週刊「印刷雑誌」

17巻 37号 2026年10月13日
Japan Printer weekly vol.17, no.37

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷に興味ある方々へ

大同至高,マグカップカバー発売

大同至高は10月7日,飲み物の保温やホコリ防止のマグカップカバーを発売したと発表した。PP素材で,最小ロット1000個からオリジナルデザインで全面カラー印刷が可能。温度で色が変化する示温印刷にも対応する。また同社オンラインショップで既製品の小売販売も行っている。

富士フイルムビジネスイノベーション,AIで情報整理する複合機発売

富士フイルムビジネスイノベーションは10月29日,A3カラー複合機「Apeos C7072シリーズ」を発売する。AIがスキャンで取り込んだ情報を整理し,業務システムで活用できる構造化するほか,省電力化や保守の効率化も行う。両面読取速度は最大300ページ/分,標準トレイからの封筒・はがき印刷ができ,52~300g/m2の用紙や最大320~1200mmの長尺用紙にも対応する。上位機種が512万6000円。

沖電気工業,小型のA4カラー複合機発売

沖電気工業は11月上旬,A4カラー複合機「MC554dnw」を発売する。本体サイズが幅410×奥行429×高さ483mmで受付カウンターなどの限られたスペースに設置しやすく,5年間の無償保証が付帯する。オープン価格。

TOPPAN,キッズデザイン賞で2つの取り組みが受賞

TOPPANは10月5日,第20回キッズデザイン賞の出産・子育て支援部門で,「学校と家庭をつなぐ連絡帳 E-Traノート」と「わたしの温度」の2つの取り組みで,部門賞を受賞し,「E-Traノート」は,テーマ賞の「こども・子育て環境賞(こども政策担当大臣賞)」にも選出されたと発表した。多言語WEB連絡帳の「E-Traノート」は,在留外国人児童の保護者と教員向けの多言語連絡支援システムで,IoTサービスの「わたしの温度」は,女性特有の温度リズムを自動計測し可視化できる。

パイ インターナショナル,『カイ・ニールセンの世界』発行

パイ インターナショナルは10月22日,『カイ・ニールセンの世界―白夜の国の挿絵画家―』を発行する。挿絵本から舞台美術,ディズニー・スタジオにおけるコンセプトアートまで,多彩な分野でキャリアを重ねた挿絵画家カイ・ニールセンの作品集。アンデルセン童話集,北欧伝説,千夜一夜物語などの名作挿絵のほか,国内未公開作品を多数収録した。B5判変型,272ページ。3850円。

■プロフェッショナルの世界

TOKYO PACK展,出展情報

10月14~16日に東京ビッグサイトで「TOKYO PACK2026(東京国際包装展)」が開かれる。その中でartienceグループは,パッケージの資源循環ソリューションや高意匠スクリーンインキ,フィルム代替機能性UVコートニスなどを紹介する。
京セラは,バー型インクジェットプリントエンジンを中心に,小型のボックス型インクジェットプリントエンジンなどを紹介する。
三井化学グループは,環境対応材料やモノマテリアル包装,紙化,PFASフリーなどに対応したサンプルを展示し,環境・規制対応を両立する解決策を提案する。
ムサシは,オートフラットベッドカッター,自動給紙カッティングプロッタ,薄紙や木製品に直接印刷できるプリンターなどを紹介する。
シール栄登は,プリンタ搭載卓上型やキャリブレーション対応型, 真空脱気型の各種ロータリーヒートシール機などを紹介する。
エー・アンド・デイは,金属検出機一体型のウェイトチェッカーやロードセル・計量センサーなどを紹介する。
ペーパルは,紙だけを換えたパッケージの見比べや,紙の新製品を使ったデザインサンプルを展示するほか,用紙サンプルの配布を行う。

大日本印刷,企業・ブランドの向上支援サービス開始

大日本印刷とDNPコミュニケーションデザインは10月5日,生成AIの回答におけるブランドや商品への言及・推薦状況を分析し,改善を支援するサービスを始めた。約500人のスペシャリストが自社ブランドがAIの回答で優先的に参照・推奨されやすい形へデータ整備し,コンテンツの改善・運用までを一気通貫で支援する。

リコー,競争力につながる資源循環を開始

リコーと画像機器の開発・生産を行うエトリア(株)は,資源循環を製品価値と競争力につなげる取り組みの「Circular New」を,2027年前半から日本と欧州で始める。製品の企画段階から回収,再活用までを一つの循環として捉え,組み込まれた資源や部品の活用範囲を拡大し次世代の製品に利用する。これにより,消費地生産で約76%だった新規資源使用率を,最小約21%まで低減するとともに,安定供給やモノづくりの競争力強化を図る。

小森コーポレーション,印刷体験イベントを開催

小森コーポレーションは8月3・4日,つくばのグラフィックテクノロジーセンターで「東京カメラ部2026写真展」の連動企画として「KOMORI印刷体験イベント」を開いた。工場見学や技術解説の後,B2枚葉UVインクジェットデジタル印刷機を使用した印刷体験を行い,参加者は撮影した写真データが印刷物の形になる工程を間近で見学した。

ハラプレックス,大阪勧業展に出展

ハラプレックス(今治)は10月14~15日,中央区のマイドームおおさかで開かれる「大阪勧業展2026」に出展する。精緻な色彩を表現する8色印刷や,一人ひとりにカスタマイズできる可変印刷,環境配慮や機密保持に役立つ水溶紙印刷など付加価値のある印刷を紹介する。

SCREENグラフィックソリューションズ,Horizon Smart Factory 展に出展

SCREENグラフィックソリューションズは,10月28~30日に滋賀県高島市のホリゾン本社びわこ工場で開かれる「Horizon Smart Factory 2026 in HIP」に出展する。印刷を軸に,前工程と後工程の無人化を提案するほか,枚葉印刷機の特性を生かしながら,型抜きとオンライン全数検査を行う紙製フォルダー生産を実演する。

Girls Who Print Japan,10月16日にラベルフォーラムで交流ツアー

印刷女子の会「Girls Who Print Japan」は10月16日,有明の東京ビッグサイトで開かれる「ラベルフォーラムジャパン」の展示会場で,会場を巡る交流ツアーを開く。
https://xn--ycrq3a75ks3b.style/20261014_label-forum-japan/

カゴヤ・ジャパンとJIJ,10月20日に計画業務の数理最適化セミナー

IT関連企業のカゴヤ・ジャパン(株)と(株)JIJは10月20日,「生産計画6時間が,わずか1分へ。食品・印刷・機械業界の事例から学ぶ数理最適化」をテーマにオンラインセミナーを開く。生産計画表の作成時間を大幅に短縮した事例をはじめ,業界別の導入事例を通じ,生産計画やスケジューリング業務における数理最適化の活用方法を解説する。参加無料。
https://www.kagoya.jp/seminar/jijzept-seminar-202610/

リコージャパン,10月23日,30日にカラーマネジメントのセミナー

リコージャパンは10月23日,30日,「面倒な色調整,手間のかかる色合わせ作業を撲滅しよう!」をテーマにオンラインセミナーを開く。毎日のキャリブレーションや,職人技のような色合わせ作業の悩みに対応するソリューションを紹介する。参加無料。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00138.html

日本フォーム印刷工業連合会,11月10日に全日本DM大賞作品展示会

日本フォーム印刷工業連合会は11月10日,東京・新富の日本印刷会館で「第40回全日本DM大賞」の受賞作品展示会と,DM勉強会「受賞作品から読み解くダイレクトメールの最新トレンド」を開く。DM勉強会はオンラインでも視聴可能。定員は現地会場50人,オンライン100人。参加無料。問合せは同連合会(電話03-3551-8615)。

Incubation CANVAS TOKYO,11月19日に1周年記念イベント

東京・京橋のIncubation CANVAS TOKYOは11月19日,開設1周年記念イベント「テリアル×イノベーションの最前線」を開く。材料と化学業界や,プロダクトデザインと素材をテーマにした講演のほか,参加者交流の大規模ネットワーキングを行う。参加無料。
https://peatix.com/event/5174771

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

10月14~16日,池袋でプレミアムインセンティブショー

第74回「インターナショナルプレミアム・インセンティブショー秋2026」が10月14~16日,東京の池袋サンシャインシティで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料(事前登録制)。
https://www.pishow.com/74pi/

10月17日~2027年1月17日,印刷博物館で現代日本のパッケージ展

東京・水道の印刷博物館P&Pギャラリーで10月17日~2027年1月17日,「現代日本のパッケージ2026」展が開かれる。ジャパンパッケージングコンペティション,日本パッケージングコンテスト,JPDAパッケージデザイン インデックスの受賞作品を展示し,現場で培われた創意工夫や最新の動向を紹介する。入場無料。
https://www.printing-museum.org/collection/exhibition/g20261017.php

10月17日~2027年4月中旬,関西ゆかりの復刊文庫が書店で発売

地域に根差した書店員の目利きで,関西ゆかりの4作品復刻した文庫を販売する「ご当地文庫リバイバルフェス!2026 in 関西」が10月17日~2027年4月中旬,関西圏を中心とした111店舗の書店で行われる。復刻は大日本印刷の復刊支援サービス「Re文庫」を活用して行われている。作品は麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』,柴崎友香『次の町まで,きみはどんな歌をうたうの?』,近藤史恵『青葉の頃は終わった』,有栖川有栖,我孫子武丸,倉知淳,麻耶雄嵩『まほろ市の殺人』。
https://book-meets-next.com/archives/events/bmnbunko20261017

10月18日,大日本印刷が大阪で復刊文庫のトークショー

大日本印刷は10月18日,JR大阪駅の時空(とき)の広場で開かれる書籍販売やステージイベントなどの「読の市」で,トークショーを行う。「この本を,もう一度届けたい!書店員が挑む“Re文庫”の舞台裏」をテーマに,書店員の推薦によって文庫作品を復刊する「Re文庫」の復刊タイトルを選定した書店員が,選書理由や作品の魅力,復刊の舞台裏について語る。参加無料。
https://experience-design.jp/yominoichi/event/osaka2610

10月28日,TOPPANがオンラインでアートのトレンドセミナー

TOPPANは10月28日,「ART INSIGHT 2026 人・空間・アートの関係:アートと身体,素材,記憶,空間,環境の接点を探る」をテーマにオンラインセミナーを開く。まだ言語化されていない作品で,世界へメッセージを発信するアートのトレンドを読み解くことで,インテリアや空間デザインの今後を先読みする。参加無料。
https://peatix.com/event/5206875

10月30日~11月30日gggで日本のアートディレクション展

東京のギンザ・グラフィック・ギャラリーは10月30日~11月30日,「日本のアートディレクション展 2026」を開く。2025年6月から2026年5月までに発表,使用,掲載された約6000点の応募作から,受賞作品と優秀作品を,年鑑の刊行に先駆け展示する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/jp/00000862

11月4日~2027年1月13日,京都dddギャラリーで「ロッテルダムのグラフィックデザイン」展

烏丸の京都dddギャラリーは11月4日~2027年1月13日,「Superplay -ロッテルダムのグラフィックデザイン」展を開く。オランダのロッテルダムを拠点とするグラフィックデザインスタジオのStudio SpassとTeam Thursday。その広く知られてきたダッチデザインのイメージとは少し異なる,交易栄える港町の体温を持ったロッテルダムという都市に固有のデザインを紹介する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000859

11月9日,日本出版学会が編集・出版教育の研究会

日本出版学会は11月9日,オンラインで「多様な編集・出版教育をどう実践するか:東北芸術工科大学のMIE」をテーマに研究会を開く。東北芸術工科大学が実践している学年や目的に応じた多彩な編集・出版教育の教育設計と指導について解説する。定員100人。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2026/10/05/3905/

11月26~27日,ビッグサイトでケミカルマテリアルJapan展

化学企業と周辺産業の「ケミカルマテリアルJapan」展が11月26~27日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は化学工業日報社。入場無料(要事前登録)。
https://www.chemmate.jp/

12月2~4日,大阪でロボネクスト展

産業用・サービス用ロボットや自動化技術の展示会「ロボネクスト」が12月2~4日,南港のインテックス大阪で開かれる。主催は日本ロボット工業会,日刊工業新聞社。入場料1000円(事前登録,学生は無料)。
https://robonext.nikkan.co.jp/

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2026年10月号【 特集:紙器・軟包装の先端技術 】(9月18日発行)

EB硬化型接着剤のフィルム包装,パッケージの紙化,紙パッケージの再資源化,軟包装が求めるデジタル印刷技術,パッケージ展のレポート,世界のトレンドなどを解説します。

2026年10月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

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