週刊「印刷雑誌」

11巻 47号 2020年12月7日
Japan Printer weekly vol.11, no.47

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。

 

●印刷をたのしむ

マルアイ,ミッフィーの手紙セット発売

紙製品メーカーのマルアイ(山梨県西八代郡)は,絵本の主人公ミッフィーのデザインをあしらった「ミッフィー レターセット」(全6種,税抜希望小売価格420円)を12月9日に発売する。封筒4枚,便箋8枚,ミッフィーの顔をかたどったシール4枚のセット。

大日本印刷,AIを活用して絵本から音が

大日本印刷は,AIを活用して,子どもたちに知ることの楽しさを伝えて,興味・関心を育む「魔法のような虫めがね(仮称)」のデモ機を開発した。専用の「虫めがね」をかざした文字や絵,写真やイラストなどをAIが認識し,その内容について,音声や音楽で教えてくれる「魔法のような」情報機器。
12月12・13日に埼玉の三郷中央におどりプラザで「えほんよもう 三郷SDGs推進イベント」があり,そこで実証実験を行う。
https://niodori-plaza.com/wp/wp-content/uploads/2020/11/%E3%81%88%E3%81%BB%E3%82%93%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E5%91%8A%E7%9F%A5%EF%BC%88%E8%A1%A8%E9%9D%A2%EF%BC%89_1118_2-1.jpg

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月刊『印刷雑誌』2020年12月号【 特集:絵本の世界 】(11月20日発行)

アフロ,低価格の画像素材定額プランの販売開始

アフロは,写真・イラスト素材の低価格ロイヤリティフリー販売サイト「イメージマート」で,「画像素材定額プラン」を始める。利用したい点数に合わせて「プラン」を購入しておけば,あとはサイトから好きな画像を選んでダウンロードできる。月3点2970円のお試しプランから,1点35円の徳用プランまである。さらにキャンペーン期間中は定価の2割引きで,1点あたり最安で28円から購入可能。

大日本印刷,生活者と医療関係者へのモザイクアートなど協力

大日本印刷は,OSAKAあかるクラブ主催の「東京グレートサンタラン2020」に協賛する。このイベントに賛同する生活者と医療関係者が撮影した記念写真をパネルに貼り付けて巨大なモザイクアートを制作し,病気と闘う子どもたちのために,クリスマスプレゼントとして病院に届ける。記念写真の撮影とモザイクアートの制作は,東京・市谷にある同社の「DNPプラザ」で,12月14日まで実施する。無料で参加できる。

エプソン,A3カラープリンター・複合機発売

エプソン販売は12月10日から,高生産性,使い勝手の向上を図ったA3判カラープリンター「LP-S8180シリーズ」,「LP-S7180シリーズ」,カラーページ複合機「LP-M8180A/Fシリーズ」など4機種9モデルを順次発売する。カラー・モノクロ30~35枚/分の印刷スピード。オープン価格だが,参考として8万~61万円。

●プロの世界

drupa2021中止

2020年6月から2021年4月へ開催延期となっていた世界最大の国際印刷資機材見本市drupaは中止となった。次回は,2024年5月28日~6月7日にドイツ・デュッセルドルフで予定通り開催予定。
drupaは,2021年4月20~23日に「virtual.drupa」としてデジタルイベントで開催される。

SCREEN,中国語書体の新書体発売

SCREENグラフィックソリューションズは,中国語(簡体字)書体の「ヒラギノ角ゴ 簡体中文 Std」7書体を12月中旬以降に海外で販売を始める。日本では2021年春以降に販売開始。「ヒラギノ角ゴ 簡体中文」は日本語書体のヒラギノ角ゴシック体の特長である,現代的かつ明るく癖のないスタンダードなデザインを継承している。中国でも高い評価を得,スマートフォンや広告,商品パッケージなどで採用されている。

プロスパークリエイティブ,ネット色校正システム発売

プロスパークリエイティブは12月1日,印刷発注者と印刷会社のためのオフセット印刷の「ネット色校正」システムを開発したと発表した。遠隔地のモニタに印刷物と同等の色を表示する「新モニタプルーフ」として,エプソン販売とEIZOの協力のもと,印刷会社で出力した実際の色校正紙をスキャナで入力し,その画像データを印刷発注者に送信し,印刷発注者のモニタで印刷物と同等の色表示と数値での色管理により,色校正を行う。

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デザイナーが、現場に正しく「色」を伝え、思った通りの印刷物を制作するための、色の表現、照明・環境、色校正などを解説。『グラフィックデザイナーのための色の基本  ― 印刷物作成へのカラーコミュニケーション ―

エプソン,写真加工ソフト提供開始

エプソンは,紙焼き写真のスキャン,保存に加え,退色復元や簡単な加工ができる機能を搭載した,A4判フォトスキャナー「FF-680W」専用の写真スキャン用アプリ「Epson FastFoto」のスマートデバイス版を12月1日より提供を始めた。PCを使わずにスマホ・タブレットからの操作によって直接紙焼き写真をスキャンして取り込み,取り込んだ写真を編集・補正したり,メールやSNSで共有するなどの操作をアプリ上で完結できる。

グーフ,キヤノンメディカルにデジタル印刷リカバリーシステム供給

グーフは印刷計画最適化支援システム「OneFlow」のオプションとして,印刷機器及び人的に発生したミスを察知し自動的に再印刷・製本・出荷処理を行うリカバリーモジュールを開発,キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)のドキュメントセンターにこの第1号ライセンスのインストールを完了したと11月30日に発表した。

ウイル・コーポレーション,オゾン除菌消臭器発売

ウイル・コーポレーションが運営する販促ツールとネット印刷の「プリントモール」は,オゾン除菌消臭器「オゾネオアルファMXAP-AEA255」の販売を11月27日より始めた。オゾンの持つ強い酸化力で,菌やウイルス,ニオイの元を分解する。20畳までの空間に対応できる2つのオゾン発生モードを搭載している。

富士ゼロックス,豊洲に移転

富士ゼロックスは12月1日より,豊洲ベイサイドクロスタワーに国内営業のフラッグシップとなる「センターオフィス」と体感型ショウルーム「Bridge for Innovation」を開設した。〒135-0061東京都江東区豊洲2-2-1。オフィス面積は1フロア約3372.6m2(1022坪),入居フロアは17~22階。

●印刷・デザイン・出版関連イベント案内

12月15日まで,ダイナコムウェアが今年と来年の文字を募集

ダイナコムウェアは「2020年を振り返る1文字」と「2021年に希望を込めた1文字」を12月15日まで募集している。参加者の中から抽選で50名に「ダイナフォント」2021年カレンダー「吾輩は文字である」をプレゼント。
https://www.dynacw.co.jp/news/news_detail.aspx?s=826

12月19日まで,京都dddギャラリーで色のグラフィックデザイン展

太秦にある京都dddギャラリーでは12月19日まで,第226回企画展「食のグラフィックデザイン」を開いている。CCGA(現代グラフィックアートセンター)収蔵の「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ」から,食に関するグラフィックデザインの作品を紹介している。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ddd/

12月12日~2021年4月18日,印刷博物館で世界のブックデザイン展

東京・水道にある凸版印刷の印刷博物館P&Pギャラリーでは12月12日~2021年4月18日,「世界のブックデザイン2019-20」を開く。「世界で最も美しい本コンクール」および,ドイツ,スイス,カナダ,中国の各国コンクール入選図書を展示する。入場無料。入場はオンラインによる事前予約(日時指定券)制。印刷博物館展示室への入場の際は入場料が必要。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20201212.php

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原弘から杉浦康平,横尾忠則,菊地信義,そして原研哉まで,日本を代表する31人のグラフィックデザイナー各氏のブックデザインを,58作品,68点のカラー図版とともに紹介。『デザイナーと装丁

12月16日,リコーが元気な会社の理由のオンラインセミナー

リコージャパンは12月16日,「いま元気な印刷会社の共通点,ECサイト×POD」を紹介する無料オンラインセミナーを催す。キーポイントである「小口」・「全国」・「全員」と,それを実現するECサイト×PODを解説。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00019.html

2021年3月10・11日,京都でギフトショー

第3回「京都インターナショナル・ギフト・ショー」が2021年3月10・11日,みやこめっせ(京都市勧業館)で開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.giftshow.co.jp/kigs/

2021年4月14~16日,ビッグサイトでコンテンツ東京

広告デザイン・ブランディングEXPO,クリエイターEXPOなどで構成する「コンテンツ東京2021」が4月14~16日,有明の東京ビッグサイト南展示棟で開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。
https://www.content-tokyo.jp/

2021年4月14~16日,池袋でプレミアムインセンティブショー

第63回「インターナショナルプレミアム・インセンティブショー春2021」が4月14~16日,東京の池袋サンシャインシティで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.pishow.com/63pi/outline.htm

2021年4月21~23日,ビッグサイトでJapan マーケティング Week【夏】

第13回「Japan マーケティングWeek【夏】」が2021年4月21~23日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催はリードエグジビションジャパン。販促EXPO,看板・ディスプレイEXPOなどの複合展。
https://www.sp-world.jp/ja-jp.html

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2020年12月号【 特集:絵本の世界 】(11月20日発行)

絵本をはじめとした児童書は、コロナ禍での巣ごもり需要のためか、売れ行きがそこそこ良いと聞きますが、今月号は「絵本」に焦点を当てました。
フレーベル館からコンテンツも製作工程も仕様も多種多様な最新の絵本事情を、惠友印刷から絵本作家の色へのこだわりに応える絵本づくりを解説。また、さまざまな企業が海外支援でサポートする絵本の世界を紹介します。

https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202012/

 

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

 

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