週刊「印刷雑誌」

13巻 44号 2022年11月21日
Japan Printer weekly vol.13, no.44

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■IGAS,11月24~28日にビッグサイトで

月刊『印刷雑誌』12月号 補足情報

※国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展IGASが11月24~28日に東京ビッグサイトで開催される。月刊『印刷雑誌』12月号(11月18日発行)で出展情報を掲載しているが,掲載しきれなかった情報を紹介する。

 

東洋インキグループは,印刷業界向けWEBプラットフォーム「Primarelink」,フィルム代替機能性UVコーティング「Flash Dry FLソフトフィールワニス」,カラーユニバーサルデザイン対応配色シミュレーション&変換ツール「Lioatlas Simulator」を出展する。IGASの見どころをまとめた冊子をブースで配布する。

 

キヤノンマーケティングジャパンは,「商業印刷」「データプリントサービス」「産業印刷」の分野で,国内イベント初出展となる「imagePRESS V」シリーズをはじめ,カット紙から連帳,トナーからインクジェットまでの製品を紹介。検品装置や各種ソフトウェアとの連携により,生産現場の省力化・効率化に繋がるソリューションを提案する。

印刷学会出版部IGAS出展情報

印刷学会出版部は東1ホール出入口(小間番号S-1)に出展いたします。
デジタル印刷機の導入にお悩みの方,機械トラブルを根本的に解消したい方,新人の教育用に利用できるテキストをお探しの方などに向け,様々な書籍を用意してお待ちしております。
会場での購入者サービスとして,月刊「印刷雑誌」のバックナンバーをもれなく1冊プレゼントいたします。

 

 

 

■印刷をたのしむ

吉田印刷所,グラシン紙とクラフト紙の透けるポチ袋発売

吉田印刷所は11月2日,グラシン紙とクラフト紙を貼り合わせた前面が透けるポチ袋を発売したと発表した。20枚入りパックで330円。

グラフィック,紙製クリアファイル印刷開始

グラフィックは11月14日,A4サイズの書類が収納可能な紙製のクリアファイル印刷を始めたと発表した。片面が半透明で中身が見える「上質片面クリアファイル」と,両面が透けない「上質ファイル」の2種類を選べる。1000枚で4万820円ほか。

フォントワークス,ゲーム向けフォントパックの20%OFFキャンペーン

フォントワークスは12月31日まで,フォントパック「mojimo-game」のリリース4周年を記念し,20%OFFの割引キャンペーンを行っている。同パックはライトクリエイター向けに,プロの現場でも採用されるフォント12種をセレクトしている。定価5280円。

ハンワ,会員登録不要の年賀状印刷作成サイト公開

ハンワは11月11日,年賀状印刷作成サイト「年賀はがき舎」を公開したと発表した。会員登録不要で印刷の注文ができ,送料無料,後払いでの支払に対応する。また一部の年賀状デザインはブラウザ上で作成した後,無料でダウンロードでき,手持ちのプリンターで印刷することができる。

キヤノン,ビジネス向けレーザープリンター11機種発売

キヤノンは11月24日,レーザープリンター・レーザー複合機の新製品11機種を発売する。高速印刷と小型化・大容量給紙で大量出力業務の使い勝手を向上する「LBP362i/LBP361i」。高速印刷で受付や窓口業務を効率化する6機種。コンパクト設計でクリニックなどの窓口や在宅勤務に適した3機種をラインアップする。オープン価格。

フォントワークス,フォントの印象をAIが学習するサイト公開

フォントワークスは11月1日,フォントがもつ印象をAIが学習していくWebサイト「人工知能4号は知りたい」を公開した。ゲーム風の画面に表示されるフォントと印象語のマッチング度を回答していき,終了後に現在の集計データを見ることができる。

■プロの世界

ボーンデジタル,『グラフィックデザイナーのためのDTP&印刷しくみ事典』発行

ボーンデジタルは,『グラフィックデザイナーのためのDTP&印刷しくみ事典』を発行する。2000年より毎年刊行されてきたムック『DTP&印刷スーパーしくみ事典』を一冊にまとめた。B5判,272ページ。2022年11月,発行:ボーンデジタル。3960円。

日本フォーム印刷工業連合会,『フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書』

日本フォーム印刷工業連合会は,『フォーム印刷業界の現状と課題に関する調査報告書』を発行した。会員へのアンケート調査(55社)をまとめた。A4判76ページ。2022年11月,発行:日本フォーム印刷工業連合会。非売品。

大日本印刷,書籍向けの編集・管理システム開発・提供

大日本印刷は11月9日,出版社のコンテンツをオンラインで編集・管理し,書籍制作の業務フローの効率化を支援する「DNP出版コンテンツ編集・管理システム」を開発,11月に提供を始めると発表した。出版社向けの同社システムに,書籍向けのラインナップを追加し,既存のサービスと連動することで,コンテンツの編集・制作から管理・製造・配信までの「出版DX」を図り,出版業界における働き方改革を支援する。

凸版印刷,AIでくずし字のOCR開発

凸版印刷は11月11日, 明治期から昭和初期(近代)の手書き文字に対応したAI-OCRを開発したと発表した。現在同社が古文書解読とくずし字資料の利活用サービス「ふみのは」として提供している江戸時代のくずし字を対象としたAI-OCRをもとに,近代の多様な筆跡の手書き文字にまで対応の範囲を拡張させたもの。

SCREENグラフィックソリューションズ,IJで新技術・製品を発表

SCREENグラフィックソリューションズは11月10日,インクジェット(IJ)印刷機のスキャニング・検査システムである「JetInspection」のコアロジックを改良,新たに開発したAIの解析結果の活用などにより,検査精度の向上をはじめ,さまざまな性能を強化させた検査エンジンを開発したと発表した。高速でのバリアブル印刷の目視検査の対策を図る。この新たな検査エンジンを搭載したJetInspectionを,「Truepress Jet520HDシリーズ」,「Truepress Jet520NX」に向けて販売していく。
また同社は同日,連帳IJ印刷機「Truepress Jet520NX」用に染料インク向けの高速印刷モード(180m/分)を開発し,販売を始めたと発表した。
さらに同社は同日,ロール式IJ印刷機「Truepress Jet520HDシリーズ」に搭載する新たなインクとして「Truepress ink SC+」を開発し,世界で販売を始めたと発表した。代表的な一般コート紙やIJ用上質紙をはじめ,普通紙への印刷にもプライマーなどの表面処理が不要で,多くの用紙の風合いを生かした印刷ができる。さらに濃度を高め,色域も拡大している他,にじみや耐擦過性なども向上した。

福井新聞社,EmbedSocial Japanと業務提携

福井新聞社は11月14日,Embedsocial Japanと業務提携をしたと発表した。Embedsocial JapanはSNSの写真や動画,レビューなどをWEBサイトに組み込めるツールを提供しており,この提携によりSNS投稿とWEBサイトの連携でサイト更新工数の削減や,新規顧客の獲得施策,キャンペーンなどの展開を強化していく。

東洋美術印刷,社内コミュニケーションに関する展示相談会

東洋美術印刷は11月28日~12月2日,東京・千代田区の同社で社内報や社内伝達に関する無料展示相談会を開く。社内報や記念誌などの作り方,メリット,ポイントの課題への提案などを行う。問い合わせは同社(電話03-3265-9861)。

日本印刷産業連合会,印刷産業環境優良工場表彰募集

日本印刷産業連合会は,印刷産業環境優良工場表彰制度の応募工場を2023年1月31日まで募集している。また,従業員規模29人以下の事業所(企業全体で49人以下)は小規模事業所部門に応募できる。表彰式は,2023年印刷の月記念式典(2023年9月13日,ホテルニューオータニ)で行われる予定。
https://www.jfpi.or.jp/topics_detail6/id=27

日本印刷技術協会,新入社員コース再編

日本印刷技術協会は,通信教育「印刷業のための新入社員コース」をリニューアルし,改訂新版として2022年12月より開講する。印刷産業の概要および印刷技術の基礎知識,制作の流れ,会社組織の仕組みやコミュニケーションの方法,マナーなどのビジネスの基本を教える。受講期間は3ヵ月,受講料は会員18,700円,一般24,200円。
https://www.jagat.or.jp/archives/104357

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

12月1日まで,丸の内でデザイン受賞作の展示会

日本デザイン振興会は12月1日まで,東京・丸の内のGOOD DESIGN Marunouchiでグッドデザインやロングライフデザイン賞受賞作を紹介する企画展「もののまわり LONG LIFE DESIGN 2022 」を開いている。受賞デザインを成り立たせている,人,技術,歴史などを「もののまわり」という視点に立って読み解き,展示と小冊子で紹介する。入場無料。
https://www.g-mark.org/gdm/exhibition.html

11月24日,大伸社コミュニケーションデザインがオンラインでブランディングのセミナー

大伸社コミュニケーションデザインは11月24日,「採用・売上に繋がるブランディングとは」をテーマにオンラインセミナーを開く。同社が発行した『手にとるようにわかるブランディング入門』の内容に沿ってブランディングの基本的な知識から実践的な進め方,設計方法などを解説する。定員100人。参加無料。
https://go.daishinsha-cd.jp/branding221124

11月30日,AndTechがオンラインで軟包装の環境対応セミナー

AndTechは11月30日,「軟包装パッケージにおける環境対応・リサイクル・再生再利用・脱墨・脱離技術と食品メーカーからの要求・将来展望・課題」をテーマにオンラインセミナーを開く。参加費4万4000円。
https://andtech.co.jp/seminar_detail/?id=10908

11月30日,日本出版学会がオンラインでストーリーマンガの研究会

日本出版学会は11月30日,「戦後少年誌の変容と「ストーリーマンガ」の成立」をテーマにオンラインで研究会を開く。戦後マンガの出発点といわれるストーリーマンガについて,少年誌の変容に伴うその掲載読物としてのマンガが新しく位置づけられる過程に着目して考察する。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2022/11/14/2537/

12月7~9日,幕張メッセで材料・加工機械の総合展

材料,加工機械の総合展「高機能素材Week」が12月7~9日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催はRX Japan。フィルムテックやファインテックジャパンなど9つの展示会で構成。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://www.material-expo.jp/ja-jp.html

12月9日~2023年1月31日,gggで宇野亞喜良展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは12月9日~2023年1月31日,「宇野亞喜良 万華鏡」展を開く。イラストレーター,グラフィックデザイナーとして1950年代から第一線で活躍してきた同氏の作品展示のほか,シリーズ作品の約20点を,特殊印刷設計による表現方法で新たな作品に蘇らせる。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=1&seq=00000813

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年12月号【 特集:絵本の価値 】(11月18日発行)

「絵本」特集の第三弾です(第一弾2020年12月号、第二弾2021年12月号)。
今回は点字絵本ついての話題、絵本の造本や設計、デザイナーや絵本専門士の立場から絵本への思いを各現場で活躍されている方々から執筆をいただきました。

2022年12月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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