週刊「印刷雑誌」

17巻 34号 2026年9月14日
Japan Printer weekly vol.17, no.34

毎週月曜日(休みの場合は翌日)10時発行
◆週刊『印刷雑誌』は,印刷会社に限らず,印刷物を購入する人,印刷に興味がある人を対象にした無料のWebメディアです。
◆紙メディアである技術専門誌の月刊『印刷雑誌』と連携し,印刷に関係した情報を中心に毎週月曜日(休日の場合,火曜日)発行しています。

 

■印刷に興味ある方々へ

キンコーズ・ジャパン,熊本地震被災地へのチャリティ商品を発売

キンコーズ・ジャパンは10月12日まで,令和8年熊本地震被災地へのチャリティ商品を全国の店舗と特設サイトで発売している。これまで同社とコラボしたクリエイター5組が,ポストカードやアートポスター,ノートなどの商品化に協力した。オンライン販売時の送料は同社が負担し,対象商品の販売価格(税抜)全額が日本赤十字社に寄付される。
https://www.kinkos.co.jp/kumamoto/

TOPPAN,長野県飯綱町と防災情報共有の実証を実施

TOPPANと長野県飯綱町は,9月6日に同町で実施した防災訓練の中で,情報集約・発信サービスを活用した防災情報共有の実証を行った。LINEや住民アプリからの投稿や,IoT機器から送信されたデータを一元的に管理・発信できる同サービスを実証した結果,課題だったデータを紙へ印刷する手間やツールの複雑化を解消でき,災害対策本部の情報共有と意思決定スピードが従来から4割向上した。

TOPPAN,秋葉原のショップで「ミャクミャク」オリジナル商品を販売

TOPPANは,9月18~27日に東京・秋葉原のショップ「TOPPA!!! BASE AKIBA」で,大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」のオリジナルグッズ販売やフォトブースを設置した「EXPO2025オフィシャルポップアップストア エキュート秋葉原店」を開く。

インパム,シールブームの動向を発表

インパム(岡山)は9月9日,近年のシールブームの動向を発表した。令和のシールブームを背景に,同社は2026年7月までのグッズ用シール・ステッカーの受注額が,2024年比で約2.5倍となった。集める,交換する以外にも透明スマホケースに挟む,身近な持ち物をデコレーションするなど,楽しみ方が多様化している。製造現場では,集めたくなる,持っていたくなることを意識したシール制作が増え,ここ3年で「チェキ風デザイン」の依頼が増加。ホログラムやキラキラしたラミネート,立体感のある加工など,見た目や質感にこだわった相談も目立っている。依頼者からは「製造単価を抑えやすく,新しいグッズとして挑戦しやすい」「人気が大きくなる前のコンテンツでも,グッズ展開として企画しやすい」などの声が寄せられている。同社は今後,需要の多様化に対応し,特殊加工や小ロット生産への対応を強化していく。

大日本印刷,高校生ボランティア・アワードに特別協賛

大日本印刷は9月3日,社会貢献活動に取り組む高校生の発表・交流の「高校生ボランティア・アワード2026:君の志を応援します!」に特別協賛し,青森県立名久井農業高等学校の,不毛の大地を緑に変える挑戦に「DNP大日本印刷賞」を贈った。また8月4・5日に,新宿住友ビル三角広場で開かれた授賞式会場にブース出展し,同社の撮影システムで本アワード限定フレームで記念撮影を行い,写真をプレゼントしたほか,メッセージ付き写真を貼れるパネルを設置した。

大伸社コミュニケーションデザイン,ブランディング事例サイト公開

大伸社コミュニケーションデザインは9月7日,ブランディングやマーケティングのプロジェクトの事例を紹介するサイト「Brand Creation Design & Management」を公開したと発表した。同社が顧客と取り組んできたコーポレートブランドや製品・サービスブランドの見直し,マーケティング強化,オウンドメディアの運用,社内組織の強化など,企業や事業の変化にどのように関わり,具体的な施策へ展開されてきたのかを紹介している。
https://projects.daishinsha-cd.jp/

大同至高,ハンドクラッカーが受注100万本

大同至高は9月9日,振ると音が鳴る応援グッズの「ハンドクラッカー」が累計受注本数100万本を突破したと発表した。スポーツ観戦ほか,ライブやイベントなどのグッズに採用されており,配布時は平らな状態でかさばらず,左右2箇所の持ち手を押して立体にすることで,中の鳴子部分が動く空間が生まれ,振るとカタカタ音を鳴らすことができる。

■プロフェッショナルの世界

TOPPAN,RFID国際標準規格対応ソリューションを開発

TOPPANは9月4日,多様なデータを格納できるRFID国際標準規格「TDS2.0」の対応ソリューションを開発したと発表した。TDS2.0は,通常の商品コードに加え,シリアル番号・製造日・ロットナンバーなどのデータをタグ内に格納できるほか,世界中で重複しない識別コードで運用できる。これにより,マスターデータ参照のためのデータベースが不要になり,現場で必要な情報を直接読み取れ,異なる部門のシステムをまたぐ在庫管理も容易になる。

リコージャパン,社内サーバーのAIソリューションに自己改善型エージェントを搭載

リコージャパンは9月10日,社内サーバーで運用できるAIソリューション「RICOH オンプレLLMスターターキット」に自己改善型AIエージェント「Hermes Agent」を追加したモデルの提供を始めたと発表した。利用者との対話を通じて業務を自律的に実行し,非定型業務にも対応する。機密情報を外部に送信することなく利用でき,クラウドサービスのような従量課金が発生せずに業務に活用できる。

TOPPAN,東京大学と女性の健康リスク予測の共同研究開始

TOPPANと東京大学は9月9日,更年期以降の女性の健康リスクを,個人の状態に合わせて予測するAIモデルの共同研究を始めたと発表した。TOPPANのサービスを活用したデータ提供や解析技術,情報管理体制と,東大病院の医学的知見を融合させ,個人の状態に応じた予防や医療の技術基盤確立を目指す。

ビザスク,9月16日に新規事業立ち上げのオンラインセミナー

ビザスクは9月16日,「コニカミノルタに学ぶ 大企業で新規事業を立ち上げるリアルと本音」をテーマにオンラインセミナーを開く。コニカミノルタの技術者が,なぜ,どのように新規事業の壁と向き合い,乗り越えてきたのか。失敗や遠回りも含めて率直に語る。参加無料。
https://visasq.co.jp/seminar/vs202609160417

労働安全衛生総合研究所,9月29日に安全衛生技術講演会

労働安全衛生総合研究所は9月29日,オンラインで「安全衛生技術講演会」を開く。保護手袋の有効性や,線虫を使った有害性評価,粉体の静電気災害と除電対策,化学物質の爆発・火災の危険性について解説する。参加無料。
https://www.jniosh.johas.go.jp/announce/2026/kouen.html

電子出版制作・流通協議会,10月6日に出版社向け小ロット印刷のセミナー

電子出版制作・流通協議会は10月6日,東京・半蔵門のJCIIビルで,「デジタル印刷(DSR)データ制作の要点と実践ワークショップ」を開く。出版社向け小ロット印刷などのデジタルショートランの導入企業が,事例を用いたデータ制作のデモや,参加者の日常の悩み,質問に答える。定員50人。参加無料。

日本自費出版ネットワーク,10月9日に印刷会社が作る私設図書館のセミナー

日本自費出版ネットワークは10月9日,オンラインで自費出版アドバイザー講座「なぜ印刷会社が私設図書館を?まちの小さな図書館から生まれる本づくり」を開く。栄光プリント(金沢市)がシェア型の私設図書館・コミュニティスペースを運営する中で生まれた,本業との相乗効果や,本を介した地域コミュニティなどの実践実例を解説する。参加費は,会員2500円,ジャグラ・全印工連組合員3000円,一般3500円。
https://www.jsjapan.net/pdf/c260831.pdf

日本印刷産業連合会,10月14日にGP大賞表彰式

日本印刷産業連合会は10月14日,東京・神保町の出版クラブホールで,GP環境大賞,GPマーク普及大賞の表彰式と,「印刷と私」トークショーを開く。

日本包装技術協会,11月25日に循環型包装のオンラインセミナー

日本包装技術協会は11月25日,セミナー「循環型包装コース」を開く。国内外の関連規則,interpack 2026,東京パックの出展事例など具体的事例を挙げて今後の日本の循環型パッケージの進む方向を説明する。定員300人。参加費は,会員9900円,一般2万2000円。
https://www.jpi.or.jp/saiji/seminar/2026/1125.html

日本包装技術協会,12月4日に大阪で緩衝包装設計の講習

日本包装技術協会は12月4日,和泉市の大阪産業技術研究所和泉センターで「緩衝包装設計実践コース」の講習を開く。緩衝設計手法の解説や物理の基礎,緩衝設計計算の実例,評価試験に至るまでのプロセスを扱うほか,各種試験装置の見学,動的物性データ取得の実演,代表的な緩衝材での設計演習とサンプルを使った試験を行う。定員20人。参加費は,会員3万3000円,一般4万4000円。
https://www.jpi.or.jp/shibu/kansai/2026/1204.html

全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会,2027年1月22・23日に静岡で大会

全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会は2027年1月22・23日,静岡のグランドエクシブ浜名湖で新春大会を開く。

富士フイルムビジネスイノベーション,サステナビリティ評価レポートで最高ランク

富士フイルムビジネスイノベーションは9月9日,調査会社のIDC Japanが発行したサステナビリティに関する評価レポート「Japan Sustainability Programs and Services Hardcopy 2026 Vendor Assessment」で業界牽引企業を意味する最高ランクの「リーダー」に選出されたと発表した。同レポートは国内のハードコピーベンダーを対象に,サステナビリティ戦略や取り組みを評価している。

■印刷・デザイン・出版・イメージング関連イベント案内

10月16日まで,竹尾が東京・青山で居山浩二展

竹尾は10月16日まで,東京の竹尾青山見本帖で「居山浩二展 Wrinkles and Folds」を開いている。アートディレクターでグラフィックデザイナーの居山浩二氏が,曲げる,折ることで生まれる皺と折り目や陰影の境目など,形を成す以前の紙の可塑性を示す。
https://takeopaper.com/finder/exhibition/20260909/

9月20~23日,Book&Designが東京でハングルの縦組み展

9月20~23日,東京・浅草のBook&Designで「ハングルの縦組み」展が開かれる。ハングル創製以降から近現代までに現れた多彩な縦書き用の書体と,大量の情報媒体からは完全に消えた縦組ハングルを,現代のデザイン的観点からアプローチし,これからのハングル縦組デザインの可能性を実験する。主催は徐慧(ソーへー,文教大学)。入場無料。
https://book-design.jp/events/788/

9月29日,東京で映像写真機材の展示会

映像や写真の機材展「クリエイターズ エッジ」が9月29日,東京・京橋のTODA HALL & CONFERENCE TOKYOで開かれる。最新機材展示のほか各種スキルアップセミナーを行う。主催は玄光社。入場無料(要事前申込)。
https://www.creators-edge.com/

9月30日~10月2日,大阪で医薬品の総合展

医薬,化粧品の研究や関連製品の展示会「インターフェックスWeek大阪」が9月30日~10月2日,南港のインテックス大阪で開かれる。主催はRX Japan。入場料は事前登録で無料。
https://www.interphex.jp/osaka/ja-jp/lp/visit/ipw_2609.html

10月7~9日,京都でテクニカルコミュニケーションのシンポジウム

テクニカルコミュニケーター協会は10月7~9日,下京区の京都リサーチパークで,ドキュメント制作に関するイベント「TCシンポジウム」を開く。参加費は,会員1万7000円,非会員2万9700円,学生3300円。その中でTooは,制作や校正業務を支援する製品やサービスを紹介するほか,10月8日にセミナーを開き,オンライン校正ツールとPDF比較・検版ツールを解説する。
https://jtca.org/symposium/jtca-sympo-2026/tcsympo2026/

10月10日,日本出版学会が神戸でジュンク堂書店創業者の公開インタビュー

日本出版学会は10月10日,神戸の珈琲春秋Kobe三宮店で,「ジュンク堂書店創業者・工藤恭孝氏 公開インタビュー」を開く。ジュンクらしさ,はいつ,どこで,どのように生まれたのか。ジュンク堂書店の原点である神戸で創業者の工藤恭孝氏に,その歩みと書店づくりについて聞く。参加費2000円。
https://www.shuppan.jp/event/2026/09/07/3850/

11月1~22日,東京造形大学が渋谷の桑沢学園でスクリーン印刷作品展示会

東京造形大学は11月1~22日,渋谷の桑沢学園の教育施設BAU SHIBUYAで,全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会との共同プロジェクト「SILKSCREEN TRIAL 2026」の作品展示会を開く。作品は学生から応募されたアイデアから作品を選出し,連合会の組合員が制作。スクリーン印刷技術を用いた新しい表現の可能性を探る。問合せは,東京造形大学(電話042-637-8111),全日本スクリーン・デジタル印刷協同組合連合会(電話03-6265-4818)。

11月15日,本の学校が東京で出版シンポジウム

本の学校は11月15日,東京の品川区立総合区民会館で,出版シンポジウム「書店再興会議:これからも本を売り続けていくために」を開く。独立書店ネットワークを立ち上げた堀部篤史氏,NICリテールズの野上由人氏,パイ インターナショナルの三芳寛要氏が,それぞれの立場から出版の持続可能性を問い直す。参加費3000円,学生無料。
https://eventregist.com/e/honnogakko_20261115

2027年1月17日,東京で理工系書籍展示即売会

化学・科学・理科に関する書籍・同人誌・研究紹介の即売会「モルマーケット」が2027年1月17日,東京の大⽥区産業プラザPioで開かれる。入場無料(事前登録制)。
https://www.chemicaldaily.co.jp/molmarket

 

 

来週の週刊「印刷雑誌」はお休みいたします。
次回は,9月28日の発行になります。
何とぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

月刊『印刷雑誌』最新号のご案内

2026年10月号【 特集:紙器・軟包装の先端技術 】(9月18日発行)

EB硬化型接着剤のフィルム包装,パッケージの紙化,紙パッケージの再資源化,軟包装が求めるデジタル印刷技術,パッケージ展のレポート,世界のトレンドなどを解説します。

2026年10月号

 

週刊「印刷雑誌」

編集     古性基樹
編集・発行人 中村幹
発行所    株式会社印刷学会出版部

 

 

◆印刷学会出版部WEBショップ

販売中の全商品はこちらから購入いただけます。
http://japanprinter.thebase.in/

◆WEBマガジン『週刊 印刷雑誌』会員募集中!(登録無料)

ご希望の方には,発行の都度お知らせのメールをお送りいたします。
https://www.japanprinter.co.jp/inquiry/

 

『週刊 印刷雑誌』では,テキストでの「一口宣伝広告」も募集しております。(5,500円~/税込) お申し込みやお問い合わせは shukan@japanprinter.co.jp まで。

◆フェイスブックでも情報収集を!

印刷学会出版部のフェイスブックで,業界ニュースなどをタイムリーに発信しています。どうぞご利用ください。http://www.facebook.com/JapanPrinter

◆印刷学会出版部のX(ツイッター)アカウント

@PrinterJapan ぜひフォローお願いします!