週刊「印刷雑誌」
16巻
18号
2025年5月12日
Japan Printer weekly
vol.16,
no.18
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。
■印刷をたのしむ
グラフィック社,『もじモジ探偵団 文字バンザイ編』発行
グラフィック社は,『もじモジ探偵団 文字バンザイ編 まちで見かける文字デザインの秘密』を発行した。だれもが見たことがあるお菓子のロゴ,生活の中で見ているさまざまな文字の秘密を写真と文章で紹介。本書の挿画を手掛ける画家のヒグチユウコ氏の描き文字をフォント化した書体「ヒグミン」の制作解説も収録。雪朱里著。A5判,176ページ。2310円。
グラフィック,ペーパーカタログ第7版発行
グラフィックは4月24日,「ペーパーカタログ(総合版)第7版」を発行したと発表した。同社が取り扱う約160種の用紙を収録。環境負荷の少ない「LIMEX」や,上品な白さと高い印刷再現性が特徴的な「モンテルキア」など多数の用紙を追加した。同社の2500ポイントでの交換,または2500円で購入可能。
ラクスル,DMサービスを関西に拡大
ラクスルと,セイノーグループの地区宅便は5月8日,「ラクスルDM便」を関西地域に対応拡大したと発表した。ラクスルDM便は印刷と配送で1通あたり56.1円でDM発送ができ,当初予定を大幅に前倒して関西エリアへ対応した。6月30日まで関西への初回配送利用の10%割引きキャンペーンを行っている。
日本印刷技術協会,page展ポスター公募
日本印刷技術協会は7月18日まで「page2026」のポスターデザインを公募している。今回のテーマ「Re:Connect ─ 再びつなぐ,印刷のチカラ。」に沿ったデザイン案を募集。採用されたポスターはプロモーションツールとして,全国の印刷関連企業や関連団体,学校,商業施設などに配布される。
■プロの世界
TOPPAN,生成AI管理基盤を開発
TOPPANは5月18日,マーケティングDX領域におけるAI導入から運用までを統合的に支援する「生成AI管理基盤」を開発したと発表した。企業のビジネス全体を俯瞰したうえで課題を抽出し,AI戦略の立案を行うコンサルティングと,その計画の実装と運用,事業成長までを統合的に支援する。
エプソン,ソルベントインク搭載IJプリンター発売
エプソンは7月4日,商業・産業向け大判インクジェットプリンター「SC-S7150」を発売する。従来機より印刷速度が約28%向上し,塩ビの標準パスで13.5m2/時,ターポリンの標準パスでは19.2m2/時で印刷できるほか,ノズル抜け自動検知機能を搭載した。税別189万円。
ミマキエンジニアリング,環境配慮のUV硬化型インク発売
ミマキエンジニアリングは5月1日,健康と環境に配慮したUV硬化型インク「ELH」,「ELS」を発売したと発表した。世界基準の安全適合規格に対応し,従来の同社UVインクと同様の耐擦過性,柔軟性を維持しつつ,臭気を約30%低減した。
カタニ産業,化粧品産業技術展に出展
箔加工やパッケージ製造のカタニ産業は,5月14~16日にパシフィコ横浜で開かれる「化粧品産業技術展」に出展し,容器から加飾,包装資材までワンストップでのサービスを紹介する。
https://www.citejapan.info/
印刷技術懇談会,5月16日に軟包装印刷のセミナー
印刷技術懇談会は5月16日,オンラインと東京・八丁堀のモトヤで「今さら聞けない 軟包装印刷の世界」をテーマにセミナーを開く。ミヤコシ企画開発本部の中村正道氏が同社の技術の変遷や軟包装印刷の基礎,材料やコンバーティングの基礎を解説する。参加費2000円。
https://ingikon533.peatix.com/view
コンバーティングテクノロジー総合展,2026年1月28~30日にビッグサイトで開催
コンバーテック展,新機能性材料展,グリーンマテリアル,3DECOtech展が2026年1月28~30日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は加工技術研究会,JTBコミュニケーションデザイン。また同日同所でWELL-BEING TECHNOLOGY展が開かれる。主催は同実行委員会。
https://www.cj-exhibition.com/
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
7月31日まで,日本発明振興協会が発明研究奨励金交付
日本発明振興協会は中小企業や個人を対象とし,令和6年度第44回「発明研究奨励金」を交付している。申請手続きは7月31日必着,交付金限度額は1件当たり100万円。
http://jsai.org/page/syourei
5月14日,新晃社が埼玉でオープンファクトリー開催
新晃社は5月14日,埼玉の川口工場で「第2回オープンファクトリー」を開く。普段触れることがない印刷加工における各工程の現場を各責任者がデモンストレーションしながら解説する。
https://shinkohsha.newsrooms.net/articles/1034/
5月14~16日,大阪で高機能素材Week展
材料や加工機械の総合展「高機能素材Week」が5月14~16日,南港のインテックス大阪で開かれる。主催はRX Japan。入場無料(要事前登録)。その中の「サステナブル マテリアル展」で吉田印刷所(新潟県五泉市)は,企業の脱プラスチック活動を促進する半透明の紙素材であるグラシン紙を活用した包装資材を出展する。ユポ・コーポレーションは,減プラや,CO2排出量削減,リサイクルに貢献できる製品を展示する。また,「高機能プラスチック展」でエックスライト社が,ベンチトップ積分球分光測色計と品質管理ソフトウェアを出展する。
同時開催の「Factory Innovation Week2025」展では構成展の「スマート工場EXPO」でTOPPANが,工場・施設内に点在する計測器のデータ収集と遠隔監視に特化したスマート点検支援サービスを紹介する。
https://www.material-expo.jp/osaka/ja-jp.html#/
https://www.fiweek.jp/osaka/ja-jp.html
5月16日,モリサワがオンラインで文字組版のセミナー
モリサワは5月16日,「文字組版の教室 InDesign編」をテーマにオンラインセミナーを開く。InDesignの実演を交えながら,文字組版に関係する各機能や設定を中心に解説する。参加費5500円。
https://peatix.com/event/4322222/
5月16・17日,SHITARAが高崎で印刷機材展
SHITARAは5月16・17日,群馬のビエント高崎ビッグキューブで,印刷機材展とセミナーの「シタラフェア2025」を開く。
https://www.shitara.co.jp/news/pdf/leaf2025.pdf
5月23日,日本自費出版ネットワークが滋賀で地域出版の講座
日本自費出版ネットワークは5月23日,滋賀の彦根勤労福祉会館で,第46回自費出版アドバイザー講座「心に残る本づくり 滋賀の素敵を発信」を開く。サンライズ出版の岩根順子社長が,地域に根付いた出版社への育てかたや,営業戦略などを解説する。参加費は,会員2500円,ジャグラ・全印工連組合員3000円,一般3500円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2025/05/Flyer-for-the-46th-Advisor-Course-Application.pdf
5月29日,クロスメディアグループが大阪で出版ビジネスのセミナー
出版社のクロスメディアグループは5月29日,梅田のTSUTAYA BOOKSTORE イノゲート大阪で出版ビジネスに関する「創業20周年記念セミナー」を開く。出版のリアルや,会社づくり・事業づくりのヒントをセミナーと質疑応答形式で解説する。参加無料。
https://cm-publishing.co.jp/news/5838
6月6~7日,大阪で「この街のクリエイター博覧会」開催
大阪に根ざすクリエイターが強みやサービスなどを発信するイベント「この街のクリエイター博覧会2025」が6月6~7日,本町のマイドームおおさかで開かれる。主催はクリエイティブネットワークセンター大阪メビック。入場無料。その中で高速オフセットは,クリエーターのアイデアを印刷製品として試作するプロジェクト「アイデアのアイデア」の製品を紹介する。
https://www.mebic.com/event/2025-06-06.html
6月13日~8月20日,京都dddギャラリーで万博ポスター展
DNP文化振興財団は6月13日~8月20日,烏丸の京都dddギャラリーで「モダン・エキスポ・ポスターズ:グラフィックでみる現代の万博」展を開く。1958年ブリュッセルから,2025年大阪・関西までの登録博覧会や認定博覧会など計14回の万博のポスターを展示するほか,2025年日本国際博覧会のロゴやデザインシステムについて紹介する。入場無料。
https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000845
9月30日・10月1日,池袋でオーダーグッズビジネスショー
印刷,印章,文具,DPEなどを対象とする「オーダーグッズビジネスショー2025」が9月30日・10月1日,東京の池袋サンシャインシティで開かれる。主催はゲンダイ出版内の実行委員会。
https://ogbs.jp/
10月23・24日,日本画像学会がオンラインと京都で4D研究会
これまでの3D造形・再現技術を超えていく新しい価値創造を目指した日本画像学会の4DFF研究会は10月23・24日,オンラインと左京区の京都工芸繊維大学で講演や一般発表,作品展示などのコンファレンス「4DFF2025」を開く。
https://sig4dff.org/conference/2025/
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2025年5月号【 特集:パッケージの周辺 】(4月18日発行)
今月号は、パッケージの周辺として、カートカン、ラミネート技術、大手印刷会社のパッケージ各種技術の3件を特集として取り上げました。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
◆印刷学会出版部WEBショップ
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