週刊「印刷雑誌」
14巻
33号
2023年9月4日
Japan Printer weekly
vol.14,
no.33
毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日発行しています。
■印刷をたのしむ
吉田印刷所,グラシン紙の平袋に新サイズ追加
吉田印刷所は8月29日,グラシン紙だけで作られた半透明の「グラスパック平袋」に角2・長3封筒サイズを追加した。DM送付や資料配付などに適した角2封筒と長3封筒サイズで中身が見えるデザインが特徴。角2サイズが100枚で4950円,長3サイズが50枚で770円。
イデビュ,ペットの写真入り誕生日祝いグッズ作成
アパレルメーカーのイデビュは8月24日,ペットの誕生日祝の写真入りグッズを作れる「うちの子バースデーセット」の販売をクラウドファンディングのMakuakeで始めた。セット内容は王冠・スタイ・ガーランド・バルーンの4点で,それぞれに事前に送ったペットの写真が印刷される。クラウドファンディング価格で6864円。
サードパーティー,環境を意識した材料でのDMサービス開始
DM印刷発送代行を行うサードパーティーは8月31日,「エコDM」のサービスを発表した。バナナの茎から作った「バナナペーパー」,石灰石でできた用紙の「LIMEX Sheet」,古紙パルプを原料にした再生紙のほか,竹材を使用した「竹ホワイト封筒」,植物由来の原料を配合した「バイオマスCPP袋(透明封筒)」がダイレクトメールに利用できる。10月31日まで対象のエコDM商品への変更が1000枚まで無料になるキャンペーンを行っている。
長苗印刷,バイオマス原料使用による環境負荷改善量を公開
長苗印刷は8月30日,台紙付きバイオマスシュリンクパッケージにおいて,プラスチック減らす根拠をWebで公開した。同社はプラスチックの代替素材としてバイオマスシュリンクフィルムを採用しており,計測の結果,石油由来炭素15%,バイオマス由来炭素85%とプラスチック削減となった。
https://ecodakemarke.naganae.co.jp/shrink/evidence/
グラフィック社,『宇野亞喜良ポストカードブック』発行
グラフィック社は9月,宇野亞喜良氏が描いたどこか退廃的で魅力に溢れた女性たちを中心とした24枚のポストカード集『宇野亞喜良ポストカードブック』を発行する。2014年刊行『宇野亞喜良ポストカードブック』から,再収録12点,新規12点を収録した新装改訂版。B6変形判,上製,48ページ。1980円。
グラフィック社,『PRINTABLE 特殊印刷&加工で魅せるデザインコレクション』発行
グラフィック社は9月,世界中から集められた83のプロジェクトの主要な印刷技術,効果,仕上げを紹介するデザイン集『PRINTABLE 特殊印刷&加工で魅せるデザインコレクション』を発行する。印刷の専門家,デザイナー,クリエイティブ集団のインタビューとともに,世界の洗練された特殊印刷や加工実例全160作品を紹介。B5変形判,並製,304ページ。4620円。
■プロの世界
富士フイルムイメージングシステムズ,制作物オンライン校正用サービス開始
富士フイルムイメージングシステムズは,制作物のオンライン校正用サービス「IMAGE WORKS PRus」の提供を8月29日より始めた。企業などの宣伝・販促部門が作成する制作物の校正作業の効率化を図るクラウドサービス。オンライン上で複数人が同時にコメントを書き込みながら校正作業を行える。
光文堂,枚葉オフセットプロセスインキをネット販売
光文堂は9月1日から,国内大手メーカーの枚葉プロセスインキ(黄,紅,藍,墨)を「KBDプロフェッショナル」ブランドとして同社のショッピングサイト「K-Bazaar」で販売を始めた。価格は,黄と藍それぞれ20kg(1kg缶10個入2箱)3万円,紅3万2010円,墨2万8810円,4色セット40kg6万410円(各色1kg缶10個入4箱),など。
東京青年印刷人協議会,9月の定例会でパーティーイベント開催
東京青年印刷人協議会は9月9日,東京・江東区のCOFFICE門前仲町で定例会を開く。今回初の企画として飲食コーナーや音楽イベント,体験ワークショップなどのパーティーイベント「TOKYO PRINTERS FESTIVAL」を行う。参加費は大人3000円,子供1000円。
https://printing-youth.tokyo/news/tokyoprintersfes-2023-9-9/
■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内
FMヨコハマで9月2日から毎週全5回,グリーンプリンティングの番組
9月2・9・16・23・30日毎週土曜日,FMヨコハマの朝9時からの番組「FUTURESCAPE」内のミニコーナーで「みんな知ってる?グリーンプリンティング!」を放送する。日本印刷産業連合会が担当し,印刷業界に関わりの深い人物や,GP関係者が生出演する。
9月11日,リコージャパンがオンラインでカラープロダクションプリンターのセミナー
リコージャパンは9月11日,「今を変える!未来が変わる!カラープロダクションプリンター新製品発売イベント」をテーマにオンラインセミナーを開く。同社のカラープロダクションプリンター2機種の紹介やデジタルビジネスの事例などを解説する。
https://printing.ricoh.co.jp/useful_info/seminar_s00084.html
9月12日,大伸社コミュニケーションデザインがオンラインでデジタルマーケティングセミナー
大伸社コミュニケーションデザインは9月12日,「戦略策定から始めるデジタルマーケティング:販促施策のドーナツ化現象を改善する!」をテーマにオンラインセミナーを開く。デジタルマーケティングで陥りがちな課題と解決のポイントを事例を交え解説する。参加無料。
https://go.daishinsha-cd.jp/d_marketing
9月13日,DICカラーデザインがオンラインでカラーユニバーサルデザイン実践講座
DICカラーデザインは9月13日,「カラーユニバーサルデザイン実践講座:空間デザイン編」をオンラインで開く。色彩によるユーザビリティやアクセシビリティを考慮した空間づくりのポイントを解説する。定員250人。参加費1万1000円。
https://www.dic-color.com/news/2023/0821.html
9月13~15日,幕張メッセで脱炭素経営EXPO
ゼロカーボンコンサルや省エネソリューションなどの「脱炭素経営EXPO」が9月13~15日,千葉の幕張メッセで開かれる。主催はRX Japan。その中で凸版印刷は,パッケージCO2排出量を自動算出するクラウド型システム中心に,CO2排出量の見える化・削減ソリューションを紹介する。入場料5000円(事前登録で無料)。
https://www.decarbonization-expo.jp/autumn/ja-jp.html
9月13~15日,ビッグサイトで国際物流総合展
物流システム機器や情報システム,サービスなどの「国際物流総合展2023 第3回 INNOVATION EXPO」が9月13~15日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。主催は日本産業機械工業会ほか7団体。入場料3000円(事前登録で無料)。
https://www.logis-tech-tokyo.gr.jp/ie/index.html
9月20~22日,ビッグサイトで食品業界向け展示会
食品業界向けの複合展「FOOD2023」が9月20~22日,有明の東京ビッグサイトで開かれる。フードシステムソリューション展,フードセーフティジャパン展ほか5つの展示会で構成。主催はフードシステムソリューション実行委員会,惣菜・デリカJAPAN組織委員会,日本加工食品卸協会,食品産業センター。
https://www.food-exhibition.info/
9月27・28日,東京国際フォーラムでDXの総合イベント
様々な業種のDXを網羅したイベント「日経クロステックNEXT 東京2023」が9月27・28日,有楽町の東京国際フォーラムで開かれる。主催は日経BP。入場無料(要事前登録)。
https://events.nikkeibp.co.jp/xtechnext/2023tky/
10月2・3・10日,日本印刷技術協会がオンラインで印刷入門講座
日本印刷技術協会は10月2・3・10日,新入社員・若手・中途入社向け講座「秋の印刷入門」をオンラインで開く。「印刷業のアウトライン」「印刷技術の基礎:DTP・プリプレス編」「印刷技術の基礎:印刷・製本・後加工編」「デジタル印刷とデータ管理の基礎知識」の4テーマで3講座を行う。受講料は各講座,会員1万4300円,一般1万9800円。
https://www.jagat.or.jp/archives/459965
10月3~6日,ビッグサイトで「JAPAN PACK」展
日本包装機械工業会は「日本包装産業展JAPAN PACK」を10月3~6日,有明の東京ビッグサイトで開く。展示規模は,出展412 社・団体,総小間数1873小間(8月22日現在)。入場無料(完全事前登録制)。
https://www.japanpack.jp/
10月4日,日本出版学会が専修大学でニューヨークのMIE調査報告セミナー
日本出版学会は10月4日,東京の専修大学神田キャンパスで「ニューヨークのMIE実態調査報告」をテーマにセミナーを開く。同学会会長で跡見学園女子大学の富川淳子教授がニューヨークの大学と高校でMIE(雑誌利活用教育)を実地調査した成果を報告する。参加無料。
https://www.shuppan.jp/event/2023/08/28/2771/
10月5日,日本印刷学会が大阪で品質・インクジェット・フォントのセミナー
日本印刷学会は10月5日,大阪・西区の西本町インテスビルで「今さら聞けない~印刷の魅力」をーテーマにセミナーを開く。印刷品質の基(もと),インクジェットの開発秘話,フォント選びのポイントを解説する。定員50人。会員5000円,非会員7000円,学生500円。
http://www.jspst.org/event/231005.html
11月13・14日,日本画像学会がオンラインと名古屋大学で秋季大会
日本画像学会は11月13・14日,「画像関連学会連合会第9回秋季大会」をオンラインと愛知・市千種区の名古屋大学野依記念学術交流館で開く。
https://www.imaging-society-japan.org/www/jp/imaging-conference-japan-2023-fall-meeting/
11月24日,日本印刷学会がスクリーン印刷技術研究会セミナー
日本印刷学会は11月24日,「最新のスクリーン印刷応用例および印刷システム」をテーマにスクリーン印刷技術研究会セミナーをオンラインと日本印刷会館で行う。高精細なスクリーン印刷技術を応用したインフラ監視用ひずみセンサーの製作,及びフィルム基材に高速印刷できるシリンダー式スクリーン印刷システムについて講演がある。参加費は,会員5000円,非会員8000円。問合せは,同学会(電話03-3551-1808)。
◆月刊『印刷雑誌』最新号のご案内
2023年9月号【 特集:デジタル印刷のインクとトナー 】(8月21日発行)
工場の現場と連携した美術印刷のラボでの技術検証や顧客の作品作り,オリジナルカレンダーでの地域貢献,完全原稿入稿でも見本とチェックする文字校正,アナログ画像のテキスト化・各種データ処理・システム開発などへの発展,トナー機や菊全判オフセット5色機などの特長を活かす企業を紹介します。
週刊「印刷雑誌」
編集 古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所 株式会社印刷学会出版部
◆印刷学会出版部WEBショップ
販売中の全商品はこちらから購入いただけます。http://japanprinter.thebase.in/
◆WEBマガジン『週刊 印刷雑誌』会員募集中!(登録無料)
ご希望の方には,発行の都度お知らせのメールをお送りいたします。
『週刊 印刷雑誌』では,テキストでの「一口宣伝広告」も募集しております。(5,500円~/税込) お申し込みやお問い合わせは shukan@japanprinter.co.jp まで。
◆フェイスブックでも情報収集を!
印刷学会出版部のフェイスブックで,業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。http://www.facebook.com/JapanPrinter
◆印刷学会出版部のツイッターアカウント
@PrinterJapan ぜひフォローお願いします!