■印刷を活用する

写真現像アプリがシャープの「ネットワークプリントサービス」と連携

エムズが提供するiPhoneアプリ「写真現像がかんたん – さくっとプリント」が11月27日にアップデート。ファミリーマート，ローソンに設置されているシャープのマルチコピー機「ネットワークプリントサービス」と連携を始めた。プリントしたい写真をLサイズ 24枚／2Lサイズ14枚まで選定・編集しプリント予約ができるほか，全国のコンビニの店頭機で予約番号を入力すると写真がプリントできる。アプリはダウンロード無料。

■プロの世界

SCREENグラフィックソリューションズがヒラギノボリュームライセンス

SCREENグラフィックソリューションズは2018年11月28日より，企業における大量導入に最適な「ヒラギノボリュームライセンス」の販売を始めた。本製品はヒラギノフォントの書体を利用台数に応じて自由に組み合わせ，1パッケージ（CD-R形式）で提供。選択可能な書体には，ヒラギノ角ゴシック体，ヒラギノ明朝体をはじめ，簡体中文や繁体中文に対応したフォントなど70書体。30 ～ 49ライセンスの場合，1ライセンス当たり5,600円。

マコト化学工業，UV用エッチ液と液循環装置用洗浄液発表

マコト化学工業は11月26日，省電力UV印刷機専用エッチ液の新シリーズと湿し水循環装置の洗浄液を発表した。「MCエッチ液Lシリーズ」はLED-UV機用でスタンダード，給水効率・乳化バランス型，給水効率維持型の3つがある。「MCエッチ液Kシリーズ」はオゾンレスUV用でスタンダード，pH抑制型，ストップ汚れ（酸化汚れ）対応型の3つがある。「MC殺菌洗浄液NEWタイプ」は，PRTR法非該当で洗浄力と殺菌力を向上させ，さらにすすぎ時の泡切れ性を向上させた。500ccで3000円。

日本印刷産業連合会が印刷産業環境優良工場表彰

日本印刷産業連合会は2018年12月3日，印刷産業環境優良工場表彰制度の応募工場の募集を始めた。締切は2019年2月8日。本制度は，印刷産業界における各企業の環境問題に対する取組みを促進するとともに，印刷工場の環境改善及び印刷企業に対する社会の一層の支持･理解を獲得することが目的。

日進堂印刷所，東京支社移転

日進堂印刷所（福島）の東京支社は移転し，12月3日から次の新住所で業務を始める。〒103-0001東京都中央区日本橋小伝馬町12-5小伝馬町YSビル6F，電話03-6667-0310。

フリントグループジャパン，社長交代と移転

フリントグループジャパンは12月1日付で代表取締役社長に山田和貴が就任した。次の新住所で業務を始める。〒102-0075東京都千代田区三番町6-3三番町KB-6ビル6F，電話03-6265-6880。

■ 印刷・デザイン・出版イベントスケジュール

12月3日〜2019年1月15日，竹尾が色紙と多色印刷の展示会

竹尾は12月3日〜2019年1月15日，東京・神田錦町の見本帖本店にて，「New Printing ―色紙と多色印刷の可能性― 」展を開く。入場無料。12月7日には同会場で，スペシャルトーク「New Printingの印刷プロセス」も開かれる（先着順）。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20181203.html

12月5，7日，ベトナムが投資環境セミナー

ベトナム・ビンズン省人民委員会は，12月5日に東京の大手町サンスカイルーム，12月7日に大阪市中央区の大阪商工会議所にて「ベトナム南部ビンズン省投資環境セミナー」を開く。ホーチミンに隣接し，各国メーカーの生産拠点となっているビンズン省での工場の誘致や新都市開発などの現状が語られる。入場無料。
https://www.asean.or.jp/ja/wp-content/uploads/sites/2/2018120507_Vietnam-1.pdf

12月5〜7日，幕張メッセで「高機能フィルム展」

リードエグジビションジャパンは12月5〜7日，幕張メッセで「高機能フィルム展」を開く。電機，自動車，建材，医薬品，食品包装などの分野で使用される機能性フィルムから成型加工技術までが出展される。なお東洋インキは，機能性スクリーンインキや機能性ハードコート剤などを出展する。
http://www.filmtech.jp/

12月7，13日，ムサシが印刷システム機材部門の展示会

ムサシは12月7日，東京・六本木の富士ゼロックスにて，12月13日には山梨県甲府市の富士ゼロックス多摩にて，印刷システム機材部門の展示会「POD Solution Fair」を開く。POD機器やレーザー加工機のほか，11月に発売した新製品を展示する。
https://www.musashinet.co.jp/print634/news/20181121.html

12月10日，日本発明振興協会が技術開発と経営戦略のセミナー

日本発明振興協会は12月10日，東京・渋谷区の塗装会館で講演会「イノベーションの継続的実現を目指す—“勇気ある経営大賞”受賞者に学ぶ技術開発と経営戦略—」と題しセミナーを催す。日本電鍍工業の伊藤麻美社長，エコサイクルのシュリハリ・チャンドラガトギ社長が講演する。参加無料，要事前登録。
http://www.jsai.org/Kouenkai2018/

12月14日，印刷技術懇談会がビジネスとアートの例会

印刷技術懇談会は12月14日，東京・飯田橋のモリサワ本社にて例会を開く。テーマは「ビジネスの限界はアートで超えろ！～デザイン思考に続いて語られ始めているアートシンキングの必要性とは～」。講師はアート・アンド・ロジック社の増村代表。さまざまな事例を交えながら，ビジネスとアートの相互関係を探る。
http://info.morisawa.co.jp/TeMW80002000yIL30p01gC0

12月21日，テクノロール「印刷志の会」が湿し水の勉強会

テクノロールは12月21日，埼玉県戸田市の関東支店にて印刷志の会を開く。講習テーマは「すっごくわかりやすいオフセット印刷基礎講座・湿し水編」。参加費は500円，参加人数は50人（先着順）。問い合わせは，電話048-449-7333。

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『なるほど「湿し水」　–管理とトラブル対策–』長年に渡り開発され続けてきた印刷機や用紙，版，インキなどの技術革新に比べ，湿し水の本格的な研究はまだまだ大きな性能向上の余地が残されています。技術的に複雑で難しい平版印刷では，湿し水もインキ同様に品質を左右する要素であり，デリケートな管理も必要となります。本書は湿し水を今まで語られなかった部分まで深く解説した，印刷トラブルを防ぐための実用書です。

12月21日，日本印刷技術協会が各種セミナー

日本印刷技術協会は12月21日，東京・杉並の同協会で各種セミナーによるエキスパート資格のイベント「JAGATエキスパートDAY」を開く。テーマは，印刷メディアの強みを活かしてあらたな価値を生み出す人材。参加費は無料（事前登録制）。
https://www.jagat.or.jp/expertday/

2019年2月6日からpage展

日本印刷技術協会は2019年2月6〜8日，東京・池袋のサンシャインコンベンションセンターで印刷関連のデータ処理，プリプレスシステムなどの印刷メディアビジネスの総合展示会pageを開催する。出展は155社555小間（11月27日現在）。会期中は基調講演やカンファレンス，各種セミナーのほか，新たに「デジタル×紙×マーケティング」ゾーンを設置し，展示ホール内での無料セミナーやテーブル展示をセットにした企画を行う。
https://www.page.jagat.or.jp/

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2018年12月号【特集：インクジェットの進展】
電子写真方式（ゼログラフィ方式）とともに，デジタル印刷の2大方式とも言えるインクジェット（IJ）技術。10年ほど前は，デジタル印刷はすべてIJ方式になると言う人もいましたが，現在うまく棲み分けされています。12月号では軟包装印刷のIJや，Landa社の「ナノグラフィ印刷機」，輪転IJ機を稼働させているウイル・コーポレーションの動向，また新聞印刷，加飾印刷にも使われ始めているIJ印刷の状況を解説します。

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週刊『印刷雑誌』9巻45号 2018年12月3日発行
編集：宮川隆，古性基樹
編集・発行人：中村幹
発行所：株式会社印刷学会出版部