入すると,最大5000円がキャッシュバックされる。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

5月10日まで,造本装幀コンクール作品募集

日本印刷産業連合会は5月10日まで,造本装幀コンクールの応募作品を募集する。出品資格は出品書籍の制作に関わった者で,2018年1月1日〜12月31日までに発行された書籍が対象。文学・文芸(エッセイ),芸術書,児童書など6部門で募集する。

https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4198

2月28日〜3月3日,カメラと写真映像のワールドプレミアショー

カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+(シーピープラス)2019」が2月28日〜3月3日,パシフィコ横浜で開かれる。テーマは「写真のわくわくに出会おう!」。“スマホで十分”な人からプロフォトグラファーまで,カメラと写真の楽しみ方をあらゆる角度で体感できる総合イベント。入場料は1500円(事前登録で無料)。

http://www.cpplus.jp/

3月1,8日,エディタースクールが英文校正に関する公開講座

日本エディタースクールは3月1,8日,東京・水道橋の同校で「英文校正の基礎知識」をテーマにした公開講座を開く。定員は10人,受講料は8600円(一般),5400円(常設講座の受講生・修了生)。
https://www.editor.co.jp/seminar/s-koukai-eibun/

3月7日,日本印刷技術協会がpage2019を総括する報告会

日本印刷技術協会は3月7日,東京・杉並の同協会でpage2019展の総括として,カンファレンスの基調講演をはじめとする報告,デジタル印刷を中心した技術動向,デジタルメディアを活用したビジネスソリューションの3つのテーマでセミナーを開く。参加費は15,120円(一般),10,800円(会員)など。

https://www.jagat.or.jp/page2019

3月10日まで,メディア・アート作品の展覧会

東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センターは3月10日まで,メディア・アート作品をはじめ,現代のメディア環境における多様な表現をとりあげ,幅広い観客層に向けて紹介する展覧会「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」を開いている。入場無料。

http://www.ntticc.or.jp/ja/press/2018/press-open-space-2018-in-transition/

3月10日まで,障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援

日本グラフィックデザイナー協会は3月10日まで,デザインの“つなぐ力”を使って、障害のあるアーティストとパラリンピアンを応援する「つながりの展覧会」を六本木の東京ミッドタウンで開く。今回のテーマはタンブラー。カバーをデザインし,1年をかけて全国で展示・チャリティ販売。収益を日本パラリンピアンズ協会に寄付する。

http://designhub.jp/exhibitions/4445/

3月13日,日本印刷技術協会がデザインの力でB to C市場に挑むセミナー

日本印刷技術協会は3月13日,東京・杉並の同協会で「デザインの力でB to C市場に挑む」をテーマにしたセミナーを開く。消費者ニーズと企業の得意分野を結びつけ,既存技術や素材に新たな用途を見出し,市場で新たな顧客を獲得するためにデザインをどう役立てていくのか,事例をもとに探る。参加費は15,120円(一般),10,800円(会員)など。
https://www.jagat.or.jp/pri20190313

3月20日,日本画像学会がMBDのセミナー

日本画像学会は3月20日,東京・新宿の早稲田大学にて「MBDの具体的事例と適用価値」をテーマにセミナーを開く。MBDは製品開発プロセスを改善するための一手法として工業界で活用されているが,近年はイメージング機器開発においても活用されている。定員は100人。入場料は5000円(一般),3000円(会員),1500円(学生)。

http://www.isj-imaging.org/event/tech_seminar/2018_smr_140.html

4月7日,エディタースクールが通信教育部スクーリング「校正基礎」開催

日本エディタースクールは4月7日,東京・水道橋の同校で「校正基礎」をテーマにした通信教育部スクーリングを開く。校正記号の書き方の確認や,原稿引合せの基本事項,印刷文字スケールの使い方などを解説する。定員は30人,受講料は7560円。
https://www.editor.co.jp/school/190201/

9月4〜7日,タイポグラフィカンファレンスATypI 2019 Tokyo大会

国際タイポグラフィカンファレンスATypI 2019 Tokyoが9月4〜7日,東京・青海の日本科学未来館で開催される。世界からタイプデザインおよびタイポグラフィのプロ,学生,ソフトウェアエンジニア,Webデザイナー,インフォメーションデザイナー,研究員,考古学者,出版関係者,レタリングアーティスト,カリグラファーなどの専門家が参加する。2月28日まで,プログラムの日本語での応募を受付ている。問合せは,事務局info-tokyo@atypi.org。

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年3月号【特集:フレキソの未来像】

欧米では多く行われているフレキソ印刷ですが,中国でも環境問題の観点から増えると見込まれています。技術,品質面からまだこれからという見方があると同時に,200 線のフレキソ版をレーザー彫刻する装置も試作されています。実はグラビア,フレキソともその分析,解析がまだきちんとなされていません。今の日本では分析や解析は学会や協会では難しいものがあると想像します。大手の印刷会社やメーカーの研究部門に頼るしかないでしょうか。大手企業の研究・開発の皆さま,いかがでしょうか。(中村幹:本誌編集長)

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