週刊「印刷雑誌」
11巻
11号
2020年3月16日
Japan Printer weekly
vol.11,
no.11
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
●印刷をたのしむ
潮出版社,大日本印刷の社員食堂メニューを書籍化
大日本印刷の社員食堂メニューのレシピを集めた書籍『はたらく人の元気レシピ』が,3月19日に潮出版社から発行される。女子栄養大学との協業による健康を意識したメニューや,東日本大震災などの災害からの復興支援につながるメニューなど,大日本印刷の本社がある東京・市谷の社員食堂で実際に提供されている101の独自の作り方が収録されている。B5判・並製,96ページ,大日本印刷著,1400円+税。
白糸企画,50個からの電車やバス型のギフトボックス
白糸企画(東京・八王子)はバスや電車の形を模した貼箱に,店名や社名を入れて作れるギフトボックスを,デジタル印刷により50個から受注している。内寸は65×161×88mmで,焼菓子が5個くらい入る大きさ。製造納期は3週間から。
キヤノン,子供向けペーパークラフトをWebで用意
キヤノンは,無料印刷素材サイト「クリエイティブパーク」に子ども向けのペーパークラフトなどを集めた「キッズ特集」を公開した。作って遊べる「みんなで対戦!紙相撲」や,印刷してすぐに楽しむことができるぬりえなどを多数用意している。好きなアイテムを選んで,家庭のプリンターで印刷するだけ。無料で登録可能な「Canon ID」を取得すれば,すべてのアイテムを利用できる。
https://creativepark.canon/jp/special/kids/
MBEジャパン,新宿でオリジナルノートのセルフ作成サービス
ICT機器の企画・製造・開発・販売を行うオフィス24のグループ会社で,コピーや出力などのドキュメント制作などオフィスサービスを提供するMBEジャパンは,3月9日~4月30日に東京のMBEオークタワー西新宿店で,「オリジナルノート セルフ作成サービス」を始める。お好みでノートサイズ・表紙の種類・中紙・リングの各パーツを選んで作成する。表紙,表紙カバー(透明・半透明),中紙(縦罫・横罫・方眼・無地),リングがセットになって,1冊520円(税抜)。
僕らのネクロマンシー,世界で最も美しい本で銅賞
2019年「第53回造本装幀コンクール」(日本書籍出版協会,日本印刷産業連合会主催)で文部科学大臣賞を受賞した『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS刊,装幀:藤田裕美)が,2020年2月に開催された「世界で最も美しい本コンクール Best Book Design from all over the World 2020」(ドイツ・エディトリアルデザイン財団主催)で,銅賞を受賞した。
なお,第54回造本装幀コンクールは,4月30日まで作品を募集している。
●プロの世界
drupa,延期
2020年6月16~26日にドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催予定の国際印刷機材見本市drupaは,2021年4月20~30日に延期になった。
同様に5月に同所で開催予定だった国際包装機械見本市interpadkは,2021年2月25日~3月3日に延期になった。3月18日からブラジル・サンパウロで開催予定のFESPAも延期
モリサワ,PASSPORT使用許諾を緩和
モリサワは3月12日,新型コロナウイルスの感染拡大防止に努め,テレワークを実施する企業向けに「MORISAWA PASSPORT」使用許諾の緩和を行うと発表した。
同社は2019年12月にフォント提供アプリ「MORISAWA PASSPORT for iPad」を発表し,同社が提供するフォントがiPadで利用できるサービスを始めている。一部企業などでのテレワークが報じられた2月26日以降1週間の日別平均ダウンロード数は,2月全体の日別平均ダウンロード数の約3倍となったという。MORISAWA PASSPORT契約者は期間限定でMORISAWA PASSPORT for iPadを追加料金なしで利用できる(1契約につき1台まで)。
日本印刷技術協会,5月から工場マネージャー養成講座開講
日本印刷技術協会は5月16日から2021年2月まで,東京・中野富士見町の同協会で「第6期工場マネージャー養成講座」を開講する。管理者に求められる工場マネジメントの知識と実践手法を学ぶ講座。全8回,定員10社20人,参加費は,会員1社38万5000円,一般50万6000円(ともに税込)。
日本印刷技術協会,印刷営業20日間集中ゼミ開講
日本印刷技術協会は5月11日~6月5日に同協会で,新人営業の育成を目的とした第48期「印刷営業20日間集中ゼミ」を開講する。印刷の基礎知識習得と並行して,具体的な課題案件に取り組みながら,営業プロセスを体得するカリキュラム。参加費は,会員59万4000円,一般77万円(ともに税込)。
電通,日本の広告費発表
電通は3月11日,総広告費と,媒体別・業種別広告費を推定した「2019年 日本の広告費」を発表した。拡張するデジタル領域やイベント領域を追加推定し,日本の総広告費は6兆9381億円となった。前年同様の推定方法では6兆6514億円(前年比101.9%)で,8年連続のプラス成長。インターネット広告費が6年連続2桁成長でテレビメディア広告費を超え,初めて2兆円超え。マスコミ四媒体広告費(新聞,雑誌,ラジオ,テレビ)は2兆6094億円で5年連続減少。
日本印刷産業連合会,明美ちゃん基金に寄託
日本印刷産業連合会の金子眞吾会長は3 月12 日,東京・大手町の産業経済新聞社を訪れ同社の飯塚浩彦社長に「明美ちゃん基金」への寄託金(50万円)目録を手渡した。この基金(産経新聞厚生文化事業団運営)は重い心臓病を患う子供を支援する目的で産経新聞社が提唱して1966年に設立。
三郷コンピュータ印刷,MCP株式会社に社名変更
三郷コンピュータ印刷は3月1日から,社名を「MCP株式会社」に変更した。
「デジタル印刷の現状と展望」調査報告会,中止
日本印刷産業連合会は3月30日に「デジタル印刷の現状と展望」に関する調査報告会を予定していたが,中止になった。
インターナショナルプレミアム・インセンティブショー,5月に延期
4月7~9日東京・池袋のサンシャインシティ・コンベンションセンター文化会館で開催予定だった「第61回インターナショナルプレミアム・インセンティブショー春2020」は,開催を5月12~14日に延期する。
コンバーティングの明日を考える会,開始延期
コンバーティングの明日を考える会は,4月16日に開催を予定していたが,延期になった。
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2020年4月号【 特集:差別化の経営戦略 】
今月は印刷の差別化を経営戦略として実践している4社を取り上げました。
卒業アルバムのオンデマンド化による個人カスタマイズなどに取り組むダイコロ、地域の民官と連携してビジネスを創成するハリウコミュニケーションズ、環境問題を考慮した企業活動を行う大川印刷、超高品質印刷を実現するためオペレーターから経営者までが熱意をもって取り組むサンエムカラーを紹介します。
https://www.japanprinter.co.jp/monthly_magazine/202004/
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