週刊「印刷雑誌」

15巻 18号 2024年5月13日
Japan Printer weekly vol.15, no.18

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

大日本印刷,大阪で防災意識向上のイベント開催

大日本印刷は5月19日,大阪府茨木市危機管理課,尾西食品,西菱電機,立命館大学と共同で,茨木市の立命館大学大阪いばらきキャンパスの地域交流イベント「いばらき×立命館DAY2024」で「防災ミッションラリー」を行う。防災に関する複数のミニゲームを通して防災の知識が身につくラリー形式のイベントで,楽しみながら防災知識が学べる。この防災イベントは,大阪・関西万博でのコラボレーションの推進に向けた「EXPO共創ミーティング」でのワークショップをきっかけに企画された。
https://ibaritsu.ritsumei.ac.jp/

グラフィック,アクリルボード印刷と紙製クリアファイルのオンデマンド印刷開始

グラフィックは5月2日,透明アクリル板に写真やイラストを印刷できる「アクリルボード印刷」を始めたと発表した。ポストカードサイズからA3までの7サイズから選べ,RGBデータ入稿,7色印刷に対応。専用のアクリル製スタンド脚が付属。ポストカードサイズ,片面カラー,12日納期,100部の注文で,1個あたり916.5円。
また5月7日,「紙製クリアファイル印刷」にオンデマンドタイプを追加したと発表した。最少10部から10部単位の注文が可能。上質90kg,片面カラー,7日納期,30部の注文で4630円。

ダイナコムウェア,外字フォントの体験版を公開

ダイナコムウェアは5月29日,外字フォント年間ライセンス「DynaFont外字マエストロ」の3ヶ月無料体験版を公開した。外字4718文字と案内用図記号(ピクトグラム)183種を19書体で使用でき,既存の漢字パーツを組み合わせてユーザーが自由に外字を作ることもできる。

SCREENホールディングス,京都芸大にオリジナルフォント提供

SCREENホールディングスは5月7日,京都市立芸術大学へオリジナルフォント「Hiragino Kyogei Terrace」と立体サインを無償提供したと発表した。ロゴマークやWeb サイト,広報物,校内で使用されるフォント,キャンパス外壁の立体サインを校内で使用可能なヒラギノフォントのボリュームライセンス製品とあわせて提供した。

■プロの世界

大日本印刷,ディスプレイ学会「SID Display Week 2024」に出展

大日本印刷とDNPアメリカは,5月14~16日に米国のSan Jose Convention Centerで開かれるディスプレイ学会「SID Display Week 2024」にブース出展する。ARグラスやVRヘッドセットに関連する製品展示を中心に,微細加工,精密コーティング,超微細エッチングなどの技術を活用した製品を紹介する。

大日本印刷,北島義俊会長のお別れの会を6月3日に

大日本印刷の北島義俊・代表取締役会長が2月13日,90歳で死去した。葬儀は近親者にて済ませたが,同社は6月3日,東京・虎ノ門のオークラ東京で「お別れの会」を行う。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

5月22日・6月1日,本の学校がオンラインで書店開業講座

本の学校は5月22日・6月1日,オンラインで,本の学校春講座2024「“本屋”を志す人のための書店開業入門講座」を開く。5月22日は「地域に根差した店づくりと選書の考え方」をテーマに,フリーランス書店員の久禮亮太氏が書店開業・運営のノウハウを幅広く解説する。6月1日は「急増する“シェア型書店”の研究」をテーマに,本屋ライターの和氣正幸氏が主なシェア型書店の紹介や,実際に運営するための心構えなどを解説する。参加費は各講座1000円。
https://honnogakko2024haru1.peatix.com/
https://honnogakko2024haru2.peatix.com/

5月23日・6月6日,日本印刷技術協会がオンラインでWeb営業とWebディレクターのセミナー

日本印刷技術協会は5月23日,「ゼロから始めるWebを受注するための営業術」をテーマにオンラインセミナーを開く。Webビジネスで受注するための知識とコツを,ワークショップを交えて解説する。
また6月6日,「ゼロから始めるWebディレクター」をテーマにオンラインセミナーを開く。Webビジネスのディレクターとしてのミッションと役割を鮮明にするとともに,知識や経験の身に付け方を解説する。参加費は各講座とも会員1万5400円,一般2万900円。
https://www.jagat.or.jp/archives/82058
https://www.jagat.or.jp/archives/96944

5月29日・6月12日,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会が文書自動判定ツールのセミナー

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会は5月29日・6月12日に,「新ツール“ヨミヤス”と認証手順の変更について」をテーマにオンラインセミナーを開く。文書の見やすさや読みやすさを自動判定するツール「ヨミヤス」の特徴,利用方法やUCDA認証「見やすいデザイン」の認証手順の一部変更などを解説する。参加無料。
https://ucda.jp/pms_u_katsu_form.html?sid=370
https://ucda.jp/pms_u_katsu_form.html?sid=371

6月10日,日本出版学会が活版印刷の研究会

日本出版学会は6月10日,東京の専修大学神田キャンパスで出版技術研究部会「宮田印刷による活版印刷の取組と精興社活版印刷(ビデオ上映):山口一郎『ことば』『ことば2』(青土社刊)の印刷を題材に」を開く。限定版と通常版で発行された山口一郎(サカナクション)氏の詩集の,限定版を活版印刷で作成した宮田印刷が,活版印刷を継承してきた上での経験や同詩集の取組について語る。また,活版印刷の各工程を記録,保存するために制作された記録ビデオ「精興社の活版印刷技術」を上映する。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2024/05/02/2989/

7月8~12日,日本画像学会がオンラインと神奈川で画像技術講習会

日本画像学会は7月8~12日,オンラインと神奈川・相模大野のユニコムプラザさがみはらで技術講習会「ニューノーマル時代の画像技術の基礎と応用」を開く。電子写真,インクジェットについての入門,応用の講習のほか,シミュレーションツールを使った実習も行う。定員は,講習が現地会場50人,シミュレーション実習が現地とオンライン合わせ20人。講習参加費は,会員2万6000円,非会員3万9600円,学生4000円。シミュレーション実習費は,会員5000円,非会員5500円,学生1000円。講習だけの参加も可能。
https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/event_menu/tech_course/2024_tech88_spring/

7月19日,日本印刷学会がオンラインでスクリーン印刷基礎講座

日本印刷学会は7月19日,スクリーン印刷基礎講座「入門・基本編」をオンラインで開く。スクリーン印刷の特長や用語,動画を使ったインキ粘度の違いなどの説明や,印刷条件設定方法,印刷膜厚の制御方法など実践的な内容も解説する。参加費は,会員4000円,非会員6000円。
http://www.jspst.org/event/240719.html

10月24・25日,日本画像学会がオンラインと横浜で4D研究会

これまでの3D造形・再現技術を超えていく新しい価値創造を目指した日本画像学会の4DFF研究会は10月24・25日,オンラインと神奈川・青葉台の三菱ケミカルで,講演や一般発表,作品展示などのコンファレンス「4DFF2024」を開く。
https://sig4dff.org/conference/2024/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2024年6月号【 特集:印刷産業の社名変更 】(5月20日発行)
TOPPAN、DI Palette、大同至高、竹田iPホールディングス、artienceから、社名変更の目的、決断、経緯、社内外に向けたメッセージ、ブランドイメージの刷新、そこから生まれる新たな価値の創造などに関し解説いただきました。

2024年6月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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