週刊「印刷雑誌」

10巻 4号 2019年2月4日
Japan Printer weekly vol.10, no.4

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷を楽しむ

サンクラール,世界で一番綺麗なアートカレンダー

サンクラールは1月,世界で一番綺麗なアートカレンダーを作るというコンセプトの元,同社の特殊箔印刷技術「Sプリズムプリント」を施したオリジナルカレンダー「むか~し昔2020」の企画・製造・販売を昨年に引き続き行うと発表した。昔話や神話や童話をモチーフとし,どこかに必ず干支が入っているイラストで構成されるのが特長で,掲載するイラストは広く一般に募集する。応募締切は4月30日。

帆風,バレンタイン&ホワイトデーにオリジナルトランプを贈ろう

帆風は1月29日,東京・新橋のカレッタ汐留にオリジナルパーティグッズが作れる専門店を開いた。トランプはシーンに合わせて7種類のデザインがあり,名前や記念日・メッセージなどを入れることも可能。無料でもらえるマンスリーギフトもある。4月30日まで(予定)。

協友印刷,専門知識が不要な冊子印刷通販サービス

協友印刷は1月17日より,冊子印刷の発注に慣れていない人に向け,専門用語や専門知識が不要で,誰でもかんたんに注文できる冊子印刷通販サービス「おまかせできる冊子印刷」を始めた。注文から発送まで最短5日で届く。

デジタ,極小ロットでオリジナル形状にも対応したPOP印刷

デジタは1月21日より,極小ロットでオリジナル形状にも対応した「POP印刷」サービスの提供を始めた。定番の卓上型から用途多彩なカード型,完全オリジナル形状まで豊富なラインアップ。ウェブ上で自由にデザインが可能なデザインシミュレーターにも対応した。

フラッグス,「消臭・抗菌・抗ウイルス」の3つの機能性を発揮するシート

フラッグスは1月28日,特殊な塗料を吹き付け「消臭・抗菌・抗ウイルス」の3つの機能性を発揮するシート「アドレットAD」を開発した。「紙」の代替となるので,お店のメニュー表やPOP,ポスターなど,使い方はアイデア次第。

5月末よりエプソン,新ショールーム「エプソンスクエア丸の内」

エプソンは5月末より,「エプソンスクエア新宿」と「スクエアアネックス」「エプソンイメージングギャラリー エプサイト」を統合,新ショールーム「エプソンスクエア丸の内」を開くと発表した。同社が標榜する4つのイノベーション(インクジェット,ビジュアル,ウエアラブル,ロボティクス)が実現する世界観の「体感・体験」を図る。

■プロの世界

富士ゼロックス,帳票業務改善サービスの機能を強化

富士ゼロックスは1月31日,手書き帳票処理業務の自動化をAI技術活用により支援する,クラウド対応の「スマートデータエントリー」の機能強化を図った。文字認識結果の確からしさ(確信度)を利用した確認・訂正作業の見直しを図り,複数人によるエントリー方式に対応した。基本サービスは月額49,000円(2ユーザー,500枚/月まで)。

富士ゼロックス,ロール紙カラーインクジェットプリンター発売

富士ゼロックスは2月15日,オフセット印刷に近い商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「11000 Inkjet Press」を発売する。最速で毎分80m(A4カット紙換算で毎分1,048ページ相当)の生産性を実現することで,オンデマンド印刷の対象領域を大きく拡げる。価格はオープン。

ミマキエンジニアリング,UV硬化メタリックインクを販売

ミマキエンジニアリングは,同社のインクジェットプリンター「UJF-7151 plus」に搭載可能なUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」を2月より販売する。特殊な光輝性顔料をインク内に配合することで,従来は別工程として必要だったグリッター塗布や箔転写処理を行わずに,プリント物に直接メタリックインクを塗布することができる。価格は200mlで3万円

コニカミノルタジャパン,自動検品システムを実現

コニカミノルタジャパンは業界初の自動リカバリー印刷機能を備えた「自動検品システム」を,2月6日に発売する。本システムは,2017年夏に発売された自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501」に新機能として搭載され,不適合品の自動選別と自動リカバリーを実現する。紙面検査ユニットが158万1000円,紙面検査用中継搬送ユニットが74万円,紙面検査用ビデオインターフェイスが20万円。

JVCケンウッド,医療用カメラに3Dプリンティングで造形したパーツを導入

JVCケンウッドは1月29日,日本HPとSOLIZE Productsとの協業により,開発中の医療用カメラに3Dプリンティングで造形したパーツの導入を決定した。同パーツは,「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」の特長を生かした設計の最適化がされており,従来工法では製造が難しい複雑な構造を実現することで,機能改善とコスト削減を両立した。

日本アグフア・ゲバルト,ワークフロー最新版発表

日本アグフア・ゲバルトは,ワイドフォーマット向け本格的ワークフローRIPの最新バージョン「アサンティ 4.0」を2月より販売すると発表した。カット機の連携機能を強化し,什器・立体物制作の効率化を実現するほか,自動化機能の使い勝手を改善した。
また同社は,プリプレスワークフローの最新バージョン「アポジー・スイート11.0」を2月より販売すると発表した。デジタル印刷向けの面付けにも対応し,オフセットとデジタルのプリプレス工程を効率化できる。

ヘレウス,高速乾燥用ユニット「インフラドライ」

ヘレウスは1月より,赤外線の輻射加熱とエアロマネジメントを組み合わせた乾燥システム「インフラドライ」の販売を始めた。インクジェットやフレキソ印刷の高速乾燥ができる。本製品には2種類の型式があり「インフラドライコンパクト」は設置面積が狭くても設置できる研究開発向けユニット。「インフラドライコンビ」はモジュラー設計で,基材幅に合わせてユニットを拡張できる。

プリントン,本社と工場を移転

プリントンは本社と工場を移転し,1月から新住所で業務を始めた。本社:〒136-0076 東京都江東区南砂2-36-10 光陽ビル5F,電話03-3615-6161。工場:〒136-0076 東京都江東区南砂1-9-7,電話03-6666-1710。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

2月26日,日本出版学会が出版産業研究部会

日本出版学会は2月26日,東京・神田の専修大学で出版産業研究部会を開く。テーマは「書店からみた出版産業の40年・その現実と展望」。紀伊國屋書店顧問の牛口順二氏が登壇する。参加費は500円(一般),無料(会員)など。

http://www.shuppan.jp/yotei/1062-2019226.html

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年2月号【特集:最近の新しい技術】

“原稿→印刷物”の構図で,中抜きはどんどん進みますが,最終的に紙をはじめとした被印刷体とインキをはじめとした着色材,乾燥方法,加工方法,評価方法がなければ,印刷物は出来上がりません。それらの話題のいくつかを紹介しています。(中村 幹/本誌編集長)

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