週刊「印刷雑誌」
16巻
3号
2025年1月20日
Japan Printer weekly
vol.16,
no.3
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
小松総合印刷,繰り返し貼り付けできる吸盤シート発売
小松総合印刷(長野県伊那市)は1月14日,何度も貼って剥がせる「吸盤シート」を発売したと発表した。被着体を痛めず,平滑性のある面であれば素材を選ばずに繰り返しの貼り付けができ,吸着力が弱まった場合は中性洗剤で洗うことで回復できる。
グラフィック,パッケージ印刷に用紙を2種追加
グラフィックは1月16日,パッケージ印刷の対応用紙に,水回りや冷蔵冷凍環境に適した「TS耐水紙」と,モダンな印象の「アスカF」を追加したと発表した。TS耐水紙は,水滴に対する変色やふやけ,紙断面からの浸水に耐性を持つ耐水機能紙で,連量280kgと395kgの厚みを選べる。アスカFは,モダンなデザインとの相性が良いグレー用紙で,古紙パルプ100%の再生紙のため環境配慮もアピールできる。連量310kgと350kgの厚みを選べる。
ウイル・コーポレーション,2月28日まで無線綴じ冊子のキャンペーン
ウイル・コーポレーションは,印刷通販サイト「プリントモール」で無線綴じ冊子を対象にした割引きとポイント付与のキャンペーンを行っている。2月14日までの無線綴じ冊子注文で最大10%割引きされるほか,2月28日まで無線綴じ冊子と新PUR製本の注文でポイント付与が5倍になる。
ダイナコムウェア,1月30日まで金花体で表現する特別な瞬間を募集
ダイナコムウェアは1月30日まで,同社の書体「金花体」で表現するキャンペーン「2025年の特別な瞬間」を行っている。2025年に思い描く特別な瞬間を,同社の公式SNSで募集している。抽選で30人に金花体のキーホルダーが当たる。
https://questant.jp/q/goldenflower
リコー,A3カラー再生複合機発売
リコーは1月21日,A3カラー再生複合機の「RICOH IM C4500F CE」と同「C3000F CE」を発売する。平均86%の部品リユース率で,ライフサイクル全体の環境負荷を新造機と比べて約59%削減,「J-クレジット」制度を利用してCO2量オフセットする「RICOH カーボンオフセットサービス」に対応する。内蔵ソフトウェアをバージョンアップし,再生機として初めて,新しい機能をネットワーク経由で追加できる「RICOH Always Current Technology」に対応する。オープン価格。
リコー,A4カラー複合機を発売
リコーは1月23日,A4カラー複合機の「RICOH IM C431」と,FAX機能を追加した同「C431F」を発売する。連続出力速度はモノクロ43枚/分,フルカラー40枚/分。無線LANに標準対応し,最新のセキュリティ機能を搭載。本体樹脂総重量の約10%に再生プラスチックを使用。C431が72万9000円,C431Fが81万2000円(税別)。
■プロの世界
エックスライト社,標準光源装置を発売
エックスライト社はこの度,目視によるカラー評価のための標準光源装置「Judge LED」を発売すると発表した。LED D50,D65,LED-B2 3000K,LED 3500K,LED-B3 4000K,UV,A,CWF LED,TL84 LED,U30 LED,U35 LEDなど複数の光源を搭載し,異なる表面の剝がれ,しわや,表面特性評価と不具合検出を可能にし,複雑な仕上げの製品チェックにも対応できる。
フォントワークス,Yoondesignの66書体とモトヤマルベリの2ウエイトを追加
フォントワークスは1月15日,年間定額制フォントサービスに韓国のフォントファウンダリYoondesignの韓国語66書体と,「モトヤマルべリ」の2ウエイトを追加したと発表した。今回のYoondesignの書体追加により,ハングルは122書体となった。モトヤマルべリはW5とW6を追加する。
ローランド ディー.ジー.,UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
ローランド ディー.ジー.は1月15日,大判インクジェットプリンターのTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と,DGXPRESSシリーズ「UG-642」で使用できる拡張テーブルユニット「ET-64L/54L/30L」を開発したと発表した。これにより,B0サイズまでのコートボール紙への印刷に対応し,紙器パッケージ製作用途に利用できるようになった。
日本出版学会,1月31日まで学会賞候補作推薦を募集
日本出版学会は1月31日まで,学会活動の一つとして,2024年に発表された出版の学術調査・研究の領域における著作を表彰する「日本出版学会賞」の候補作の推薦を募集している。
理想科学工業,1月21日にオンラインで見やすさ判定ツールのセミナー
理想科学工業は1月21日,「ヨミヤス導入セミナー」をオンラインで開く。文書や説明資料などの見やすさを自動判定するツール「ヨミヤス」の特長や使い方,製品デモ,導入事例などを紹介する。
https://events.teams.microsoft.com/event/e781a8c5-6df4-4312-9579-da6bdb5514bc@45a61720-293f-439b-b7a4-9bb2495b8c99?site=hl27481461
TOPPAN,きもと,オートモーティブワールド展に出展
1月22~24日,有明の東京ビッグサイトで「オートモーティブワールド:クルマの先端技術展」が開かれる。TOPPANは,車内空間のプライバシーを守る液晶調光フィルムや屋外での高い視認性と低消費電力化を実現した液晶ディスプレイなどを出展する。きもとは,成形用ハードコートフィルム,飛散防止フィルム,ハードコート剤などの高機能材料製品を出展する。
印刷技術懇談会,1月24日に印刷ビジネス動向のセミナー
印刷技術懇談会は1月24日,東京・八丁堀のモトヤで「2025年 印刷ビジネスの動向」をテーマにセミナーを開く。日本印刷技術協会の藤井建人氏が『印刷マネジメントブック2024』と『印刷白書2024』をベースに,過去1年の印刷ビジネスの振り返りと見通しを解説する。参加費2000円。
https://ingikon529.peatix.com/event/4263529/
FFGS,1月31日にデジタル印刷ソフトのセミナー
富士フイルムグラフィックソリューションズ(FFGS)は1月31日,「デジタル印刷で利益を最大化!」をテーマにオンラインセミナーを開く。デジタル印刷の特徴を活かした新たな付加価値の提案と,効率的でミスの無い運用を実現するDXツールの活用方法について,活用事例を交えて解説する。参加無料。
https://biz3-jp.fujifilm.com/20250131_PressReadyFormMagic5_4_10.LP.html
電気印刷研究所,2月7日に八重洲で製品展示会
電気印刷研究所は2月7日,東京都中央区の八重洲倶楽部会議室で「第8回 プライベート展示会・説明会」を開く。インキを使わず静電気で回路などを印刷した製品や技術の原理,特長を紹介する。
https://eprint.co.jp/news/info20241215/
フォントワークス,Adobe MAXに出展
フォントワークスは,2月13日に有明の東京ビッグサイトで開かれるクリエイティブカンファレンス「Adobe MAX Japan2025」に出展する。最新書体やカスタムフォントの事例紹介,Monotype社のデザイナーによるセッションを行う。
東京都印刷工業組合,2月18日に東京地区印刷協議会
東京都印刷工業組合は2月18日,東京・新富の日本印刷会館で東京地区印刷協議会を行う。
日本出版学会,5月31日に春季研究発表会
日本出版学会は5月31日,東京・神保町の専修大学で春季研究発表会を開く。2月28日まで研究発表者と,登壇者を中心に討論を行うワークショップのテーマを募集している。
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
1月22~24日,ビッグサイトでロボデックス展
ロボット開発と活用の「第9回ロボデックス」展が有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はRX japan。入場無料(要事前登録)。その中でTOPPANホールディングスは,太陽光から影響を受けずに周囲の段差や障害物を測距できる3D ToFカメラのアプリケーションを出展する。
https://www.fiweek.jp/tokyo/ja-jp/lp/visit/robo.html
2月4日,電子出版制作・流通協議会がビジネス展望のセミナー
電子出版制作・流通協議会は2月4日,オンラインと東京・半蔵門のJCIIビルで「2025年の電子出版ビジネス展望」をテーマにセミナーを開く。AIの動向や流通改革進展における動き,出版発のIPビジネスの展開に向けた企業連携の動きなど2024年の業界を振り返りつつ,2025年の出版ビジネスモデルを展望する。定員は現地会場のみ20人。参加無料。
https://aebs.or.jp/seminar20250204.html
2月6日,Tooがオンラインで生成AIデザインのセミナー
Tooは2月6日,「生成AIで変わる商品企画とデザイン:Adobe Firefly&Miro AIを今すぐ使いこなそう!」をテーマにオンラインセミナーを開く。デザインツールに搭載されている生成AI機能を「今すぐ使える活用法」を観点に解説する。参加無料。
https://www.too.com/event/2025/manufacture_generative_ai/
2月15・16日,大阪で紙と印刷の体験イベント
大阪府印刷工業組合は2月15・16日,中央区の大阪産業創造館で印刷会社とクリエイターの共作ものづくりイベント「ペーパーサミット2025」を開く。会場限定の商品や,ワークショップ,『デザインのひきだし』編集長の津田淳子氏とのコラボ企画などを行う。入場料は一般500円(500円分のお買い物チケット付き),高校生以下無料。
https://paper-summit.com/
2月27日~3月2日,横浜で写真の展示会CP+
カメラやフォトイメージングの展示会「CP+」が2月27日~3月2日,パシフィコ横浜で開かれる。主催はカメラ映像機器工業会。入場無料(事前登録制)。
https://www.cpplus.jp/
3月4日~7日,ビッグサイトで街づくり展
日本経済新聞社は3月4日~7日,「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」を有明の東京ビッグサイトで開く。JAPAN SHOP,ライティング・フェア,リテールテックJAPAN,SECURITY SHOWほか8展示会で構成。
https://messe.nikkei.co.jp/
3月25日,ファッションビジネス学会が デジタルテキスタイルのコンファレンス
ファッションビジネス学会は3月25日,東京・代々木の文化学園大学で「ファッションデザインとアートを紡ぐ デジタルテキスタイルの可能性」をテーマにコンファレンスを開く。布にデジタルデータを直接プリントするデジタルテキスタイルプリントから生み出されるアートや,ファッション,ビジネスチャンスの可能性を解説する。定員100人。参加費は会員4000円,協賛学会・団体会員5000円,一般6000円,学生無料。
https://digitex-bukai.com/event2/
6月11~13日,日本画像学会がオンラインと東京工業大学で年次大会
日本画像学会は6月11~13日,オンラインと東京工業大学すずかけ台キャンパスで「日本画像学会年次大会:Imaging Conference JAPAN 2025」を開く。
https://www.imaging-society-japan.org/conference/ICJ2025S/
12月10~12日,ビッグサイトでSDGs Week EXPO
日本経済新聞社,日経BP,サステナブル経営推進機構,インフラメンテナンス国民会議は12月10~12日,有明の東京ビッグサイトで「SDGs Week EXPO 2025」を開く。エコプロ,カーボンニュートラルテックほか5展示会で構成。
https://sdgs.nikkeineon.jp/
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2025年2月号【 特集:捺染・特殊 印刷 】(1月20日発行)
加飾技術についての最新事例や動向、さまざまなタイプの版式・方式で紙以外の基材に特殊インクを印刷する機器、成型された物体にシリコンブランケットで直接オフセット印刷する技術、生地への直接印刷を前提としたIJプリンターの新製品、アパレルやファブリックに対応する、多種多様なIJプリンターについて解説いたします。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
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