週刊「印刷雑誌」

14巻 10号 2023年3月13日
Japan Printer weekly vol.14, no.10

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

日本印刷産業連合会,「印刷と私」トークショーをWeb公開

日本印刷産業連合会は3月6日,小山薫堂氏と写真家ハービー・山口氏のトークショー「印刷と私」をWeb公開したと発表した。2022年のGP環境大賞表彰式とともに開催したトークショーやDNP五反田ビルのP&Iラボの見学風景を視聴できる。
https://www.jfpi.or.jp/greenprinting/talkshow/

森イラストレーション事務所,イラストレーター検索サイトリニューアル

森イラストレーション事務所は3月6日,プロイラストレーターの検索サイト「イラストレーターズ通信」をリニューアルしたと発表した。ドメインが「イラ通.com(iratsu.com)」になり,サイトの動作軽量化,作家タグ・アイコン・キャッチフレーズ・ストーリーが一覧表示され,イメージする作家が探しやすく改良した。
https://iratsu.com/

グラフィック,メタリックのサンプルリニューアルとパワーポイントのテンプレート配布

グラフィックは3月6日,特殊色「メタリックカラー」の無料サンプルをリニューアルしたと発表した。シルバーのみだったスウォッチサンプルにゴールドのバリエーションを追加したほか,仕上がりをイメージできるデザインのサンプルを作成した。
また,3月9日,名刺やチラシ,DM作成に使えるパワーポイント形式デザインテンプレートの無料ダウンロードを始めたと発表した。ビジネスで必要不可欠な印刷物を中心に,500点以上をダウンロードできる。

モトヤ,欧文書体の厳選書体を販売

モトヤは,文章の雰囲気や内容合わせて欧文を変更できるよう選んだ,12種類の欧文書体「モトヤ欧文書体デザインコレクション」を3月13日に発売した。過去に活字,自社組版機向け専用フォントとして販売していた欧文書体の中から,デザイン書体12書体を選び,標準的な欧文フォントの文字セットに拡張した商品。単調になりがちな欧文文章に力強さや高級感,上品な印象など様々なイメージを付与しイメージを向上させることができる。OpenTypeフォント1書体4400円,12書体セット4万4000円。

フォントワークス,定額制フォントに追加できる書体サービス開始

フォントワークスは3月8日,定額制フォントサービス「mojimo」に12書体から好きなフォントを3書体追加できる「mojimo-plus」を始めたと発表した。追加価格は月額660円,1320円,1980円(許諾範囲によって異なる)。

アドビ,女性クリエイターの環境に関する調査を発表

アドビは3月7日,日本での女性クリエイターの活躍を後押しするため,クリエイターを取り巻く環境に関する調査結果を発表した。各項目の1位回答は,クリエイティブを仕事にする良さとして感じることは「年齢を問わず活動できる」,仕事を通じてどのようになりたいかは「好きなものを作り続けたい」,副業としてクリエイティブ活動で得ている収入は「10万円以下」,仕事の依頼経路は「SNS」との結果となった。

■プロの世界

全日本印刷工業組合連合会,環境推進工場登録の講習会を開催

全日本印刷工業組合連合会は5月10日,「環境推進工場新規登録講習会」をオンラインと東京・新富の日本印刷会館で開く。「環境推進工場登録」は,環境対応が一定レベルに達した企業の環境活動を支援し,顧客への信頼性アピールを目的としている。受講料は2万2000円,テキスト代3300円,登録申請料2万2000円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2023/03/0510_kankyo_shinki.pdf

フォーム工連,5月に総会

日本フォーム印刷工業連合会は5月25日に,関東フォーム印刷工業会は5月18日に,目白のホテル椿山荘東京で総会を予定している。

凸版印刷、TOPPANホールディングスへ

凸版印刷は3月10日,10月に予定している持株会社体制への移行にあたり, 持株会社の商号を「TOPPANホールディングス株式会社」とし,同社の事業を継承する事業会社の商号を「TOPPAN株式会社」と「TOPPANデジタル株式会社」とすると発表した。すでに発表の通り,4月に同社のセキュア事業とトッパン・フォームズ(株)の事業を統合した「TOPPANエッジ株式会社」を設立する。

コニカミノルタジャパン,社長に一條啓介氏

コニカミノルタジャパンは4月1日付で大須賀健社長に代わり,常務取締役ヘルスケアカンパニープレジデントの一條啓介氏が代表取締役社長に就任する。同日付け新任・昇任役員は,常務取締役:山路 勇(情報機器事業管掌),岡本雄平,取締役:安保範繁,今井隆広。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

3月31日まで,東京ミッドタウンで公民館のデザイン展

赤坂の東京ミッドタウン・デザインハブは3月31日まで,企画展「公民館のしあさってはデザインのしあさって!?」を開く。公民館のコンセプトと役割をひもとくとともに,現在各地で活動する公民館とデザイナーへの取材を通して双方の視点から「公」について掘り下げ共通項を見いだし,社会の未来を思索する。入場無料。
https://designhub.jp/exhibitions/8439/

10月29日まで,本と活字館で宇野亞喜良展

大日本印刷は,活版印刷と本づくりをテーマとした文化施設「市谷の杜 本と活字館」(東京都新宿区)で,企画展「宇野亞喜良 万華鏡印刷花絮 Aquirax Uno Kaleidoscope -Behind the Scene-」を,3月4日~6月25日(前期)と,6月28日~10月29日(後期)に開く。箔押し,段ボール紙や新聞紙へのシルクスクリーン印刷,手漉き透かし和紙への印刷など,さまざまな実験的手法を用いている。入場無料(完全予約制)。
https://ichigaya-letterpress.jp/

3月15・23日,ビデオジェット・エックスライトがオンラインで測色入門セミナー

ビデオジェット・エックスライトは3月15・23日,「測色入門ウェビナー」を開く。測色計を使用する上での基礎知識や分光測色計について解説する。定員100人。参加無料。
https://www.xrite.com/ja-jp/about-us/news-events/press-releases/japan-colorimetry-introductory-webinar

3月17日,印刷技術懇談会がオンラインとリアルでフンケラーの報告会

印刷技術懇談会は3月17日,オンラインと渋谷の東京ウィメンズプラザで「Hunkeler Innovationdays 2023で見えて来た次世代のオートメーション」をテーマにセミナーを開く。参加費2000円。
https://ingikon510.peatix.com/event/3523759/view

3月24日,日本印刷技術協会がリアルとオンラインでトピック技術セミナー

日本印刷技術協会は3月24日,オンラインと東京・杉並区の同協会で「JAGAT トピック技術セミナー 2022-2023」を開く。「創注」をテーマに各社が独自視点での印刷ビジネスを解説する。参加費は,会員無料,一般5000円。
https://www.jagat.or.jp/topic2022-2023

3月24日~4月23日,丸の内で世の中を良くする不快のデザイン展

日本デザイン振興会は3月24日~4月23日,東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiで「世の中を良くする不快のデザイン展」を開く。不快を直接的に与えて問題を解決している取り組みやプロセス,不快を起点に新たな価値を生みだしたプロダクトなど,心理効果の視点から「不快」と「デザイン」の関係を解き明かす。入場無料。
https://www.g-mark.org/gdm/exhibition.html

3月28日,AndTechがオンラインでバリア材料のセミナー

AndTechは3月28日,「食品容器包装向け透明バリアフィルム・環境配慮型バリア材料の最新動向と用途展開」をテーマにオンラインセミナーを開く。透明バリア(蒸着)フィルムを含めた最近のパッケージにおける特徴や機能性などについて解説する。参加費4万4000円。
https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=11156

3月28日,日本印刷技術協会がリアルとオンラインで広告・通販・印刷メディアの動向セミナー

日本印刷技術協会は3月28日,オンラインと東京・杉並区の同協会で「広告と通販,印刷メディアの最新動向:GAFAMが失速する時代のメディア勢力図を考える」をテーマにセミナーを開く。米国ではデジタル広告費が飽和,との声も聞かれる時代におけるメディアの動向を考える。参加費は,会員1万1000円,一般1万5400円,印刷総合研究会会員無料。
https://www.jagat.or.jp/media230328

3月30日,DICカラーデザインがオンラインで色彩心理のセミナー

DICカラーデザインは3月30日,「カラーイメージの色彩心理ロジックとエビデンスづくり 」をテーマにオンラインセミナーを開く。カラーイメージの構造を色彩心理的な効果や感覚間相互作用効果など,複数の視点から紐解くとともに,統計調査に基づいたカラーイメージの調査手法や活用方法などについて解説する。参加費5500円。
https://dcd20230330.peatix.com/

4月6日,ザイコンジャパンがオンラインでデジタル印刷関連セミナー

ザイコンジャパンは4月6日,オンラインでセミナー「ザイコンカフェTV東京2023」を開く。同社のドライトナーやUVインク,SDGs,アプリケーションついて紹介する。
https://flintgrp.zoom.us/webinar/register/8416769548575/WN_FDq4Ti6XSbiHuicRAQ70aQ

4月24日,プリント基板インストラクタ2級検定試験

日本電子回路工業会は4月24日,オンラインでプリント基板に関する「PWBインストラクタ2級検定試験」を開く。試験は講習会形式でセミナー受講後,修了試験を受検できる。定員50人。受験料は,会員1万円,非会員1万5000円。申込締切は4月14日。
https://jpca.jp/wp-content/uploads/PWBinst2_2023_1.pdf

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年4月号【 特集:グリーンプリンティング 】(3月20日発行)

日本印刷産業連合会では、環境対応の印刷発注に理解を示す、印刷会社から見れば顧客にあたる組織にも「GP(グリーンプリンティング)環境大賞」として焦点を当てています。今は、印刷産業界の外を考えなくてはいけない時代になりました。今月号は印刷を発注する企業・団体として東京都,東武鉄道様からも取り組みを解説いただきました。

2023年4月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

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