■印刷をたのしむ

グラフィック社，『もじモジ探偵団』発売

グラフィック社は2022年1月，書籍『もじモジ探偵団　まちで見かける文字デザインの秘密』を刊行する。『デザインのひきだし』の連載「もじモジ探偵団」5年分を書籍化した。街や暮らしの中で見かける文字のデザインが気になって仕方のない2人組・探偵アイアイと助手のネコくんが，色々なまち文字のデザインを丹念に探る。A5判，168ページ，2200円（税込）。

BLUEPAGE，動画付き年賀状の作成サービスを開始

BLUEPAGEは12月20日，紙の年賀状に短い動画のQRコードを埋め込むことができるサービスを開始したと発表した。撮影した動画を専用サイトにアップロードすると，20秒以内の動画として視聴できるQRコードを埋め込んだ年賀状を作成できる。作成した動画はメールやLINEなどで送ることも可能。

ルクレ，顔認識AI搭載の卒園アルバムサービス開始

ルクレは写真店向けの卒園アルバム作成サービス「みんなのアルバム屋さん」を2022年1月14日から開始する。同社のスクール写真販売サービスに掲載した写真をクリックするだけでアルバム編集が可能。顔認識AIにより，園児の登場回数の偏りを防ぐことができる。バリアブル印刷で，保護者も編集可能な1冊ずつ違う個人ページを追加料金なしで作成できる。1冊8ページから，4400円（税込）。

リコー，A3カラープリンター新機種を発売

リコーは，LED方式のA3判カラープリンター「RICOH P C6000L」を2022年1月11日に発売する。LEDヘッドを採用し，幅449×奥行552×高さ360mmのコンパクトサイズで，出力速度はカラー，モノクロとも27ページ/分。オープン価格。

■プロの世界

四国情報サービス，社員証の小ロット印刷を開始

四国情報サービスはオリジナルデザインの社員証を1枚から印刷するサービスを12月20日に始めた。最短翌日，再注文は最短当日発送する。プラスチック，ICカード，シール紙に対応。プラスチック製が1枚1000円から。

富士フイルムBI，デジタル複合機が中国でグリーン設計製品認定

富士フイルムビジネスイノベーションは12月21日，デジタルカラー複合機「Apeos C」シリーズが，中国工業情報化部の「グリーン設計製品」認定を取得したと発表した。製品の設計からリサイクルまでのライフサイクル全体の環境負荷低減を評価する「グリーン設計製品」において，同シリーズはリサイクルしやすい設計や省エネルギー性能が高く評価された。

DICグラフィックス，インキ価格を改定

DICグラフィックスは，主にパッケージ印刷向けに使用されるグラビア・フレキソインキや接着剤製品，食品用金属容器などに使用される塗料やインキ製品について，1月1日出荷分より価格を改定する。1kg当たりの価格値上げ幅は，グラビア，フレキソインキ全般70円，接着剤40円，硬化剤80円，クリヤー40円，ホワイトコーチング50円，金属インキ70円。

日本印刷産業連合会，GP 65工場を認定

日本印刷産業連合会は12月16日，第65回グリーンプリンティング（GP）において，新規4工場，更新61工場を認定した。新規認定は，新村印刷・狭山工場（埼玉），能登印刷・白山工場（石川），大享印刷・多気工場（三重），あすなろ印刷・出水工場（鹿児島）。
GP資機材も4社の，洗浄剤6製品，エッチ液13製品，製本用接着剤1製品，ドライトナー型デジタル印刷機1製品を認定した。

全日本印刷工業組合連合会，CSR認定新規5社を発表

全日本印刷工業組合連合会は12月13日，CSR認定企業を決めた。新規ワンスター認定は，ニシキプリント（広島），鹿児島新生社印刷（鹿児島），ダイヤモンド秀巧社印刷（福岡），トキワ印刷（東大阪），ニッポー（富山）の5社。
なお，応募申込締切2022年１月31日で，第36期ワンスター認定企業を募集している。また，2022年2月1日～4月28日に第37期ワンスター認定を募集する。

日本フォーム印刷工業連合会，生産性向上のセミナー

日本フォーム印刷工業連合会は2022年1月20日，新春講演会ウェビナーをオンラインで開く。東京大学の西成活裕教授が「空けるが勝ちの渋滞解消法“渋滞学による生産性向上”」をテーマに講演する。参加無料。
https://www.jfpi.or.jp/JBFA/seminar/2022_shinnenn.pdf

SCREENグラフィックソリューションズ，page展で各種ソリューションを出展

SCREENグラフィックソリューションズは，2022年2月2～4日に池袋のサンシャインシティで開かれる「page」展に出展する。デジタルワークフロー自動化ソフトウエアやソリューションプラットフォームの最新版，Webポータルシステムなどを，デモンストレーション，サンプル，事例などで紹介する。

日本印刷産業連合会，2月に「じゃぱにうむ」

日本印刷産業連合会は，地方創生事業事例発表会「じゃぱにうむ」を2022年2月16日にオンラインで行う。フリーキャスターの伊藤聡子氏が「コロナをチャンスに！地域から輝く日本へ」と題し，基調講演を行う。事例発表は，文化社（岐阜），富士特殊紙業（瀬戸），朝日印刷工業（前橋），エイコー印刷（別府），田中手帳（大阪），RUHIA（宜野湾）の6社。
https://www.jfpi.or.jp/topics/detail/id=5254

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

2022年2月20日まで，凸版印刷が障がい者アートのVRオンライン展

凸版印刷，良いお寺研究会，障がい者アート協会，サポートセンターどりーむは，オランダの障がいをもつアーティストを支援するヘットベルクヴァン財団とコラボレーションし，VRオンラインアート展示会「可能性アートプロジェクト展 in 大徳寺 瑞峯院 2021」を2022年2月20日まで開いている。龍寶山大徳寺の瑞峯院を忠実に再現したVR空間に，海外の障がい者アーティストを含むアート作品を展示する。鑑賞料無料。
https://kanoseiartproject-vr-2021.com/

2022年1月2日～3月27日，東京国立博物館で国宝「松林図屛風」VR上映

凸版印刷は2022年1月2日～3月27日，東京・上野の東京国立博物館で，国宝「松林図屛風」（しょうりんずびょうぶ）を鑑賞するVR作品「国宝 松林図屛風：乱世を生きた絵師・等伯」を，同館・東洋館内「TNM & TOPPANミュージアムシアター」で上映する。鑑賞料金は高校生以上600円など。同期間中，ニコニコチャンネル内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアターチャンネル」でもオンライン映像配信する。視聴料300円。
https://www.toppan-vr.jp/mt/news/21121601.html

2022年1月13日，日本出版学会が出版産業を振り返るセミナー

日本出版学会は2022年1月13日，「出版産業の30年・100年を振り返る～：平成の出版が歩んだ道」をテーマにオンラインセミナーを開く。平成の出版産業と新しい兆し，古書業界の100年と神保町の今昔について解説，討論をする。定員300人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2021/12/22/1905/

2022年1月15日，大阪府印刷工業組合が印刷を遊ぶイベント

大阪府印刷工業組合は2022年1月15日，中央区の大阪産業創造館で印刷業界以外のユーザーを対象とした紙と印刷のマルシェイベント「ペーパーサミット」を開く。印刷会社とクリエーターのコラボ作品の紹介やワークショップを行う。入場無料。
また，同時開催で中央区のマイドーム大阪で「大喜利印刷　作品展示」を2022年1月11～15日に開く。

http://osaka-pia.or.jp/com08/papersummit2022/

 

 

 

2022年1月3日の週刊「印刷雑誌」はお休みします。
次号は2022年1月11日（火）の発行になります。
本年もご愛読いただき，ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年1月号【 特集：印刷の未来思考 】（12月20日発行）

紙への印刷を行いながら，Webをはじめとしたデジタル・IT展開や未来を考えた企業。ビジネス拡大のため段ボール印刷を始めた印刷会社，折り紙的な発想でA4判の厚紙を糊なしで折るだけで皿・どんぶり・カップになる折り紙食器，メーカーから見た現状解説などを掲載。「これからの印刷」を考えるヒントを紹介いたします。

2022年1月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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