■印刷をたのしむ

日本グラフィックデザイン協会，10月19日まで各地で平和ポスターを展示

日本グラフィックデザイン協会は1983年から続く国内外に向けて平和を呼びかけるキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ」の2025年版ポスターを展示する。8月7日まで六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで開かれる「日本のグラフィックデザイン2025」で，7月14～25日に広島の中国新聞社本社，7月18～24日に旧日本銀行広島支店，7月28日～8月10日に広島市内のバス停26ヶ所に展示する。
また，海外では10月19日までイタリアのジェノヴァ市立キヨッソーネ東洋美術館で，12月20日までカナダのトロント日本文化センターで，展示している。ポスターは1枚1100円で販売中。
https://www.jagda.or.jp/news/9246/

茨城県行方市，自治体制定書体

茨城県行方市は7月7日，市制施行20周年を記念し，市の制定書体「行方市フォント（仮称）」を選定するプロジェクトを始めた。行政からの広報物や業務上の制作物などに使う書体を，市職員や住民が関わって選定，制定する。プロジェクトはモリサワが協力する。7月8日に市職員向け，8月に小学生向けワークショップを行い，9月に中学生による投票で制定書体を決定する。

松浦紙器製作所，年末年始ノベルティを発売

松浦紙器製作所は7月8日，干支が飛び出す仕掛け付きの「2026ポッピーカレンダー」と付箋メモ「2026ポッピーパッド」を発売した。名入れ無料で干支や十二支など用途に合わせてデザインを選べる。

グラフィック，暑中見舞いと2026年カレンダーのテンプレート公開

グラフィックは7月7日，暑中見舞いのデザインテンプレートを公開したと発表した。挨拶文があらかじめ文例が格納されており，写真や差出人部分の編集だけで暑中見舞いを作成できる。デザインは夏らしいイラストを中心に35点から選べる。オンデマンド印刷，片面カラー，5日納期，100枚の注文の場合，はがき代込みで1枚あたり111.5円。
また7月9日，2026年カレンダーのテンプレートを公開したと発表した。280点以上のデザインを選べ，卓上カレンダーや中綴じカレンダーなど8形状に対応する。卓上カレンダーが5日納期，100部注文で，1部あたり230.9円ほか。

■プロの世界

大日本印刷，AIのファクトチェックサービス開始

大日本印刷は7月11日，販促物やパッケージ等の記載内容のチェックを省力化する「DNP AI審査サービス」に，正確性や妥当性のファクトチェック（事実確認）機能を追加した。オプションの文書チェック機能では，用字・用語や，差別語・不快用語，ジェンダー平等などの不適切な箇所を検出して代替案を提示する。初期ライセンス費用800万円，月額利用料60万円。オプションの文書チェック機能は初期ライセンス費用50万円，月額利用料5万円。

全日本印刷工業組合連合会，CSR認定企業発表

全日本印刷工業組合連合会（全印工連）は6月26日，第49回「全印工連CSR認定」を決めた。認定更新はワンスター28社，ツースター1社，スリースター6社。認定新規はスリースターが，ミヤプロ（香川），文唱堂印刷（東京都千代田区），弘和印刷株（東京都足立区），ワンスターが，秋田協同印刷（秋田），ニヨド印刷（高知）。CSR認定企業は計147社。
第50期ワンスター認定を7月31日まで募集している。また，8月1日から第51期ワンスター認定を10月31日まで募集している。

キヤノン，最新プリンタードライバーアプリ公開

キヤノンは7月4日，Windows OS搭載の標準プリンタードライバーを拡張した新アプリ「Canon Print Assistant」をMicrosoft Storeで公開したと発表した。同社が提供しているプリンタードライバーに近いインターフェースで，印刷解像度の選択やページレイアウトの配置順の設定など，より多くの印刷機能を利用できる。対応機種は「imageFORCE」，「imageRUNNER」シリーズ，「同ADVANCE」，「同ADVANCE DX」，「imagePRESS」シリーズ，「Satera」シリーズ。今後対応機種を拡大予定。

大日本印刷，ホテル・レストラン・ショーに出展

大日本印刷は，7月23～24日に南港のインテックス大阪で開かれる「ホテル・レストラン・ショー＆FOODEX JAPAN in 関西」に出展する。対話をリアルタイムで文字化し透明ディスプレイに表示する「DNP対話支援システム」を紹介する。

バリューマシーンインターナショナル，7月15日・29日にデジタル印刷技術のセミナー

バリューマシーンインターナショナルは7月15日・29日，「最新デジタル印刷技術を知ろう：運用・オペレーションをサポートする各種機能」をテーマにオンラインセミナーを開く。各社のデジタル印刷機の自動化や効率化，品質の担保などを目的とした各種機能を解説する。参加無料。問合せは同社（電話03-5284-8412）。

ビザスク，7月17日に商品価値創造のセミナー

ビザスクは7月17日，「富士フイルムが実践した：技術シーズを売れる価値へ変える方法とは」をテーマにオンラインセミナーを開く。化粧品，医薬，医療機器などの多角化へ富士フイルムを牽引した中村善貞氏が，技術と市場機会の交点を見極める思考法や，用途探索を新市場開拓へ昇華させるステップ，社内外を巻き込み検証を高速に回す仕組みづくりを解説する。参加無料。
https://visasq.co.jp/seminar/technologyseeds250717

全日本印刷工業組合連合会，7月22日にCSRセミナー

全日本印刷工業組合連合会は7月22日，オンラインと東京・新富の日本印刷会館で「CSRセミナー 戦略的CSR経営入門」を開く。持続可能な経営のための企業体質改善に必要な「戦略的CSR」について解説する。参加費3300円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2025/06/250722_All-Japan-Federation-of-Printing-Industry-CSR-Seminar-Information.pdf

日本印刷産業連合会，7月29日にグリーンプリンティング工場交流会

日本印刷産業連合会は7月29日，第62回「GP工場交流会」をオンラインで開く。中小企業向けの環境省補助事業を解説する。参加無料。
https://www.jfpi.or.jp/inquiry_detail/id=178

エックスライト社，7月23～25日に標準光源装置のオンラインセミナー

エックスライト社は7月23～25日，「標準光源装置 Judge LED（製品デモつき）」をテーマにオンラインセミナーを開く。光源とイルミナントについての解説や，Judge LEDの特長，自動車・塗料業界での表面検査に役立つ機能をデモを通じて説明する。参加無料。
https://go.xrite.com/webmail/833413/946807713/baae4c14946e442feab802020f14f95288a9e6a2448351e645823812c128af59

日本印刷学会，9月18日にスクリーン印刷基礎講座

日本印刷学会は9月18日，オンラインで「スクリーン印刷基礎講座“応用・上級編”」を開く。高精度スクリーン印刷実践のために必要なステンレスメッシュの強度限界とクリアランスの関係や，製版技術の重要なポイント，インキの印刷性能を推察するための粘弾性特性について解説するほか，前回の「入門・基本編」に含まれた項目についても再度紹介する。定員200人。参加費は会員4000円，非会員6000円。
https://www.jspst.org/event/250918.html

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

8月20日締切，国際ユニヴァーサルデザイン協議会が中級UD検定

国際ユニヴァーサルデザイン協議会は9月17～30日，「UD検定・中級検定試験」をオンラインで行う。初級資格認定者でなくても受験可能。検定料金は，一般1万9800円，会員・学生1万5400円。申込締切は8月20日。
https://www.iaud.net/ud_certification/25015/

8月31日まで，日本新聞博物館が報道写真展

横浜市のニュースパーク（日本新聞博物館）は8月31日まで，企画展「戦後80年・昭和100年　報道写真を読む『1億人の昭和史』から『毎日戦中写真アーカイブ』へ」を開いている。毎日新聞特派員が撮影した日中戦争から太平洋戦争にかけての写真や，体験型デジタルコンテンツを展示する。入館料は，一般400円，大学生300円，高校生200円，中学生以下無料。
https://newspark.jp/exhibition/ex000400.html

7月16・17日，名古屋で外食・配食産業の展示会

日本食糧新聞社は7月16・17日，愛知のポートメッセなごやで食品や容器，関連機器などの産業展「ファベックス中部2024」を開く。入場料5000円（事前登録等で無料）。
https://chubu.fabex.jp/

7月18日，大阪で販促物活用フェスタ

大阪産業創造館は7月18日，大阪市本町の同館で「販促物活用フェスタ2025」を開く。POPや什器，ノベルティ，チラシ・郵送DMなどの販促物に課題，関心のある中小企業が対象。定員900人。入場無料。その中でハラプレックスは，チラシ印刷・封入・DM発送のワンストップサービスや，ノベルティグッズを出展する。
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=46196

7月23～25日，ビッグサイトでテクノフロンティア展

モータ技術を核とした技術やDXに関する「TECHNO-FRONTIER」展が7月23～25日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本能率協会。入場無料（要事前登録）。
https://www.jma.or.jp/tf/

7月25日，日本画像学会が既存技術活用のワークショップ

日本画像学会は7月25日，東京・水道橋の貸会議室内海で「コア技術を異分野へ！：既存技術から新たな価値を生み出す」をテーマにワークショップを開く。プリンティング関連のコア技術を新しい視点で見つめ直し，異分野のニーズとの掛け合わせによる新価値を生み出すプロセスを体験する。定員30人。参加費は会員2000円，非会員4000円。
https://www.imaging-society-japan.org/www/imaging-next/archives/247

7月30日～8月1日，ビッグサイトで通信技術＆ソリューション展

光通信World，AI・IoT World，5G／6G Worldなど6展で構成する「COMNEXT　次世代通信技術＆ソリューション展」が7月30日～8月1日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX Japan。
https://www.cbw-expo.jp/ja-jp.html

8月6日，UCDAがオンラインでパッケージのセミナー

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会（UCDA）は8月6日，「パッケージにおける“わかりやすさ”とは」をテーマにオンラインセミナーを開く。消費者から信頼を得られるわかりやすいパッケージについて，食品表示制度や森永製菓の実例などとともに解説する。参加無料。
https://ucda.jp/awards/package_seminar_2025/

8月30日，有楽町でデザイナー向けカンファレンス

受賞歴を持つクリエイターや，企業ブランディングを手がける現役デザイナーなどが，実用的スキルなどを解説するカンファレンス「TOKYO Design Connect 2025」が8月30日，有楽町のヒューリックホール東京で開かれる。主催はデザスタ。参加費はA席4000円，S席＋交流会1万2000円ほか。
https://dezasuta.com/lp/tokyo-design-connect2025_media

9月2日，日本出版学会がオンラインと跡見学園女子大学で雑誌を教育に活かすセミナー

日本出版学会は9月2日，オンラインと東京・茗荷谷の跡見学園女子大学で「MIEを実践する教員の「成果と課題」：MIEの狙い・成果・評価・悩み」をテーマにセミナーを開く。雑誌づくりの教育プログラムであるMIE（Magazine in Education）を実践する各大学の取り組みを共有・検討する。定員は現地会場30人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2025/07/02/3346/

9月10日，日本写真学会が東京都写真美術館でスマホ技術セミナー

日本写真学会は9月10日，目黒区の東京都写真美術館で「スマートフォン技術の動向とミラーレスカメラの行方」をテーマにセミナーを開く。参加費は，会員1万円，一般1万1000円，学生会員3000円，学生非会員4000円。
https://www.spij.jp/2025/07/08/%e3%80%90%e4%b8%bb%e5%82%ac%e3%80%91%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%86%99%e7%9c%9f%e5%ad%a6%e4%bc%9a-%e7%ac%ac2%e5%9b%9e%e3%82%b9%e3%83%9e%e3%83%9b%e6%8a%80%e8%a1%93%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%ef%bd%9e/

 

 

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2025年8月号【 特集：紙器の世界 】（7月18日発行）
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編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

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