週刊「印刷雑誌」

12巻 47号 2021年12月13日
Japan Printer weekly vol.12, no.47

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

ブックサンタ,本1万冊の寄付が集まる

NPO法人チャリティーサンタは,書店で本を購入すると貧困や病気などの子どもにサンタが本を届ける「ブックサンタ2021」に11月末までに1万冊を越える寄付が集まったと発表した。クリスマスまでに6万冊を目標に,全国461の書店で寄付を受け付けている。

しまうまプリント,ディズニー年賀状発売

しまうまプリントは12月3日,印刷通販サイト「しまうまプリント年賀状2022」で全50種類のディズニーキャラクター年賀状を発売したと発表した。印刷代(印刷仕上げ)1枚51円,はがき代63円,送料無料。

グラフィック,寒中見舞いデザインテンプレート追加

グラフィックは12月8日,寒中見舞いの無料デザインテンプレート17種類を追加したと発表した。挨拶文の文例も含まれ,差出人部分の文字を入力するだけで簡単に印刷用データの作成が可能。最少4枚から印刷できる。

凸版印刷,TBSホールディングスと4K番組放送

凸版印刷はTBSホールディングスと共同で食文化をはじめとする地域活性化をテーマに,4K番組「あなたが知らない!ニッポン再発見ツアー」を制作した。放送は12月26日,BS-TBSで18:00~19:00。

■プロの世界

ユポ・コーポレーション,プラスチックを減らしたラベル用合成紙

ユポ・コーポレーションは12月1日,食品,化粧品ラベル等を主用途とするラベル用合成紙において,独自技術により,プラスチック使用量を削減することが可能な「ユポエアー」を開発したと発表した。一般的なPPフィルムと比べ約46%,現行同社製品と比べ約20%のプラスチック量を削減。

エプソン,測色器とソフトのセット販売キャンペーン

エプソンは2022年3月末まで,測色機「SD-10」とRIPソフトウェアをセット販売する「スポットカラーマッチング導入支援キャンペーン」を行っている。RIPソフト「Epson Edge Print」とのセットが99,000円。「Epson Edge Print PRO」とのセットが298,000円。

大日本印刷,色調補正ソフト発売

大日本印刷は,ECサイトや医療・化粧品業界等での利用に向けて,画像の色をパソコン上で製品本来の色調に補正するソフトウェアを開発し,2022年1月5日に発売する。小型のカラーチャートを被写体と同時(もしくは同じ条件下)に撮影し,本ソフトを搭載したパソコンでこの画像データを処理することで,カラーチャートの色を基準に,自動計算で色補正用のプロファイル(解析結果)を生成。撮影した画像を表示する際に,このプロファイルを適用することで,パソコン上でより正確な色に補正することができる。

キヤノン,水性顔料蛍光インク搭載大判プリンター発売

キヤノンは,大判プリンター「imagePROGRAF」の新製品として,特色インクを含む10色インクと蛍光ピンクインクを搭載した「GP-4000」(76万7800円)をはじめ5色インクと蛍光ピンクインク搭載モデルなど,B0判ノビ,A1判ノビ,A0判ノビの計4機種を12月7日に発売した。

水上印刷,流通加工の一元管理サービス開始

水上印刷は12月8日,流通加工の煩雑なオペレーションを一元管理する「流通加工サービス」を始めたと発表した。商品と販促物(什器)を同梱したセット品を,販促物の製造から商品のアセンブリ作業まで一元管理により行うことで,店頭での設置率を上げたいメーカーと,販促物設置に時間を取られたくない小売業の課題解決を図る。

千代田グラビヤ,軟包装製品のCO2排出量設計支援を開始

千代田グラビヤは12月8日,ライフサイクルCO2排出量の試算による軟包装製品の最適設計支援サービス「千代田エコ・デザイン・シミュレーション」を始めたと発表した。製品の企画段階で素材,重量,形状などの情報をもとに,製品のライフサイクルCO2排出量を試算し,仕様変更によるCO2排出量の削減割合,紙マークの適用条件,輸送距離の変化による影響などを具体的な数値で比較検討することができる。また,製品の易開封性,加工適性,耐久性への影響に関する信頼性検査もできる。

 

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

12月14・15日,浜松町で「ものづくりパートナーフォーラム東京」

日経ものづくりは12月14・15日,東京都立産業貿易センター浜松町館で,ものづくり課題解決のヒントや新たなつくり方の知見が得られる技術相談会「ものづくりパートナーフォーラム東京2021」を開く。入場無料。その中で特殊東海製紙は,意匠性の高いパッケージ用紙やテイクアウト食品に適した紙素材などを出展する。
https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXT/21/TOKYO2021/

12月18日~2022年4月10日,印刷博物館で世界のブックデザイン展

東京・水道にある凸版印刷の印刷博物館P&Pギャラリーでは12月18日~2022年4月10日,「世界のブックデザイン2020-21」を開く。「世界で最も美しい本コンクール」および,ドイツ,オランダ,スイス,中国の各国コンクール入選図書を展示する。入場無料。入場はオンラインによる事前予約(日時指定券)制。印刷博物館展示室への入場の際は入場料が必要。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20211218.php

2022年1月15日~3月19日,京都dddギャラリーが鳥海修書体展

太秦の京都dddギャラリーは2022年1月15日~3月19日,「鳥海修 もじのうみ:水のような,空気のような活字」展を開く。100以上もの書体を生み出してきた鳥海修氏の書体をデザインする過程で生まれたスケッチや試行錯誤の痕跡,下書き,仕上がった原字,実社会での使用例などを通してこれまでの仕事の展覧を試みる。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000784

2022年2月2~4日,池袋サンシャインでpage展

日本印刷技術協会は2022年2月2~4日,東京・池袋のサンシャインシティでデータ処理,プリプレスシステムなど,印刷メディアビジネスの総合展「page2022」を開く。出展は166社573小間。前回に続きオンラインでの開催も行う。
https://www.jagat.or.jp/cat8_2022

2022年2月3日,日本印刷学会がP&I研究会シンポジウム

日本印刷学会は2022年2月3日,P&I研究会シンポジウム「CMF(Color Material Finish)は世界を変える!」をオンラインで開く。誰もが公平に見えるデザインを追求するカラーユニバーサルデザインと,無限の表現可能性を秘めた「CSデザイン」について解説する。
http://www.jspst.org/event/220203.html

2022年2月15~18日,東京ビッグサイトでJAPAN PACK展

日本包装機械工業会は2022年2月15~18日,有明の東京ビッグサイトで日本包装産業展「JAPAN PACK 2022」を開く。事前登録は2022年1月17日から開始。
https://japanpack.eventos.tokyo/web/portal/57/event/3972/

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2022年1月号【 特集:印刷の未来思考 】(12月20日発行)

紙への印刷を行いながら,Webをはじめとしたデジタル・IT展開や未来を考えた企業。ビジネス拡大のため段ボール印刷を始めた印刷会社,折り紙的な発想でA4判の厚紙を糊なしで折るだけで皿・どんぶり・カップになる折り紙食器,メーカーから見た現状解説など「これからの印刷」を考えるようなヒントを紹介いたします。

2022年1月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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