週刊「印刷雑誌」

10巻 3号 2019年1月28日
Japan Printer weekly vol.10, no.3

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷を楽しむ

早和製本,「御朱印帳・蛇腹和紙」を発売

京都市の早和製本は,御朱印帳の中身(ジャバラ和紙部分)のみを2月中旬より発売する。蛇腹部分の加工は職人の工芸的な技術が必要とされてきたが,機械化を実現。専用加工機で試作を重ね精度を上げることで,同じ和紙を採用し書き味と見た目に拘った製品が完成した。連続したジャバラ折り状態のまま梱包された既製品。ケース単位の販売で12,500円(50冊相当)。1冊当り250円。

■プロの世界

富士ゼロックス,ロール紙カラーインクジェットプリンター発売

富士ゼロックスは2月15日,オフセット印刷に近い商業印刷向け高速ロール紙カラーインクジェットプリンター「11000 Inkjet Press」を発売する。最速で毎分80m(A4カット紙換算で毎分1,048ページ相当)の生産性を実現することで,オンデマンド印刷の対象領域を大きく拡げる。価格はオープン。

コニカミノルタジャパン,自動検品システムを実現

コニカミノルタジャパンは業界初の自動リカバリー印刷機能を備えた「自動検品システム」を,2月6日に発売する。本システムは,2017年夏に発売された自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティオプティマイザー IQ-501」に新機能として搭載され,不適合品の自動選別と自動リカバリーを実現する。紙面検査ユニットが158万1000円,紙面検査用中継搬送ユニットが74万円,紙面検査用ビデオインターフェイスが20万円。

page,来週開催

page展が2月6~8日,東京・池袋のサンシャインシティコンベンションセンターで開かれる。主催は日本印刷技術協会。
・コニカミノルタジャパンは,印刷業界の課題である労働力不足やコモディティ化などに対して,生産プロセスの自動化やスキルレスでの省力化・効率化,デジタルマーケティングとの融合や顧客マーケティング支援によるプリント付加価値の創造など,「共に印刷の未来を創る」をテーマにソリューションを展示する。
・モリサワは目前に迫る新元号公表,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会,拡大するインバウンド,地方創生,働き方改革など,さまざまなシーンに役立つソリューションを紹介する。

ミマキエンジニアリング,UV硬化メタリックインクを販売

ミマキエンジニアリングは,同社のインクジェットプリンター「UJF-7151 plus」に搭載可能なUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」を2月より販売する。特殊な光輝性顔料をインク内に配合することで,従来は別工程として必要だったグリッター塗布や箔転写処理を行わずに,プリント物に直接メタリックインクを塗布することができる。価格は200mlで3万円

フジプラス,ハガキDMが注文できるWebサービスに新機能

フジプラスは1月21日,インターネットから簡単に素早くハガキDM(ダイレクトメール)が注文できるWebサービス・DMステーションに、新たに「バリアブルDM」のサービスを追加する。「バリアブルDM」とは、顧客データに基づいて一通ごとに文字情報や画像情報を変えることができるデジタル印刷技術を駆使した紙DM。ハガキタイプ(100×148mm、1通70円)、ロングハガキタイプ(120×235mm、1通100円)、A4ハガキタイプ(210×297mm、1通120円)、ビッグDMタイプ(250×340mm、1通150円)の4種類が用意される。

■印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

1月29日・2月7日,福岡と鹿児島でVOC排出抑制セミナー

九州経済産業局は,福岡(1月29日)と鹿児島(2月7日)でVOC(揮発性有機化合物)排出抑制セミナーを開く。大気汚染の原因物質の一つとされているVOCの排出抑制に向け、関係事業者等の取組みを推進することを目指す。福岡はTKP博多駅筑紫口ビジネスセンターで定員は80人(先着順),鹿児島は天文館ビジョンホールで定員は50人(先着順)。どちらも参加費は無料。問合せは,電話093-551-0506。

1月31日,最新自動梱包機のフォーラム

日本マテリアル・ハンドリング協会は1月31日,東京・築地の日本包装技術協会にて最新自動梱包機のフォーラムを開く。講演内容は小物商品向け自動包装ラインGemini・GeminiSと,サイズ最適化自動ボクシングテクノロジーCVP自動包装システム。定員は50人。参加費は10,800円(一般),5,400円(会員)。

http://www.jmhs.gr.jp/news/pdf/181210.pdf

2月4日~3月25日,銀座でポーラ・シェアの展覧会

東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは2月4日~3月25日,ニューヨークを舞台に数々のエポック的なデザインを生み出してきたポーラ・シェアの展覧会「シリアスプレイ」を開く。ポスター作品をはじめ,ロゴデザイン,空間デザイン,ブックデザインや,一連の地図アートから選出した作品も展示される。入場無料。

http://www.dnp.co.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000731

2月6日,帆風が顧客感動サービスのセミナー

帆風は2月6日,東京・千代田区の学士会館で「現役クラウン(道化師)から学ぶ感動サービス」をテーマにセミナーを行う。闘病中の子ども達を笑いで元気づけるホスピタルクラウンとして活躍する大棟耕介氏が「空気を読む,作る」「お客様の下に入り込む」「引きのサービス」など,20年間のノウハウで培ったお客様の心をつかむテクニックを伝授する。参加無料。要申込,定員200人。

https://www.vanfu.co.jp/vf/seminar/203th

2月21日,日本包装技術協会が射出成形とPET樹脂の勉強会

日本包装技術協会は2月21日,東京・築地の同協会で,射出成形の基礎と技術動向,PET樹脂の特性と応用分野について勉強会を開く。参加費は3,240円(一般),無料(会員)。

http://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/kenkyukai/2019/kenkyukai_1902.html

2月25日,電子出版制作・流通協議会がデジタルコンテンツのセミナー

電子出版制作・流通協議会は2月25日,東京・千代田区のJCII(日本カメラ財団)ビルで「2019年デジタルコンテンツビジネスの状況整理」と称したセミナーを開く。2018年はどんな年だったか? ニュースからみた2018年から2019年に向けての構造変化,ニュースからみた2018年から2019年に向けての構造変化の3つの観点で学ぶ。定員100人。参加費は2,000円(一般),無料(会員)。

https://aebs.or.jp/seminar20190225.html

3月18日,印刷産業の地方創生事業事例発表会

日本印刷産業連合会は3月18日,東京・五反田の大日本印刷で「じゃぱにうむ2019・印刷産業の地方創生事業事例発表会」を催す。地域おこしに貢献する全国各地の地方自治体・企業・大学・団体と連携する印刷産業のモデル事業の集約・共有化を図るとともに,広く社会へアピールすることで,印刷産業がリードする地方創生事業のさらなる拡大を目指す。参加費無料,定員130人。

https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=4190

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2019年2月号【特集:最近の新しい技術】

“原稿→印刷物”の構図で,中抜きはどんどん進みますが,最終的に紙をはじめとした被印刷体とインキをはじめとした着色材,乾燥方法,加工方法,評価方法がなければ,印刷物は出来上がりません。それらの話題のいくつかを紹介しています。(中村 幹/本誌編集長)

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