週刊「印刷雑誌」

12巻 16号 2021年4月26日
Japan Printer weekly vol.12, no.16

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷をたのしむ

グラフィック社,『オフセット印刷サンプルBOOK』発売

グラフィック社は4月に『オフセット印刷サンプルBOOK』を刊行した。色やCMYKの重ね合わせ,グロスニス,マットニスなどの印刷方法や,紙との組み合わせによる仕上がりの中で,多くの人が見たいと思っている印刷テストを1冊にまとめた。B5判,170ページ。税込5,940円。

シンプレスジャパン,フォトブック専用デザインテンプレートを提供

シンプレスジャパンはフォトブックサービス「ビスタプリント」専用のデザインテンプレートに,縁起の良い意味を持つ伝統文様の和柄8種類を追加した。スマートフォン専用アプリ「フォトブックbyビスタプリント」で利用できる。

全日本印刷工業組合連合会,大喜利印刷店(展)トークセッションを動画配信

全日本印刷工業組合連合会はトークセッション「印刷の未来」をYouTubeで動画配信している。4月7日に大喜利印刷店(展)のプレイベントとしてライブ配信した,博報堂の小野直紀氏と篠原紙工の篠原慶丞氏が,印刷屋のこれからと新しいあり方,可能性を語った模様の再配信。
https://youtu.be/MvLh9q4_WGc

エプソン,プリンター操作アプリにオンライン学習サービス機能を追加

エプソンは,スマートフォンやタブレット端末などから,プリンターを操作できるスマホアプリ「Epson Smart Panel」に,学生向けオンライン学習サービス「Google Classroom」を利用し,課題をプリントしたり,プリント用紙をスキャンする機能を追加した。これにより生徒が情報端末上で課題を見て解答するだけでなく,実際に紙にプリントして取り組めるほか,解答した用紙をスキャンし再びデータ化して提出することができるようになる。

マックス,表示作成機の活用法が厚生労働省の安全対策事業に選定

マックスは4月14日,オリジナルの安全表示が作成できるプリンター「ビーポップ」を活用した安全対策が,厚生労働省の「高年齢労働者安全衛生対策実証等事業」に選定されたと発表した。実証実験では安全表示の掲示に加え,危険箇所の確認,安全表示の考案,作成,貼付といった一連の活動をグループワークで実施することにより,高年齢労働者を含む労働者の安全意識の向上と職場の一体感につながり,不安全行動の防止に効果があることが実証された。

ウイル・コーポレーション,CO2濃度測定器を発売

ウイル・コーポレーションが運営する販促ツールとネット印刷の「プリントモール」は4月16日,「コンパクトCO2濃度測定器 CO2 Manager」の販売を始めた。二酸化炭素濃度・温度・湿度をリアルタイムで監視,ディスプレイで表示し,過密状況を把握することで換気のタイミング見える化できる。税込14,080円。

アドビ,「エモい」動画ワークショップ開催

アドビは4月27日,動画プラットフォームのTikTokと連携したクリエイターを支援するプログラム「誰も見たことのないクリエイティブを。」のワークショップとを開く。TikTokクリエイターのじょん氏を招き,感情に訴え,共感を呼ぶ「エモい」動画の制作方法を解説する。

ウイル・コーポレーション,アクリルパーテーション導入キャンペーン

ウイル・コーポレーションが運営する印刷通販サイト「プリントモール」は4月30日まで,アクリルパーテーションが最大41%OFFになる導入キャンペーンを行っている。対象製品は間仕切り型袖あり,袖無しの2製品,サイズは幅400~600mm,高さ600mm。1枚から注文できる。

アドビ,絵文字に関する調査を発表

アドビは,絵文字を取り巻くダイバーシティとインクルージョンに関する調査を,7か国7000人を対象に行った。世界の絵文字ユーザーのうち,自分のアイデンティティが現在の絵文字の選択肢に適切に反映されていると感じているのは54%で,文化的特徴やジェンダー,性自認,多様な身体的制約など,表現の選択肢を増やすべきだと回答した人があらゆる年齢層に確認できた。

■プロの世界

凸版印刷,AI校閲,校正の機能強化でテレワーク支援

凸版印刷は4月15日,金融業界向けの印刷物・デジタル媒体の校正業務の効率化を支援する「AI校閲・校正支援システム」のオンライン校正・回覧機能及びコミュニケーション機能の強化を発表した。今回のアップデートにより,赤字入れを同一ファイルに対し複数人で同時に,より手軽に行うことが可能になったほか,日本語誤り箇所の推測精度の向上を目的とし,学習~推論アルゴリズムにBERTを採用した。

ミマキエンジニアリング,LED-UV大判平板インクジェットプリンター発表

ミマキエンジニアリングは4月20日,大判フラットベッドUVインクジェットプリンター「JFX600-2513」,同550-2513を発表した。搭載ヘッド数を増やし,従来機種と比べ300%,150%の生産性向上を図り,色数も従来の4色から6色になった。製作可能サイズは最大2500×1300mm,厚み60mm。

小森コーポレーション,2種の枚葉インクジェット印刷機発売

小森コーポレーションは4月20日,40インチ幅の枚葉「Nanographic」デジタル印刷機「Impremia NS40」の販売を日本,中国,北米,欧州で始めた。機械構成は,4色+コーター,7色+コーターの2モデル。B1判で6500枚/時の印刷速度。紙厚は0.06~0.8mm。
また同日,29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「Impremia IS29s」の販売を始めた。従来機をアップグレードした。オプション機能が選択でき,特殊紙対応も強化した。また,排紙部に員数計や後加工機との接続対応が可能となる仕様を設けた。印刷速度は片面時3000枚/時,両面時1500/時,最大紙サイズ585×750mm。

愛知県印刷工業組合,パンフレットを全面刷新

愛知県印刷工業組合はこの度,同工組の活動内容や加入のメリットを紹介したパンフレットを刷新した。これからの未来へ向い,会社をもっと発展させたい,業界の最新情報を知りたい人をターゲットに,有益な活動内容や加入のメリットを具体的に紹介。発行1200 部,A4判10 ページ,カラー,中綴じ。

凸版印刷株,抗ウイルス・抗菌クリアシートを発売

凸版印刷株は抗ウイルスと抗菌,両方の性能を有する再剥離性透明粘着シートにより,既存のテーブル,手摺,タッチパネルなど,手が触れる部分に貼り付ける「トッパン抗ウイルス・抗菌クリアシート」の販売を4月19日から始めた。シートタイプとロールタイプがあり,住宅,商業施設,医療施設,公共施設などさまざまな建築物の家具・什器・機器に使用できる。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

5月25日締切,日本包装技術協会がパッケージングコンテスト作品を募集

日本包装技術協会は毎年,包装におけるデザインからロジスティクスに至るまでのその年の包装の優秀さを競う「日本パッケージングコンテスト」を主催している。2021年の募集締切は5月25日。出品料は1点の場合,会員16,500円,一般22,000円,など。
https://www.jpi.or.jp/saiji/jpc2021.html

5月31日まで,コンテンツワークスがフォトブックコンテスト作品募集

コンテンツワークスはフォトブックコンテスト「Photoback Award 2021」を行っている。「そばにある,しあわせ」をテーマに,同社のPhotobackで作成したフォトブックを募集する。応募締切は5月31日。グランプリは金券10万円贈呈。
https://www.photoback.jp/contest/information/

6月25日まで,東京ビジネスデザインアワードテーマ企業募集

東京都が主催し,日本デザイン振興会が企画・運営する「東京ビジネスデザインアワード」は6月25日まで,2021年度のテーマ企業を募集している。同アワードは企業から募集した「テーマ」を活用した新規用途開発やビジネス全体のデザイン提案をデザイナーから募る,企業参加型のデザイン・事業提案コンペティション。
https://www.tokyo-design.ne.jp/award.html

5月から,日本印刷技術協会がレイアウトデザインの通信講座

日本印刷技術協会は,5月から通信教育の新コース「よくわかるレイアウトデザイン基本コース」を開講する。文書をデザインするための基礎知識と具体的な手法を学び,読みやすく,わかりやすく伝わる企画書,提案書,案内書,プレゼン資料などが作成できるスキルを身に着ける。受講期間は2カ月。受講料は税込,会員13,200円,一般18,700円。
https://www.jagat.or.jp/archives/85449

5月1日~7月31日,日本発明振興協会が発明研究奨励金

日本発明振興協会は中小企業または個人を対象とし,令和3年度第41回「発明研究奨励金」を交付する。申請手続きは7月31日必着,交付金限度額は1件当たり100万円。
http://jsai.org/Shoureikin/

5月21日,5月28日~6月18日,日本ダイレクトメール協会がDM成功事例セミナー

日本ダイレクトメール協会は5月21日に東京・新富の日本印刷会館で,5月28日~6月18日にオンラインで「DM成功事例セミナー2021」と題しセミナーを催す。全日本DM大賞上位入賞作品の各担当者の解説など。参加者には,2021年の受賞作品を収録した「DMダイジェストブック2021」を進呈する。参加費は一般22,000円,会員16,500円。
https://www.jdma.or.jp/seminar/seminar.php?id=82

5月25日,日本出版学会がファッション誌の研究発表

日本出版学会は5月25日,「『JJ』とは何だったのか:ファッション誌の来し方行く末」をテーマに,雑誌研究部会をオンラインで開く。甲南女子大学の米澤泉氏が発表する。参加無料。
http://www.shuppan.jp/yotei/1199-2021-202158.html

5月27日,日本マテリアル・ハンドリング協会がフォーラム開催

日本マテリアル・ハンドリング協会は5月27日,フォーラムをオンラインで開く。省スペース,フリーアクセスに優れた直交型パレタイジングロボットや,日立産機システムのロボットを使用した省人化提案,空気圧縮機の選び方,自動搬送システムについて紹介する。参加費は,会員無料,一般6600円(税込)
http://www.jmhs.gr.jp/news/pdf/210405.pdf

5月31日~6月4日,1_WALLグラフィック部門作品募集

東京・銀座のガーディアン・ガーデンは,若手クリエイターの個展開催の権利をかけた公募展第24回「1_WALL」グラフィック部門の作品募集を5月31日~6月4日に行う。出品料金は無料。なお,写真部門の応募受付は7月5~9日。
http://rcc.recruit.co.jp/gg/competition/1_wall/024_graphics

6月17~30日,日本ダイレクトメール協会がマーケティング研修会

日本ダイレクトメール協会は6月17~30日,オンラインで「第17回DMマーケティングエキスパート研修会」を開く。全9講座の受講終了後,修了試験を行う。合格者にはDMマーケティングエキスパート資格が付与される。参加費は一般110,000円,会員77,000円。申込締切は5月31日。
https://www.jdma.or.jp/seminar/training.php?id=81

7月13~16日,日本画像学会が画像技術の講習会

日本画像学会は7月13~16日,「困難に打ち克つための画像技術の基礎と応用」と題しオンラインで講習会を行う。日ごとに電子写真入門,電子写真応用,インクジェット入門,インクジェット応用のコースがある。定員250人。参加費は,入門+応用コースが会員25,000円,学生3,000円,非会員38,000円。応用コースのみが20,000円。
http://www.isj-imaging.org/event/tech_course/2021_tech_85.html

10月4~8日,ICAIとPrint4Fabが開催

International Conference on Advanced Imaging(ICAI2021)とPrinting for Fabrication(Print4Fab2021)が10月4~8日,千葉・幕張メッセで開催される。ICAIの日本の運営は画像関連学会連合会で,窓口は日本画像学会。Print4Fabの主催はアメリカの画像学会であるSociety for Imaging Science and Technology(IS&T)。
http://www.isj-imaging.org/event/conference/ICAI2021/index.html

 

 

※ 来週は大型連休のためお休みします。 次は,5月10日(月)の発行となります。

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年5月号【 特集:地方創生Ⅲ ─ 印刷企業の差別化戦略7 】(4月20日発行)

今月号は、印刷会社が取り組む地方創生、地域活性化に関わる事業の事例発表会「じゃぱにうむ」を取り上げました。
自治体との連携やコラボレーション、クラウドファンディングのコンサル、プロモーション・販売促進ツール、EC サイト構築の支援、障がい者雇用、地元発信のWeb サイト開設、フリーマガジン発行、得意先企業同士のコラボレーション、コロナウイルスの感染拡大防止オリジナルマスクケース、シルクスクリーンの応用、市民の積極的な雇用、などの取り組みを解説いたします。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202105/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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