週刊「印刷雑誌」

15巻 42号 2024年11月5日
Japan Printer weekly vol.15, no.42

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷をたのしむ

ハイデルベルグ・ジャパン,11月9日に東品川でカイ・レオンハート展

ハイデルベルグ・ジャパンは11月9日,東京・東品川の同社でドイツ人アーティストのカイ・レオンハート展を開く。同氏は11月6~8日に開かれる同社のオープンハウスでもコラボレーションしている。

富士フイルムBIと電通,推しアーティストのオリジナルグッズ作成サービス開発を開始

富士フイルムビジネスイノベーションと電通は10月29日,推しアーティストを持つファンが,オリジナルグッズを作成できるサービス「MeSEUM(ミージアム)」の開発を始めたと発表した。前者は写真集の印刷・製本を担い,好きな画像を選びプロダクションプリンターで自分だけの写真集を作ることができる。

エンスカイ,画像を選べるコジラのカレンダー受注開始

エンスカイは10月25日,画像を選んで注文できるオンデマンド印刷サービス「セレポ」で,ゴジラの壁掛け・卓上カレンダーの受注を始めた。70周年を迎えたゴジラ作品から実写・アニメ問わず498種の画像を選んでオリジナルカレンダーを作ることができる。壁掛けカレンダーが5005円,卓上カレンダーが3289円。

マイプリント,年賀状印刷の受付を開始

マイプリントは10月25日,年賀状印刷サイト「郵便局のプリントサービス」で年賀状印刷の受付を始めたと発表した。人気キャラクターやクリエイターなどのデザインテンプレートを使って印刷ができる。11月11日までの注文で最大30%OFFの割引を行っている。

リコー,年賀状素材の提供開始

リコージャパンは10月28日,2025年の年賀状素材集の提供を「RICOH Pro C」ユーザー向けコンテンツ限定で始めた。干支の素材のほか,縦横フルカラーや2色刷,喪中はがきのテンプレートもダウンロードできる。

キンコーズ,販売用紙を環境配慮用紙に切り替え

キンコーズは11月5日から,各店舗で販売する用紙を,FSC認証品,エコマーク認定用紙,グリーン購入法適合用紙など第三者認証取得品を中心に順次切り替える。2027年度末に,環境貢献価値を満たす商材へすべて切り替えることを目指す。

研文社・村田金箔,11月9~17日に江戸川橋で箔と紙の展覧会

研文社と村田金箔グループは11月9~17日,東京・江戸川橋の研文社HAKKEN.Lab.で,箔と紙の展覧会「HAKU+KAMI feat.DEGIDECOR」を開く。大阪で開かれた「箔とファンシーペーパーのコラボ展4」のアーカイブ展として,研文社のデジタル箔を使った新しい箔印刷の要素も加え,多彩な箔表現を紹介する。入場無料。
https://murata-kimpaku.com/news/hakukami-feat-degidecor/

京セラ,多言語字幕システムを新横浜駅に導入

京セラドキュメントソリューションズジャパンは,音声のリアルタイム字幕表示システム「コトパット スクリーン」が相鉄新横浜線の新横浜駅に導入され,10月25日に運用を始めたと発表した。同システムは,英語,中国語,韓国語など7種類の発話内容をその場でスクリーンに翻訳表示してスムーズな会話ができる。

■プロの世界

日本印刷技術協会,『印刷白書2024』発行

日本印刷技術協会は,『印刷白書2024』を10月31日に発行した。印刷産業の動向把握に必要となる公表データを,UD書体を使った見やすい図版で収録。page2025展のテーマと連動させた共奏ビジネスや,印刷産業の現状と課題,クライアント産業の動向,サステナビリティと事業承継について取り上げた。A4判並製,120ページ。9900円,会員は8300円。

フォントワークス,オリジナル隷書体「鼎隷書」を追加

フォントワークスは10月29日,新書体「鼎隷書」を年間定額制フォントサービスに追加した。同社初のオリジナル隷書体で,歴史的な筆法に添いながらも,メリハリのある骨格と軽やかな平ペン風のエレメントとなっている。「フォントワークスLETS」「学生向けフォントワークスLETS」,Webフォントサービス「FONTPLUS」で追加料金なしで利用できる。

キヤノン,ネットワーク対応ドキュメントスキャナー発売

キヤノンは11月上旬,ドキュメントスキャナー「imageFORMULA DR-S350NW」を発売する。USB,有線・無線LANの接続に対応するほか,Webブラウザを搭載し,PCなどを使わずにWebから直接スキャンしてデータを保存できる。11万5000円。

エプソン,再整備プログラム対応機種拡大

エプソンは10月29日,保守満了製品の使用可能期間を部品交換などで延長する「再整備プログラム」の対応機種を追加したと発表した。追加機種はソルベントインク搭載の大判プリンター「SC-S80650L」「SC-S60650L」。両機とも1年保守が76万3000円,5年保守が161万5000円。

リンテック,無漂白パルプの撥水紙を発売

リンテックは10月28日,漂白や着色をしていない未晒タイプのクラフト撥水紙「未晒撥水ラップCoC」を発売した。自然な色合いの未晒タイプで,コーティング加工をせずに雨水などに濡れても浸透しにくい撥水性を付与している。

エプソン,札幌にソリューションセンターを開設

セイコーエプソンは10月25日,北海道初となるソリューションセンター「Solution Center Hokkaido」を開設したと発表した。最新の商業・産業用プリンターやソフトウエアサービスで商業向け印刷を体験できるほか,大画面の4Kプロジェクターを活用したプレゼンテーションやオンライン会議などができる。

印刷技術懇談会,11月8日に富士フイルムBI見学会

印刷技術懇談会は11月8日,神奈川の富士フイルムビジネスイノベーション海老名事業所の見学会を開く。プロダクションプリンターの生産ラインや,印刷工程一連のスマートファクトリーを見学する。参加費2000円。
https://ingikon527.peatix.com/event/4185012/

電気印刷研究所,11月21日に大阪で製品展示会

電気印刷研究所は11月21日,中央区の大阪産業創造館で「第6回 プライベート展示会・説明会」を開く。インキを使わず静電気で回路などを印刷した製品や技術の原理,特長を紹介する。
https://eprint.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/6th-exhibition.pdf

全国青年印刷人協議会,11月23日に東京ブロック協議会開催

全国青年印刷人協議会は11月23日,東京・千代田区の大塚商会で全青協東京ブロック協議会を開く。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

11月10日まで,渋谷でデザインの祭典

ソーシャルやカルチャーデザイン・芸術の祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK 2024」が11月10日まで,渋谷の各所やオンラインで開かれている。主催は渋谷未来デザイン。大日本印刷は生活者が体験する実験プロジェクトAcademimic(アカデミミック)と連携し,ミヤシタパークで実施するアートイベント「Academimic Museum@ミヤシタパーク」と連動した「Academimic Museum@バーチャル宮下公園」を11月17日まで公開している。
https://social-innovation-week-shibuya.jp/

11月14日と12月18日申込み締切,国際ユニヴァーサルデザイン協議会がUD検定の初級,中級

国際ユニヴァーサルデザイン協議会は12月11日~18日,「UD検定・初級検定試験」をオンラインで行う。講習は11月19日~28日,11月30日~12月9日に行う。検定料金は6050円。申込締切は11月14日。また,2025年1月15~28日に「UD検定・中級検定試験」をオンラインで行う。講習は12月24日~2025年1月13日に行う。一般1万9800円,会員・学生1万5400円。申込締切は12月18日。
https://www.iaud.net/ud_certification/24451/
https://www.iaud.net/ud_certification/24461/

11月22日まで,メタバースとリアルでアート展

ハイブリッド・アートコミュニケーションを拓くアーティストを紹介する「ARTLINK 2024」が11月22日まで,メタバース空間「WESON MUSEUM」で開かれている。東洋美術印刷は11月18~22日に東京・飯田橋のアートギャラリー「ii-Crossing」で,同展の作品をデジタル印刷機で制作したZINE(ARTBOOK)やポストカード,複製作品の展示販売を行う。
https://www.toyobijutsu-prt.co.jp/wp-content/uploads/2024/10/artlink2024.pdf

11月30日まで,gggで日本のアートディレクション展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは11月30日まで,「日本のアートディレクション展 2024」を開いている。2023年6月から2024年5月までに発表,使用,掲載された約6000点の応募作から,受賞作品や年鑑収録作品を展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/jp/00000837

12月8日まで,宮崎でグッドデザイン展

宮崎県都城市立美術館は12月8日まで,特別展「わたしたちのグッドデザイン」を開いている。1950年度代から直近2023年度までの歴史的なデザインや,身近で長く親しまれているロングライフ・デザインや南九州発のデザインなど,約200点を展示している。観覧料は,一般900円,大高生500円,中学生以下無料。
https://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/site/artmuseum/65696.html

12月26日まで,竹尾がポスターコレクション展

東京・竹橋の竹尾見本帖本店は12月26日まで,「竹尾ポスターコレクション・ベストセレクション13:構成的ポスターの転換──コンストラクション・デストラクション」を開いている。活版印刷・写植時代から実験的なデザインを繰りかえし,同時代のグラフィックデザイナーに大きな影響を与えたウォルフガング・ワインガルト,デジタル表現を駆使して電子時代への架け橋を築いたエイプリル・グレイマン,写真を駆使したポスター表現にあたらしい地平を切り開いたジャン・ブノワ・レヴィらの作品を竹尾ポスターコレクションから選出し展示している。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20241204.html

11月5・6日,セルカムとローランド ディー.ジー.が大阪で展示会

セルカムとローランド ディー.ジー.は合同で11月5・6日,中央区の大阪のOMMビルで展示会を開く。DTFプリンターの最新機種を筆頭に,UVプリンターや新技術などの展示と実演を行う。
https://selcam.co.jp/news/?id=244&bownowmail=sid_1a3e80a98cd70cb42d2e:1b6ae135-62d1-405d-89e7-87ecb659416e

11月8日,リコージャパンがオンラインでプロダクションプリンター活用セミナー

リコージャパンは11月8日,「オンラインフォローアップスクール:ただのプリンターじゃない!実はこんなモノ作れます編」をテーマにオンラインセミナーを開く。データ作成や用紙の設定方法などを活用事例とともに解説する。定員50人。参加無料。
https://event.ricoh.co.jp/public/seminar/view/48224#/

11月20~22日,パシフィコ横浜でエッジテクノロジーの総合展

データ処理とDX技術の「EdgeTech+ 2024」が11月20~22日,みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれる。主催は組込みシステム技術協会。参加無料(事前登録制)。
https://www.jasa.or.jp/expo/

11月22日,カンター・ジャパンがオンラインでブランド成長のセミナー

カンター・ジャパンは11月22日,「ブランドはどのように成長するのか」をテーマにオンラインセミナーを開く。ブランド成長のフレームワークであるブループリントとそのフレームワーク毎のケーススタディを紹介し,どのようにブランドが成長できるかを解説する。参加無料。
https://event.on24.com/wcc/r/4755052/3D95C2311CD4DC2A05EC645E6900EED2

12月23日,JAGDAがグローバル市場デザインのセミナー

日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は12月23日,六本木の東京ミッドタウン・デザインハブ内のインターナショナル・デザイン・リエゾンセンターで「英国D&AD賞,受賞作/審査員から見たデザイン審査の現場」をテーマにセミナーを開く。英国D&AD賞の受賞作品や審査プロセスから見る世界のグラフィックデザイン,グローバル市場を対象に開発される欧米のグラフィックデザインと日本におけるアプローチの違いなどを考える。参加無料。
https://kokusai2024dad.peatix.com/

2025年6月10・11日,パシフィコ横浜でPHOTO NEXT

写真家と写真ビジネスの展示会「PHOTO NEXT2025」が2025年6月10・11日,パシフィコ横浜で開かれる。主催はプロメディア,日本フォトイメージング協会,日本写真映像用品工業会。入場無料。
https://www.photonext.jp/

 

 

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2024年11月号【 特集:印刷企業の差別化戦略12 】(10月21日発行)
企業の規模を活かした経営や,SDGsの訴求,働きやすい職場環境,都心の製造拠点を活かした対応力,地域の活性化,活版で印刷する書籍,大手企業ならではの取り組み,データ処理での事業拡大,廃液の自動化,など特長のある取り組みをしている印刷会社を紹介します。

2024年11月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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