週刊「印刷雑誌」

12巻 14号 2021年4月12日
Japan Printer weekly vol.12, no.14

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

■印刷をたのしむ

リンテック,ファンシーペーパーの新製品発表

リンテックは,漂白や着色をしていない未さらしタイプのクラフトパルプを使用して,ナチュラルな風合いや色合いを図ったファンシーペーパーを開発し4月1日に発売した。各種包材や敷き紙,ランチボックス,メニュー,手提げ袋,名刺,封筒などに使用できる。

サンクラール,2022年カレンダーのアーティスト募集

サンクラールはこの度,特殊箔印刷技術「Sプリズムプリント」を施した,「むか~し昔カレンダー2022」のアーティスト選考を始めた。
インスタグラムでの作品の投稿を募集している。
https://www.instagram.com/sunklarl_print/

帆風,各種割引サービス実施

帆風は店舗サービスサイトをリニューアルし,これに伴い割引や事例紹介等を掲載している。店舗での紹介者割引,初めての利用割引,SNS投稿割引などがある。
また帆風は3月31日から,モデルのMIO MATSUI氏が立ち上げたブランド「mix & mingle」のエコバッグをオリジナルギフトサイトomoiireで販売している。バッグ本体とバッグ紐1色で7590円。

プリマリール,名刺印刷の割引キャンペーン

プリマリールが運営する印刷通販サイト「イロドリ」は4月5日から,「新生活応援!名刺印刷キャンペーン」を催している。最大73%オフで,片面フルカラー100枚で税込980円など。キャンペーン対象は人気で使いやすい6種類。

キンコーズ・ジャパン,イラストレーターとオンデマンド印刷を探る

キンコーズ・ジャパンは,アーティストともにオンデマンド印刷の可能性を探るため,イラストレーター「サタケシュンスケ」のサイン入りポストカードなどコラボレーション商品を,4月5日から関西エリア,金沢市のキンコーズ9店舗の店頭およびオンラインで販売している。これに合わせ5月31日まで,「サタケシュンスケ」がデザインしたビジュアルが同店の店内外に飾られる。

AMIX,デザインサービスを拡充

デザイン事務所AMIX(大阪)が運営する「ASOBO DESIGN」は4月7日,「ASOBOAD」のチラシ,ポスター,パンフレットに新たな制作ラインを追加したと発表した。高級感を演出できる厚紙でのチラシデザイン作成や,ユニークな形状が実現できる打ち抜き加工の型抜きデザイン,PP素材を利用した透明なポスターなど,メニューを増やした。

富士フイルムビジネスイノベーション,複合機・プリンター新製品発売

富士フイルムビジネスイノベーション(旧 富士ゼロックス)は,デザインを一新し,セキュリティ機能を強化したデジタルカラー複合機およびプリンター「Apeos」のPro,C,Printシリーズ5機種・22商品を4月5日から順次発売する。ProとCシリーズはネットワーク接続の安全対策や機器に蓄積されているデータからの情報漏えい防止対策を強化した。

凸版印刷,スマホ上で芸能人と写真撮影可能なサービス開始

凸版印刷は,AR技術を活用して「その場にいない芸能人・キャラクターなどと一緒に撮ったかのような」臨場感のある撮影体験が可能なサイネージ上で記念撮影ができるサービス「WithShot」を提供している。同社はWithShotによる臨場感ある撮影体験の提供機会拡大を目指し,スマートフォン上で利用可能なサービス「WithShot Lite」を開発し,4月5日より提供を始めた。

アドビ,フォントの日として日本語フォント拡充

アドビは,同社の制定した4月10日のフォントの日に合わせて,Adobe Fontsの日本語フォントのラインナップ拡充した。現在2万以上のフォントを利用できる同フォントは,日本語191フォントが追加され436フォントになった。同日にはフォントをテーマにオンラインイベントを行った。フォントの日は,語呂合わせで4(フォン)10(ト)。

広島市の小中学校,エプソンの複合機などを採用

広島市教育委員会はエプソンのスマートチャージ「LX」シリーズとインクジェット複合機・プリンターを採用し,5月11日より広島市内の小中学校全202校(958台)で運用を始める。スマートチャージは,プリントやコピーの使用状況に応じて,適したプランや機器を選べるサービス。

fonfun,ファイル共有サービス導入半額キャンペーン

(株)fonfunは,端末にファイルをダウンロード・印刷させないことで,安全なファイル共有を図り,ユーザー数無制限で利用できる「リモートカタログ」の初期費用3万円が1万5000円(税別)になるキャンペーンを5月31日まで行っている。テレワークに対応した。

 

■プロの世界

凸版印刷,本社内にショールームリニューアルオープン

凸版印刷は,同社の商材・サービスを展示し,サステナビリティ活動や研究開発など,同社が目指す未来・方向性を複合的に見せていくショールーム「PLAZA2小石川」を4月1日に東京・水道の本社ビル内にリニューアルオープンした。入館は事前予約制。

UCDA,4月・5月もわかりやすさのための講座開講

ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会(UCDA)は,4月・5月も「U活カレッジ」を行っている。これは,情報を「見やすく,わかりやすく,伝わりやすく」改善することが求められているコロナ禍で,UCDを業務に活用するための講座。有料と無料があり,毎週水曜日に各回1時間で実施。保険,金融,食品会社など「発注者」向けと印刷,デザイン,システム会社など「制作者」向けがある。
https://ucda.jp/u_katsu_college.html

京セラ,大阪にビジネスの情報発信拠点を開設

京セラドキュメントソリューションズは4月6日,情報発信機能を兼ね備えたショールーム「ナレッジプラス大阪」を大阪市中央区の本社の敷地内にオープンした。多くのお客様やパートナーとグローバルに繋がり,情報や知識を受発信できるようにする。レイアウトを固定化させずフレキシブルな空間としており,自由な発想で情報を受発信できる情報発信拠点を目指す。

RMGT,生産性向上オフセット印刷機発表

リョービMHIグラフィックテクノロジー(RMGT)は,枚葉オフセット印刷機の旗艦機「RMGT 10シリーズ」のB1判「1050V1モデル」と菊全判ワイド「1020V1モデル」をバージョンアップした「1060/1020V2モデル」を4月に発表した。出荷開始は2022年1月予定。紙幅や操作性の向上,ジョブデータの自動並び替え機能,プランケット洗浄時間短縮,昇降式コーティングユニット装備などの特長がある。

小森コーポレーション,Chaina Printでスマートファクトリー化披露

China Printが6月23~27日,北京の中国新国際展覧センターで開かれる。小森コーポレーションはコネクテッド・オートメーションのコンセプトで,ミドルウェアの「KPコネクトプロ」を中核に各種枚葉オフセット印刷機や折り機の連携を実演する。

プロスパークリエイティブ,1000年アーカイブの色管理技術開発

プロスパークリエイティブは4月5日,デジタルカメラやスキャナー入力のRGB画像を,太陽光と人の眼の色域と,センサー技術の推移を検討し,1000年後であっても元の色を忠実に再現できる「1000年アーカイブL*a*b*画像保存システム」を開発したと発表した。この技術を基に,国内外への文化事業として進めるという。

ムサシ,オンライン教育講座販売

ムサシは4月1日,宣伝会議が行うオンライン版「スタンダードトレーニング」の販売を印刷業界向けに始め,教育講座の販売を強化すると発表した。マーケティングや創作系の領域で,実務への活用度が高い15分野200種類の教育講座をチケット制で好きな時に在宅やオフィスなど日本全国で受けられる専門特化型の人材教育講座。

shizai,1.2億円の資金調達で小ロット低コストのパッケージと倉庫選定を提供

オリジナルパッケージ制作から倉庫選定までをサポートする(株)shizaiは4月5日までに,ANRI,グローバル・ブレイン,および個人投資家を引受先とする第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資により総額約1.2億円の資金調達を行った。

TBM,廃プラリサイクル実験開始

(株)TBMは,東京建物,ブリヂストン,神奈川県葉山町と連携し,3月から5月末にかけて,東京のブリヂストン本社と葉山町の家庭より排出される使用済みプラスチックを回収し,自動選別装置で選別された資源プラスチックを用いてマテリアルリサイクルの実証実験を始めている。

沖電気工業,東京ショールーム開設

沖電気工業は4月5日,顧客との新たな共創の場となるショールーム「OKI Style Square」を東京・虎ノ門に開設した。 見学は予約制。〒105-8460東京都港区虎ノ門1-7-12虎ノ門ファーストガーデン2階。

日本プリンティングアカデミー,新入生国内外7人

日本プリンティングアカデミーは4月5日,入学式を行った。2021年度の入学生は7人で,プリント・コンテンツ学科(1年制):木村紘二郎,メディア・コンテンツ学科(2年制):桃井頼尋,アエラ ディペンドラ バハドラ(ネパール),朱 雨嫣(中国),周瑾(中国),デブコタ ティカラム(ネパール),張 省偉(中国)。

日本印刷産業連合会,4月27日にオンラインでGP工場交流会開催

日本印刷産業連合会は第45回「GP工場交流会」をオンラインで開く。新規GP工場認定式,千本雅士GP認定審査員による「環境関連法規の勘どころと落とし穴(対応の初歩から応用まで)」などがある。

共同印刷,看板・ディスプレイEXPOに出展

JapanマーケティングWeek【夏】が4月21~23日,東京ビッグサイトで開かれる。共同印刷はその中の第9回「看板・ディスプレイEXPO【夏】」で,売り場とPOPの課題を解決するソリューションを提案する。メーカーや小売業をはじめとする各業界に向けて,コロナ禍でも売り場を最適に運用できる製品や,販促を支援する各種ソリューションを紹介する。

東京機械製作所,社長に都並氏

(株)東京機械製作所は4月付で代表取締役会長に青木宏始氏,代表取締役社長に都並清史氏が就任した。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

4月25日まで,秋葉原で「高精彩で魅せる 人気イラストレーター展」

大日本印刷は4月9日から4月25日まで,東京・外神田の「エンタバアキバ by SHINSEIDO」で「高精彩で魅せる 人気イラストレーター展」を開く。同社が手掛けるクリエーター活躍支援企画「FUN’S PROJECT」の一環。期間中,「FUN’S PROJECT COLLEGE」クリエーターページに参加している7人のイラストレーターの作品を高精彩グッズ化し展示する。入場無料。
https://funs-project.com/event/entabaakiba/

5月12日締切,PrintNext2022がロゴコンテスト

印刷産業の若手経営者が中心に開催するイベント「PrintNext2022」(2022年2月開催)では,次世代の印刷産業の担い手づくりのため,まだ職業として業界に携わったことのない,各種美術系,デザイン系大学・専門学校の在校生・卒業生や,独学でデザインを学んでいる人などを対象に,今回の催事のロゴコンテストを行っている。
https://print-next2022.jp/

4月13日,大日本印刷がオンラインでHello! TEAM EXPO 2025 Meeting

大日本印刷と2025年日本国際博覧会協会は,共創パートナー同士の交流をはかるとともに,パートナー登録を検討している企業・団体に「TEAM EXPO 2025」プログラムへの参加を促し,共創チャレンジ参加者にTEAM EXPO 2025プログラムを活用した共創を創出するため,交流イベント「Hello!TEAM EXPO 2025 Meeting」を始める。
第1回は,大阪・関西万博開催4年前となる4月13日に,共創パートナー8団体の参加のもと,オンライン配信で開く。参加無料・申込不要。
https://youtu.be/cLLSUY6dE2A

4月14日,リコージャパンが金銀のトナー機セミナー

リコージャパンは4月14日,「ゴールドとシルバーも加わった,色とりどりの特色トナーの世界!」と題しオンラインセミナーを催す。聴講無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00031.html

4月14・15日,加工技術研究会がオンラインで技術情報セミナー

加工技術研究会は4月14・15日,2日間共通のプログラムでオンラインセミナーを開く。「ニューノーマル時代の展示会の活用方法とは?〜リアルとオンラインの成果事例について」JTBコミュニケーションデザイン,「3Mが実践する医療機器用途の開発におけるコラボレーション事例のご紹介」スリーエムジャパン,など。参加無料。
https://zoom.us/webinar/register/WN_C3H0qjAETmG02pTB_BQkmA
https://zoom.us/webinar/register/WN_ueA1YD2eTz2RYaNGCif71w

4月16日,印刷技術懇談会が出版業界の成長戦略のセミナー

印刷技術懇談会は4月16日,神宮前の東京ウィメンズプラザで勉強家を開く。「デジタルファースト時代に向けた,オンデマンド戦略~出版業界,これからの成長戦略~」と題しニューブックの豊川竜也社長が話す。参加費1,000円(現地現金)。
https://kokucheese.com/event/index/610477/

4月16日,リコージャパンがユポとデジタル印刷のセミナー

リコージャパンは4月16日,「印刷の非常識を打ち破る!“ユポ×RICOH Pro”デジタルプリンターの新たな可能性」と題しオンラインセミナーを催す。1月実施のセミナーの再セミナー。聴講無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00030.html

4月16日~6月4日,竹尾で日本タイポグラフィ年鑑作品展

「日本タイポグラフィ年鑑2021作品展」が4月16日~6月4日,東京・竹橋の竹尾見本帖本店で開かれる。入場無料。問合せは,電話03-3292-3669。

4月22日,ビジュアル・プロセッシング・ジャパンがクラウドサービスのセミナー

ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは4月22日,オンラインと,東京・渋谷の同社で,出版社向けの台割管理を効率化するクラウドサービスに関するセミナーを催す。参加無料。定員は現地10人,オンライン500人。問合せは,電話03-6418-5111。

4月27日,日本印刷技術協会が時間コストの出し方セミナー

日本印刷技術協会は4月27日,「時間コストの出し方 徹底解説」と題しオンラインセミナーを催す。同協会の花房賢氏が,仮想の印刷会社の決算書をベースに各種時間コストの出し方を解説する。参加費は,一般15,400円,会員11,000円など。
https://www.jagat.or.jp/tg20210427

5月8日,日本出版学会がオンラインで春季研究発表会

日本出版学会は5月8日,総会と春季研究発表会をオンラインで開く。研究発表会は,「米国公共図書館における電子書籍・オーディオブック・映像資料の提供の現状と日本の課題」,「『テレビブロス』に見る,テレビ情報誌の“雑誌”としての挑戦」,「戦後日本における教養言説の展開——1945-1999年の朝日新聞紙面を対象として」。また,「日本出版学会と出版界が目指す[産学連携]を実現するために」をテーマにシンポジウムを,「出版教育研究部会:出版の教育・研究を支える出版学文献データベース構築の必要性について」としてワークショップも行う。参加無料。
http://www.shuppan.jp/yotei/1199-2021-202158.html
http://www.shuppan.jp/yotei/1200-2021202158.html

12月8~10日,ビッグサイトでエコプロ2021展

サステナブル経営推進機構と日本経済新聞社は12月8~10日,有明の東京ビッグサイト東ホールで環境の総合展示会「エコプ2021」を開く。入場無料(登録制)。
https://eco-pro.com/eco2021/

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2021年5月号【 特集:地方創生Ⅲ ─ 印刷企業の差別化戦略7 】(4月20日発行)

今月号は、印刷会社が取り組む地方創生、地域活性化に関わる事業の事例発表会「じゃぱにうむ」を取り上げました。
自治体との連携やコラボレーション、クラウドファンディングのコンサル、プロモーション・販売促進ツール、EC サイト構築の支援、障がい者雇用、地元発信のWeb サイト開設、フリーマガジン発行、得意先企業同士のコラボレーション、コロナウイルスの感染拡大防止オリジナルマスクケース、シルクスクリーンの応用、市民の積極的な雇用、などの取り組みを解説いたします。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202105/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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