週刊「印刷雑誌」

13巻 47号 2022年12月12日
Japan Printer weekly vol.13, no.47

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

都インキ,リサイクル素材のらくがき帳を発売

都インキは12月6日,チラシ印刷を手掛けるダイトクコーポレーションを共同で,廃材とリユースインクを利用したリサイクルらくがき帳「ばななノート ブラック」を発売すると発表した。インクは使われなくなった不動インク,本文用紙は印刷工程で廃棄されていた色用紙を使用する。インクの再利用では,焼却処分で発生していた1tあたり約2.17tのCO2を削減できる。

ダイナコムウェア,書体年間ライセンスに新書体追加

ダイナコムウェアは「ダイナフォント」年間ライセンス「DynaSmart V」「DynaSmart教育機関向けプラン」「DynaSmart学生版」の契約者向けに,2022年新書体として同社の旗艦フォント「金剛黒体」のバリアブルフォント「金剛黒体 VF」,新多言語「金剛黒体ゾンカ語」など計24書体を11月24日より提供した。

■プロの世界

モリサワ,写研書体を字游工房と共同開発

モリサワは11月24日,(株)写研の代表的な書体である「石井明朝 ニュースタイル大がな・オールドスタイル大がな」「石井ゴシック」をOpenTypeフォントとして改刻し,2024年にリリースすることを発表した。石井書体を保有する写研と,モリサワおよびそのグループ会社である字游工房のタイプデザイナーが参加する,3社共同体制の取り組み。

セイコーエプソン,オフィス製紙機の新コンセプトモデル発表

セイコーエプソンは11月24日,オフィス製紙機「PaperLab」の新コンセプトモデルを発表した。特長は,(1)専用シュレッダーにより古紙回収を容易に,(2)本体サイズを小型化,導入コストを小さく,(3)繊維化した古紙を結合する際に使用する「結合材」を天然由来材料へ置き換え。

リンテック,PET製容器と同質素材を使用した単一素材ラベル

リンテックは環境配慮をコンセプトとするフィルムベースのラベル素材「カイナス」シリーズの新アイテムとして,表面基材と粘着剤にポリエステル系樹脂を使用することで日用品や食品,飲料などに使用されるPET製容器とのモノマテリアル化をしたラベル素材を開発。リサイクル適性の向上につながる新たな環境配慮製品として11月30日に発売した。

富士フイルムBI,A3モノクロ複合機3機種を発売

富士フイルムビジネスイノベーションは,A3モノクロ複合機「Apeos」3機種を12月16日に発売する。最大印刷速度は75ページ/分,スキャン速度は1パス両面自動読み取り270ページ/分,針無しステープル機能やZ折り,三つ折りなどの後処理工程に対応。ネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータの情報漏えい防止のセキュリティーも強化した。上位機種が381万5000円(税別)。

エプソン,レジンインク搭載プリンターのセット割引キャンペーン

エプソンは,レジンインク搭載の大判プリンター「SC-R5050/SC-R5050L」に,初期充填用インクをセットしたスタートセットモデルの割引キャンペーンを12月19日~2023年3月末まで行う。キャンペーン価格はスタンダードモデルの「SC-R5050」のセットが219万8000円(税別)。

日本印刷技術協会,3月12日にDTPエキスパート試験

日本印刷技術協会は「DTPエキスパート」認証試験の試験範囲を示す「DTPエキスパートカリキュラム」改訂第15版を公開し,カリキュラムPDF版を12月7日より無料配布した。第59期DTPエキスパート認証試験は3月12日,開催地は東京・大阪・名古屋・福岡および指定講座会場。受験料は,①DTPエキスパート・マイスター2万1000円,②DTPエキスパート1万5000円,③アップグレード9000円,申請受付は2月17日まで。

モトヤ,大阪本社移転

(株)モトヤは,大阪本社を次に移転する。業務開始日は,12月12日。新住所:〒530-0038大阪府大阪市北区紅梅町2-8,電話06-6358-9131。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

12月~2023年2月,ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会が各種講座

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会は2023年2月までの各種スタートアップセミナーやワークショップの講座予定を公開した。テーマはユニバーサルコミュニケーションデザインの基礎や認証取得,デザイン改善の実例など。参加費は無料~8000円。
https://ucda.jp/u_katsu_college.html

12月25日まで,アドビがクリエイティブコンテスト作品募集

アドビは12月25日まで,「年末クリエイティブコンテスト」の作品を募集している。テーマは「今年の自信作」。写真・イラスト・動画・デザインの4部門からそれぞれ各賞を選出する。最優秀賞にはAmazonギフト券10万円分が贈呈。作品投稿はTwitter,Instagramで受付けている。
https://blog.adobe.com/jp/publish/2022/12/08/cc-contest-best-of-my-creative-work-2022

2023年4月9日まで,印刷博物館で世界のブックデザイン展

東京・水道にある凸版印刷の印刷博物館P&Pギャラリーは2023年4月9日まで,「世界のブックデザイン2021-22」を開いている。「世界で最も美しい本コンクール」および,日本,ドイツ,オランダ,オーストリア,フランス,カナダ,中国の各国コンクール入選図書を展示している。入場無料。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20221210.php

12月14~16日,ビッグサイトで中小企業新ものづくり・新サービス展

ものづくり補助事業展示会の「中小企業 新ものづくり・新サービス展」が12月14~16日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は全国中小企業団体中央会。その中で松浦紙器製作所は各種パッケージ商品を出展する。入場無料(要事前登録)。
https://www.shin-monodukuri-shin-service.jp/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年1月号【 特集:印刷産業の未来 】(12月20日発行)

生産工場、生産現場の未来を考えるためのDX・スマートファクトリー化や、印刷物を文化・芸術として捉えた表現価値・方法の模索、ニッチなフレキソ印刷の分野で利益を上げるための創意工夫、社内改革の先に見えてきた現場のキーマンと呼べる人財、などの記事を掲載しました。

2023年1月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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