■印刷をたのしむ

NTT印刷，科学研究に基づく絵本発行

NTT印刷は，NTTコミュニケーション科学基礎研究所の子供のコミュニケーション研究をもとに制作した絵本『おかおをポン！』と，『おたすけハッピー』を9月21日に発行した。ともに，作・絵はかしわらあきお，発売はサンクチュアリ出版。前者は0～2歳対象で，18×18cm，24ページのボードブック，1650円。後者は，18×18cm，本文72ページ，ハードカバー，1760円。

モリサワ，書体アップグレード

モリサワは「Morisawa Fonts」と「MORISAWA PASSPORT」アップグレード2023年10月版として，2023年新書体の提供を10月18日より始める。今回のアップグレードは，合計23ファミリー85書体が入った。7月12日付で発表した内容に加えて，ファミリー化してリニューアルした「A1明朝（AP版）」や，「UD新ゴ コンデンス（AP版）」，「ヒラギノ丸ゴ」のW7を発表。

モリサワ，ビネガードリンク用フォント開発

モリサワは9月8日，CJ FOODS JAPANのビネガードリンクブランド「美酢」のリブランディングプロジェクトの一環としてオリジナルフォント「CJ MICHO」を共同開発したと発表した。ロゴや商品パッケージのほか，映像，Webまで使われる予定。すでにテレビCMに採用されている。

イメージナビ，フォントの割引セール

イメージナビは，フォント販売サイト「デザインポケット」で書体セットが最大93%オフのセールを10月31日まで行っている。昭和書体の筆文字フォントの2書体セットが3300円ほか，各種書体が割引対象となる。

アドビ，生成AI機能の提供開始

アドビ社は9月13日，生成AI機能「Adobe Firefly web版」の提供を始めた。生成AI機能は「Adobe Creative Cloud」「Adobe Express」「Adobe Experience Cloud」のソフトに組み込まれ，商用利用が可能。また「Adobe Creative Cloud」のコンプリートプランと一部の単体プランでも利用できる。

グラフィック，カレンダーデザインテンプレートを公開

グラフィックは9月14日，2024年版カレンダーのテンプレートを公開したと発表した。テンプレートは250種以上，カレンダー商品は卓上と壁掛けの2タイプ，7商品を揃える。

ローランド ディー.ジー.，デスクトップIJプリンター発表

ローランド ディー.ジー.は9月7日，インクジェットプリンター「VersaSTUDIO」シリーズの新製品として，デスクトップタイプのBN2-20（CMYK＋白の5色タイプ）とBN2-20A（CMYKの4色タイプ）を世界同時に発売した。プリントだけでなく，印刷した絵柄や写真，文字の周りを自由な形状にカットできる機能も備えている。最大印刷・カッティング幅は480mm，最大印刷ドット解像度は1440dpi，本体1069×617×622mm・62kg。126万5000円と104万5000円。

エプソン，インクカートリッジの一部仕様を変更

エプソンは9月14日，電子部品の入手困難のため，インクカートリッジの一部仕様変更を発表した。型番とインク残量のメッセージ内容表示などが変更されるが，印刷品質や印刷可能枚数は従来品と同様となる。

グラフィック，年賀状印刷の注文受付開始

グラフィックは9月5日，2023年お年玉付き年賀はがき印刷の受付を始めた。10月31日まで最大20％オフのキャンペーンを行っている。キャンペーン価格は100枚で8180円（片面カラー，はがき代込）。

高速オフセット，スポーツ関連グッズカタログ公開

高速オフセットは9月8日，スポーツ関連やイベント向けグッズや印刷物のカタログをWebサイトで公開したと発表した。ハリセンや紙うちわ，等身大パネル，二次元コードサービス，展示ブースキットなどを収録。

グリーティングワークス，名入れカレンダー販売サイトオープン

グリーティングワークスは9月11日，名入れカレンダー販売サイト「挨拶状ドットコム カレンダーラボ」を開設した。営業や販促に利用できる壁掛け，卓上の名入れカレンダー100種類以上が選べる。

■プロの世界

凸版印刷，帝国書院など6社，こども未来教育協議会設立

凸版印刷，BPS，Lentrance，東京書籍，帝国書院，新興出版社啓林館は，デジタル教科書の活用による教育DX推進を目的とした「こども未来教育協議会」を9月6日に設立した。2024年4月からの小中学校におけるデジタル教科書本格導入を見据えて，デジタル教科書を起点として学びをつなぐ新サービスである教科書ポータル「EduHub」の構築や，教育DXに関わる提言活動などを行う。

日本印刷産業連合会，知的財産についてWebで公開

日本印刷産業連合会は9月6日，知的財産権に関わるトラブルの未然防止を狙いとした同連合会の機関誌「JFPI REPORT」（年4回発行）に連載の記事を，同連合会のWeb サイトの「知的財産権」のページに，ダウンロード可能なPDF形式のデータとして掲載し，記事を提供する取り組みを始めたと発表した。
また同日，印刷やその周辺の業務に携わる人が知的財産権について短時間で基本的な理解を得られるよう，疑似動画を多用した知財教育コンテンツビジュアル解説「営業・企画部門のための すぐにわかる知的財産 著作権」基礎編6タイトルをWebサイトに掲載したと発表した。

アドビ，エンタープライズ向け統合ソリューションの提供開始

アドビ社は9月13日，生成AIを活用しコンテンツの企画から制作，配信までを統合したソリューション「Adobe GenStudio」の提供を始めた。「Adobe Creative Cloud」「Adobe Firefly」「Adobe Express」「Adobe Experience Cloud」といったソリューションを連携させ，シンプルな操作でコンテンツを制作し公開可能にできる。

東芝テック，RFIDライター対応 A3カラー複合機発売

東芝テックは離れた場所や箱の中でも読み取りできるRFIDデータを書き込みに対応したA3カラー複合機「e-STUDIO4525AC RFID」を10月中旬に発売する。ラベル作成ソフトと連携し，カラー印刷とRFIDデータ書き込みを同時に行うことができる。269万5000円（税別）。

エプソン，A4モノクロインクジェットプリンター3種発売

エプソンはA4モノクロビジネスインクジェットプリンターのPXシリーズ「M382F／S382／S383L」を9月21日に発売する。最初の1枚が約4.8秒で印刷できるほか，耐久性が従来機の2倍の30万ページになり，オプションで最大1980枚の給紙が可能。オープン価格。

セイコーインスツル，ラベル対応2インチモバイルプリンター発売

セイコーインスツルは，モバイルプリンター「MP-B21L」を2024年2月に発売する。2インチ幅のラベル用紙とレシート紙に対応し，印字速度は153mm/秒，本体重量370g。Bluetoothや無線LANで接続可能。オープン価格。

EIZO，カラーマネージメントモニターに映像制作向け新機能追加

EIZOは9月7日，カラーマネージメントモニター「ColorEdge CG2700X／CG2700S」に，映像制作市場向けの機能「Pixel Inspection」が使えるファームウェアを公開した。モニター上で指定した座標の色情報を取得できる機能で，映像制作環境における接続ミスや設定ミス防止に活用できる。

リコージャパン，デジタルスタンプラリーのセミナー開催

リコージャパンは9月27日，「スタンプラリーの勘所“知りたかった10のポイント”をスタンプラリー協会代表が徹底解説！」をテーマにオンラインセミナーを開く。印刷会社が企画そのものを提案することで，確実な印刷物の受注や売り上げ拡大にもつながるスタンプラリーイベントの予算や景品，集客方法などの疑問を事例を交え解説する。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00086.html

全日本印刷工業組合連合会，環境推進工場登録の講習会を開催

全日本印刷工業組合連合会は10月19日，「環境推進工場新規登録講習会」をオンラインと東京・新富の日本印刷会館で開く。「環境推進工場登録」は，環境対応が一定レベルに達した企業の環境活動を支援し，顧客への信頼性アピールを目的としている。受講料は2万2000円，テキスト代3300円，登録申請料2万2000円。
https://www.aj-pia.or.jp/wp-content/uploads/2023/07/kankyo30.pdf

T&K TOKA，10月に埼玉で内覧会

T&K TOKAは10月5・6日，埼玉県三芳町の同社で品質向上や印刷診断，計測機器校正などの新サービスを紹介する内覧会を開く。

ドイツ・オッフェンバッハでマンローランド社が内覧会

ドイツのマンローランド・シートフェッド社はオッフェンバッハ本社のプリントテクノロジーセンターで9月27・28日，「パッケージ印刷におけるエコロジー」をテーマに枚葉オフセット印刷機「ROLAND 700 Evolution Speed」の実演をはじめとしたオープンハウスを催す。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

9月27～29日，大阪でCX・顧客育成EXPO

顧客ロイヤルティやブランドの向上，差別化の「第3回 関西 CX・顧客育成 EXPO」が9月27～29日，南港のインテックス大阪で開かれる。主催はRX JAPAN。その中で昌栄印刷は，生成AIチャットボット×空中ディスプレイによる店内案内や，顧客の行動分析に基づくマーケティング，オリジナル 電子マネーなどを出展する。
https://www.marketing-week.jp/osaka/ja-jp/about/cx.html

10月4～6日，池袋でプレミアムインセンティブショー

第68回「インターナショナルプレミアム・インセンティブショー2023」が10月4～6日，東京の池袋サンシャインシティで開かれる。主催はビジネスガイド社。入場無料（事前登録制）。
https://www.pishow.com/68pi/

10月4～6日，幕張メッセでサステナブルマテリアル展

環境配慮材料やリサイクル技術の第3回「サステナブル マテリアル展」が10月4～6日，千葉の幕張メッセで開かれる。主催はRX Japan。入場料5000円（事前登録で無料）。その中でユポ・コーポレーションは植物由来樹脂配合品やリサイクル樹脂配合品などを出展する。
https://www.material-expo.jp/tokyo/ja-jp/visit/susma.html

10月11～13日，大阪で外食・配食産業の展示会

日本食糧新聞社は10月11～13日，南港のインテックス大阪で外食・配食などの産業展「ファベックス関西2023」を開く。入場料5000円，事前登録等で無料。
https://kansai.fabex.jp/

10月11～13日， ビッグサイトで危機管理産業展

防災，BCP，セキュリティなどの「危機管理産業展2023」が10月11～13日，有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は東京ビッグサイト。入場無料（事前登録制）。
https://www.kikikanri.biz/

10月11日～11月16日，キヤノンが品川で高精細複製展

キヤノンと京都文化協会は10月11日～11月16日，東京・品川の同社で「高精細複製品で綴る日本の美」展を開く。俵屋宗達，尾形光琳，伊藤若冲など日本美術の巨匠が描いた名宝8作品の高精細複製品をデジタルイメージング技術と伝統工芸の融合で忠実に再現する。入場無料。
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/tsuzuri-50th-sinagawa

10月12～14日，ビッグサイトでサイン＆ディスプレイショウ

東京屋外広告美術協同組合は10月12～14日，「サイン＆ディスプレイショウ2023」を有明の東京ビッグサイトで開く。入場無料（事前登録制）。
https://tokobi.or.jp/sds/

10月13日，電子出版制作・流通協議会がオンラインで電子図書館のセミナー

電子出版制作・流通協議会は10月13日，「2023年電流協 電子図書館セミナー（第3回）：公共図書館の電子図書館サービス・子供の読書活動推進」をオンラインで開く。公共図書館の電子図書館サービス・子供の読書活動推進についてディスカッションを行う。参加無料。
https://aebs.or.jp/seminar20231013.html

 

 

◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2023年10月号【 特集：紙器・貼り箱の世界】（9月20日発行）
従来の事業からの脱却を図ろうと、デザインアワードに応募し、デザイナーとタッグを組んで見栄えと機能の両方を合わせ持つ自社ブランドの箱の展開。顧客の要望だけでなく、環境をはじめ社会貢献に供する取り組み。売れる箱、捨てられない箱、価値ある箱の考案と展開などを行う企業活動を紹介します。

2023年10月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集　　　　　古性基樹
編集・発行人　中村幹
発行所　　　　株式会社印刷学会出版部

 

 

 

 

◆印刷学会出版部WEBショップ

販売中の全商品はこちらから購入いただけます。http://japanprinter.thebase.in/

◆WEBマガジン『週刊 印刷雑誌』会員募集中！（登録無料）

ご希望の方には，発行の都度お知らせのメールをお送りいたします。

 

『週刊 印刷雑誌』では，テキストでの「一口宣伝広告」も募集しております。（5,500円～／税込） お申し込みやお問い合わせは shukan@japanprinter.co.jp まで。

◆フェイスブックでも情報収集を！

印刷学会出版部のフェイスブックで，業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。http://www.facebook.com/JapanPrinter

◆印刷学会出版部のツイッターアカウント

@PrinterJapan　ぜひフォローお願いします！