週刊「印刷雑誌」

14巻 42号 2023年11月6日
Japan Printer weekly vol.14, no.42

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

富士フイルムBI,セブンイレブンのコピー機でランダムプリント開始

富士フイルムビジネスイノベーションは,11月1日からセブンイレブンのマルチコピー機で,アニメや芸能人のブロマイドなどコンテンツごとに用意された複数の絵柄から,1枚がランダムでプリントできる「ランダムプリント」サービスを始めた。

吉田印刷所,新デザインの「おくすり手帳」を発売

吉田印刷所は11月1日,「おくすり手帳」印刷に新しいデザインを追加した。8種類の表紙が選べ,薄めの紙を中身に使用しシールを貼っても膨らみづらく,血圧・予防接収の記録ページを追加した。100冊から複数種類を組み合わせて注文できる。100冊で4466円。

マイプリント,年賀状印刷の受付を開始

マイプリントは10月27日,年賀状印刷サイト「郵便局のプリントサービス」で年賀状印刷の受付を始めたと発表した。人気キャラクターやクリエイターなど670以上のデザインテンプレートが選べる。11月7日までの注文で最大30%OFFの割引を行っている。

グラフィック,1mm単位で指定できる変型サイズ印刷開始

グラフィックは10月23日,ネット印刷サービス「スマプリデザイン」に,規定のサイズ範囲であれば1mm単位でチラシやシールの作成サイズを指定できる機能を追加したと発表した。サイズ範囲は,シール印刷が5×5mm~95×420mm,チラシ・フライヤー印刷が20×20mm~297×420mmなど。

カワサキモータース,モリサワフォント採用

カワサキモータースはこの度,初めて手がけた電動モーターサイクルとハイブリッドモーターサイクルに,モリサワのフォントを採用した。カワサキが,モーターサイクル用にオリジナルフォントを採用するのは今回が初めて。今後,カワサキが発売する新たなモデルにも採用予定。

EIZO,21.5型フルHDワイドモニター発売

EIZOは,21.5型フルHD(1920×1080)解像度のワイドモニター「FlexScan EV2130」を10月27日に発売した。標準消費電力(8W),筐体サイズ(横幅487.6mm)とも現行の「FlexScan EV」シリーズで最小。参考価格3万3880円。

■プロの世界

日本印刷技術協会,印刷産業経営力調査からの報告書発行

日本印刷技術協会は10月4日,『JAGAT印刷マネジメントブック2023』を刊行した。印刷産業経営力調査に基づく報告書。経営計画や設備投資,マーケティングに携わる経営者・スタッフ向けに,最新データによる分析結果をまとめている。A4判92ページ。15,400円,会員特別価格7700円。

キヤノン,産業印刷用水性IJラベル印刷機発表

キヤノンは,産業印刷向け水性インクジェットラベル印刷機「LabelStream LS2000」を2024年8月に発売する。新開発のインク循環機構搭載のプリントヘッドと高濃度ラテックスインクを採用し,最速で毎分40mの印刷が可能。高い稼働率も図る。白インクの標準搭載や低耐熱フィルム,食品安全性基準への対応によって,ラベル印刷のニーズに応える。5500万円。

キヤノン,商業印刷向けB3判IJ印刷機発表

キヤノンは,商業印刷向けB3判インクジェット印刷機「varioPRINT iX1700」を2024年4月に発売する。A4判で毎分170枚,B3判で毎分73枚の印刷が可能。新開発のインク循環機構搭載のプリントヘッドとラテックスインクの採用によって,高い稼働率ながらオフセット印刷に近い品位を図る。5500万円。

紀伊國屋書店,CCC,日販,書店主導の出版流通改革へ

紀伊國屋書店,カルチュア・コンビニエンス・クラブ,日本出版販売は,書店主導の出版流通改革の実現に向けて,10月2日,共同出資会社「株式会社ブックセラーズ&カンパニー」を設立した。事業は,①書店と出版社が販売・返品をコミットしながら仕入数を決定する,新たな直仕入スキームを実現するための「書店-出版社」間の直接取引契約の締結を目指す。②直接取引契約を締結した出版社の商品に関する,参画書店の仕入業務を新会社に集約する。③書店での購入者の拡大や購入数の増加を目指し,参画書店が共同実施する販売促進の企画や,共通アプリなども視野に入れた書店横断型のサービスを実現させ,読者の利便性向上に繋げていく。

TBM,資源循環推進協議会を発足

TBMは10月31日,「資源循環推進協議会」を発足したと発表した。循環経済や気候変動対策を推進するスタートアップ企業,リーディングカンパニー,自治体,有識者,省庁,関連団体などと協働し,持続可能な循環共生型の社会形成による脱炭素社会の実現に向け,必要な施策や法整備を広く提言,実効性ある資源循環モデルを社会に実装,発信する。

長苗印刷,11月15日にオンラインで補助金活用セミナー

長苗印刷は11月15日,「事業再構築補助金・ものづくり補助金を取得して事業を拡大するオンライン公開セミナー」を開く。補助金の具体的なメリットや活用法,交付後に求められる事後報告のポイントについて,成功事例を交えながら解説する。参加無料。
https://bit.ly/45VIfXO

エプソン,大判プリンターの割引やプリントサンプルプレゼント

エプソンは2024年3月22日まで,水性顔料大判インクジェットプリンター「SureColorシリーズ」のセットモデルや割引,プリントサンプルプレゼントのキャンペーンを行っている。セットモデルは本体に用紙または5年間の出張保守サービスが付く。本体のみの特別価格モデルも販売しているほか,購入の検討資料として先着でプリントサンプルをプレゼントしている。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

2024年3月6日応募締切,勇気ある経営大賞

東京商工会議所は,東京都に事業活動の拠点を置く中小企業を顕彰する「第21回 勇気ある経営大賞」の応募を,2024年3月6日まで受付けている。今回,創業10年以内の企業を対象とした「スタートアップ部門」を新設し「総合部門」と合せ2部門で募集する。大賞賞金は総合部門が200万円,スタートアップ部門が100万円。
https://www.tokyo-cci.or.jp/market/keieitaisyo/

2024年6月2日まで,本と活字館で「活字の種を作った人々」展

大日本印刷は,活版印刷と本づくりをテーマとした文化施設「市谷の杜 本と活字館」(東京都新宿区)で,企画展「活字の種を作った人々」を2024年6月2日開いている。活版印刷で使う活字の,おおもとの型となる「種字」を彫った彫刻師たちの足跡をたどるとともに,当時の書体について紹介する。入場無料。
https://ichigaya-letterpress.jp/gallery/000345.html

11月15~17日,パシフィコ横浜でエッジテクノロジーの総合展

データ処理とDX技術の「EdgeTech+ 2023」が11月15~17日,みなとみらいのパシフィコ横浜で開かれる。主催は組込みシステム技術協会。参加無料(事前登録制)。
https://www.jasa.or.jp/expo/

11月16日,ミリアドがスタンプラリー運用のセミナー

ミリアドは11月16日,「印刷物にプラスαで受注金額が2倍に! 官民連携でスタンプラリーが今アツい理由」をテーマにオンラインセミナーを開く。印刷会社からのスタンプラリー提案や受注額などを事例を交え紹介する。参加無料。
https://www.miliad.co.jp/news.html#20231116

11月17日,印刷技術懇談会がオンラインとリアルでパッケージ市場のセミナー

印刷技術懇談会は11月17日,オンラインと渋谷の東京ウィメンズプラザで「JAPAN PACK 2023 で見えたパッケージ市場における印刷会社のチャンスとは?」をテーマにセミナーを開く。国内大手印刷会社の戦略や消費者の動向などを踏まえ「JAPAN PACK 2023」で見えた市場のトレンド,印刷会社の売上・利益拡大のヒントを紹介する。参加費2000円。
https://ingikon517.peatix.com/event/3750072/

11月17日,ラベル新聞社がオンラインで人材のセミナー

ラベル新聞社は11月17日,「ラベルフォーラムジャパン・ウェビナーシリーズ」を開く。人材を巡るトピックについて,日本プリンティングアカデミーの曺于鉉校長とラベル業界人が対談を行う。参加費は,ラベル新聞購読者無料,非購読者5000円。
https://www.labelforum.jp/

11月28日・12月7日,キヤノンがオンラインでデザインのセミナー

キヤノンは11月28日・12月7日,グッドデザイン受賞製品作品などを紹介するセミナー「Meet-up Canon Design 2023」をオンラインで開く。ズームレンズや在宅ワークや商業印刷向けのプリンター,医療機器など,2023年のグッドデザイン賞受賞製品を中心とした最新のデザイン事例について,同社のデザイナーが解説する。参加無料。
https://global.canon/ja/news/2023/20231023.html

11月29日~12月11日,六本木でJAGDA学生ポスターアワード作品展

日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は11月29日~12月11日,東京・六本木の国立新美術館で「JAGDA国際学生ポスターアワード2023」作品展を開く。世界21の国と地域から応募された作品から,入賞,入選作品を展示する。入場無料。また,アワードの作品集(展覧会図録)を11月29日に発行する。B5判変形,84ページ,1000円。
https://www.jagda.or.jp/news/7662/

11月30日,ザイコンジャパンがオンラインでデジタル印刷関連セミナー

ザイコンジャパンは11月30日,オンラインでセミナー「ザイコンカフェTV東京2023:リンテック×ザイコン!!環境配慮型サステナブルソリューション」を開く。リンテックの環境配慮型新素材とザイコンの脱墨可能ドライトナーによるサステナブルソリューションを紹介するほか,ラベルエキスポ2023の新情報,完全脱墨可能なドライトナーのライブデモを配信する。
https://flintgrp.zoom.us/webinar/register/2716986294890/WN_TntLSekJRlSZPz3sPwpMzw#/registration

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年11月号【 特集:捺染インクジェット】(10月20日発行)
布に色を染める捺染。印刷技術の一つであるインクジェットが捺染世界の世界を変えていこうとしているようです。今回はインクジェット印刷機メーカーで、捺染分野を担っているコニカミノルタ、ミマキエンジニアリング、セイコーエプソンさんに、市場や技術を解説いただきました。

2023年11月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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